2004年8月28日公開

デビルズ・バックボーン

EL ESPINAZO DEL DIABLO/THE DEVIL'S BACKBONE

1062004年8月28日公開
デビルズ・バックボーン
3.5

/ 111

16%
33%
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12%
4%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(34件)


  • doughboy

    4.0

    良作!邦題のタイトルがいまいちですね。

    雰囲気、シナリオ。とても素晴らしい。 因果応報というべきか。綺麗にまとまってる。

  • arl********

    3.0

    巨匠ギレルモ・デル・トロ

    今や巨匠の域にあるデル・トロ監督の若いころの作品。 監督らしいつくりはとてもいいのですが、ストーリーがちょっと気に入りませんでした。幽霊や主人公を含む子供たちの行動にいまいち納得がいきません。 オープン・ユア・アイズのエドゥアルド・ノリエガ(ハチント役)、ルックスはかっこよかったですが超悪かったですねぇ.... 3.4点、丸めて☆3つって感じ。

  • yos********

    3.0

    タイトルと映画の内容が合ってない

    決してつまらない映画では、無い。ただしホラーを期待すると まったく違う。どちらかと言うとスペイン内戦時の孤児院を舞台にしたドラマ。 スペインの乾いた大地の美しい映像や 役者の素晴らしい演技は、とても良い。

  • dkf********

    3.0

    埋もれさせるには惜しい作品

    タイトルからの連想で一般的にはホラーとしてジャンル分けされているが、実際は子供が主役の「オカルティック・ファンタジー」ととらえるべきだろう。 演出も実に印象的。スペイン内戦時の孤児院という設定が良いし、およそホラーとは無縁な陽光降り注ぐスペインの青い空の下、終始ゆっくりとしたペースで静かに進むドラマと濃淡のはっきりした映像が物悲しさをいっそう際立たせている。どこか文学的な雰囲気さえ漂わせるこの独特なトーンからしても、一介のホラーとは違う印象を受けるはずで、ギジェルモ・デル・トロの意外な?力量を感じさせる佳作に仕上がっている。 本作までたどり着く人は少数だろうが、埋もれさせておくには惜しい作品。ホラー映画ファンより、ヨーロッパの映画の雰囲気が好きな人にこそ観て評価してほしい。

  • ron********

    4.0

    愛と戦いのドラマ

    幽霊メインのホラー映画かと思いきや、実は人間ドラマ主体の、哀しい愛と戦いのストーリーでした。 孤児院を舞台に、複雑に絡み合った大人たちの関係と、孤児として暮らす子供達の逞しさ。 そこに一人の少年の幽霊が絡んできます。 凄く残酷な展開が続くのですが、ラストには子供達の強さ、清々しさを感じさせる重厚なドラマとなっています。 ギレルモ・デル・トロ監督は毎度のことですが、衣装や小道具、セットなどの美術面が本当に素晴らしい。 荒野の空気感をそのまま焼き付けたかのような埃っぽいビジュアルは、それだけで映画の世界に引き込まれます。 幽霊の特殊メイクも素晴らしいクオリティです。 監督がこの後に撮った「パンズラビリンス」も素晴らしい出来でしたが、あちらが好きなら、かなり似た空気感があるこの作品もきっと気にいると思います。 心に残るドラマが見たいならオススメです。

  • yok********

    4.0

    子供の精神は大人より強いと感じる映画。

    幽霊より、スペイン内戦下にある人間が怖い。映像はスペインの美しい抜け感満載の空の下で、閉塞された孤児院の庭にある大きな不発弾が、この映画の全てを物語っているようで印象的。子供の精神は大人より強いと感じる映画。

  • 一人旅

    4.0

    悪魔の背骨

    ギレルモ・デル・トロ監督によるスペイン製ホラー。やはりスペインホラーは怖い。スペイン内戦という凄惨な事件を背景にしているのも生々しくて嫌~な感じ。異常な残虐性を持つ生身の人間が登場するけど、この人間が霊以上に恐ろしい。

  • oce********

    4.0

    霊が呼んでくる

    ギレルモ・デル・トロはデビュー時からホラーとドラマの融合が上手くできている。 今のところ「パンズ・ラビリンス」が一番思い描いているものの完成形だろうが、その原点こそこの作品。 内戦続きのスペインのある孤児院。 新たに入居したカルロスは奇妙な物音だったり、同居している少年のいじめに悩む。 そして遂に奇妙な物音を発する霊の存在に気付く。 ホラー風味もあるのだが、現実にはそれ以上に醜い人間の欲が垣間見えるという主張もしっかり生きている。 復讐が完遂するラストには、虚無感も見えるあたり、優れたドラマを見せるデル・トロの演出はお見事。

