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父、帰る (2003)

VOZVRASHCHENIYE/THE RETURN

監督
アンドレイ・ズビャギンツェフ
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3.97 / 評価:185件

良い父親

  • pag***** さん
  • 2019年3月28日 16時59分
  • 閲覧数 260
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

身近な人を思いやること,正当に自己主張すること,忍耐すること,家族であっても度の過ぎたわがままを言わないこと,勇敢かつ冷静に困難に立ち向かうこと,きまりや約束を守ること……父が息子に伝えるべきことばかり。不器用で乱暴だが,日本人の目からは十分良い父親に見える。ただ,12 年は放置しすぎだ。本人もそれはよくわかっていただろう。息子たちが真に父性を必要とする年頃になったとき,突然現れて,性急に父親の役割を果たそうとし,1 週間足らずで逝ってしまった。

父が帰ってきて家で寝ているショットは,アンドレア・マンテーニャの絵画作品 「死せるキリストへの嘆き」 をなぞっており,この人物が死すべき存在であることを暗示している。
https://www.wga.hu/html/m/mantegna/09/1deadchr.html (スラッシュが全角に変わってしまうので,半角に戻して閲覧されたい)

長男を演じた子役は,ヴェネチア映画祭の前に事故で溺死したらしい。それも衝撃。

同じ監督の 「ラブレス」 もすばらしい映画だった。将来,ズビャギンツェフは 21 世紀前半を代表する巨匠と呼ばれるだろう。

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物語
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