  • クラウディア

    4.0

    ホラーの姿を借りたドラマティックな物語

    予告と邦題の悪さにしばらく見ませんでしたが、 ギレルモ・デル・トロ監督ファンなら見るべき作品でした。 この映画のキャッチコピーとか考えてる配給会社は 作品を見てるんでしょうか。ずいぶん違う客層を呼んで 勝手にがっかりされてますよ。 広告、的外れすぎです。 「永遠のこどもたち」「パンズ・ラビリンス」などの原型。 哀しい祝福というラストも健在。 ハッピーエンドなのか、それとも悲劇なのかわからない 独特の味がたまりません。 陰惨なテーマで、残酷な絵を描いているのに後味は悪くない。 テーマは「幽霊とはなんぞや?」 それは、思いである。 メッセージを伝えるが、具体的には無力である。 物語の筋はメロドラマ。人間ドラマです。 ホラーという形を借りて、自由にそれを 描き出すのが特徴の監督だと思っています。 1920年代という独特の空気が生かされていますが、 象徴的だった庭の不発弾は、もっと重要な 役回りをするのかと思っていたら、モニュメントなのですね。 映像が美しい。メイキングをみると 何枚ものレイヤーを重ねて!重ねて!あの水の質感、常に 血を流し続ける少年のビジュアルが生まれた過程の一端がわかります。 ハチント役のエドゥアルド・ノリエガは 悪役らしい悪役であるにもかかわらず、非常にユニーク。 もっと彼の内面や葛藤や過去に描写を割いたら より物語が深くなったのに、感情移入はできなかった。 この役のためにずいぶん身体を鍛え上げて 「腐った心と対比的に完璧な容姿」を目指したそうです。 カルメン役のマリサ・パレデスには、監督の言うとおり 常に瞳に感情がある。美貌と情熱。 個人的には最も好きなキャラクターでした。 カザレス(フェデリコ・ルッピ)は不能者。 現実においても、ついにすべてにおいて半端で終わってしまう 「心残り」の象徴のようなキャラです。 そして、子供たちはどの子も素晴らしく上手い! 本当に上手い!そしてかわいそうだ! 子供と、子供を引きずる元子供を描かせたら天下一品。 邦題だけでなく予告も、日本のはひどいですので (予告の良さは、スペイン>アメリカ>>>>>>>>>>日本) 意外に一部にしか見られていない作品かもしれませんが、 監督のダークで切ないイメージを愛する人には ぜひ見てもらいたい作品です。

  • kas********

    4.0

    ネタバレ醜さと美しさ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • pum********

    4.0

    しんどい泣きホラー

    いまやコアなファンを持つ鬼才になった感がある、 ギレルモ・デル・トロ監督のスパニッシュホラー。 ブレイド2を観た時は、 まさかこんな監督になろうとは思いもしなかったけれど、 本作やパンズ・ラビリンス、そしてミミックやプロデュースした永遠の子供たちやらを観ると、 もともと、ブレイドのようなアクション主体の映画は向かないんだろうと。 この人もやっぱり、ライターやってることも関係あるのか、 ストーリーテラーなんやろうと思う。 パンズ・ラビリンスを観るまでは、 ただのB級映画監督かと思っていたのだけれど、 パンズを観て、その後からミミック、 そして永遠汚子供たち、本作を観ると、元からB級映画監督なんかじゃ無かった。 それに、ホラー上がりの監督として、 ピーター・ジャクソンとだぶったりもしたけど、 ギレルモ監督は、ストレートなホラーは結局一本も撮って無い気がする。 本作にしろ、ミミックにしろ、 我々が想像するB級ホラーとは違う。 つか、ホラーじゃない気がする。 パンズと永遠の子供たちが多分完成形なんだろうけど、 死とその先を扱った、ヒューマンドラマなんだろうと思う。 あえてホラーのジャンルに当てはめると、 泣きホラーという新ジャンルになるのかなぁ。 でも、"泣く"って一言では表せない、 妙なダークさがある。 ジャパニーズホラーも、泣き要素はあるんだけど、 基本的に恐怖の追及がまず先にあるから、 泣くバックボーンがあっても、最終的には恐怖でひっくり返す。 ギレルモ監督の場合は、恐怖を描いているというよりは、 死を真正面から捉えて、死という観点から人生を描いているように思える。 だから、霊が出てきたり、超自然的な要素が入り、 結果的にホラーになってる気がする。 そして、一貫して哀しいハッピーエンドで幕を閉じる。 それがギレルモ流の様式美になりつつある。 本作はその原点にあるような映画で、 一歩前のミミック雰囲気を残しつつ、 ヒューマンドラマに舵を切ったホラーを創り上げた。 本作があって、多分パンズが生まれ、 永遠の子供たちが生まれた気がする。 ただ、正直な話、ギレルモ映画ってのは、あんま好きじゃなかったりします。 観たら面白い。それは、面白い。 ただ、重いし、疲れるんですよね。 作風は違うけど、クリント・イーストウッドも私的にはそうで、 映画が公開されれば観るし、観終わった後、 「良い映画だった」となるけれど、 でもしんどいと、それは心地よいしんどさじゃなく、本当にしんどい。 本作も、もう関係がドロッドロやし、 展開は切ないし、一言の意味が重いし、感動するし。 しんどい。 たぶん、このしんどさは、 真正面に死を描いて、生を描いてるからだと思う。 だからしんどくて当たり前なんだろうと。 正直、この監督独特の間や、マッタリとした展開は、 気を抜くと飽きてしまうから、必死についていくんですけど、 終盤の物語の帰結の仕方は流石です。 ジワジワと感情を掴まれる。 ドアの鍵を開けるシーンとかね。 その前の一言があるから、感動する。 そして最後の背中。 アートやね。 これは、ギレルモ監督が創り上げた、 1つのホラーの形かもしれない。 良い。けど、ほんとしんどい映画やなぁ。

  • sas********

    4.0

    孤独な魂のやむを得ぬ悲劇・・・・

    恐らく小説にしたら、何百枚もの大長編になるほど、堂々たるゴーストホラーである。内戦下の孤児院という閉鎖された場所で渦巻く、人間のあらゆる感情。 彼らに共通する感情は、孤独。親に捨てられた子供たち。 教師たちも、それぞれ事情と孤独を抱えている。 その孤児院の庭には、巨大な不発弾。 心臓の音がする不発弾。 そして夜な夜な現れるゴースト。 ホラーというのは、ゴーストキャラの殺戮模様を描いたものではない。それは、スプラッタであり、ホラーではない。 ホラーは、恐怖のフィルターを通して、人間の感情を表現するものだ。ゴーストキャラは、その行き着く先にあるもので、殺戮は彼らの、やむをえない感情の結果でなければならない。 本編の最初と最後に、ゴーストとはなにかという問いかけがある。 ゴーストとは、人間の孤独の感情の行き着く先、そこには復讐と憤怒があり、そこから殺戮が生まれるのだ。 スプラッタとホラーの違いは、殺戮の訳に、このやむをえない感情があるか、ないかによると思う。 孤独の魂のやむを得ない悲劇・・この映画を製作したアルモドバルにも共通するテーマでもある。 「人を殺せるかい・・僕は殺せるよ」 少年が言う。 確かに、この映画に出てくるゴーストは、ほとんど殺戮しない。 しかしそこに住む人間の孤独の心を、殺戮に向けていく狂気の案内人になっている。それこそが、この映画の本当のホラー(恐怖)。 究極の絶叫と驚愕の戦慄。 この映画の宣伝文句である。 この映画を見て、この映画を本気で紹介しようとしている人間の書くコピーじゃない。前に書いた吹き替えの管理の問題といい、もう配給会社、宣伝の人間などに、映画を任せておけない。 観るこちら側は、自分なりのアンテナを持って情報を取り、選択していかなくてはならないだろう。そしてできるだけ何でも見よう。 「バンスラビリンス」が楽しみになってきた。

  • kkk********

    4.0

    『あくまのせぼね』

    まず邦題、自分だったらこう付けたい。 ちなみに原題は"el espinazo del diablo"。 英タイトルは"the devil's backbone"。 意味はどれも同じ。 なんでもカタカナにすりゃイイという物ではない。 2001年の製作。 『ミミック』を撮り終えたギレルモ・デル・トロが、 スペインのペドロ・アルモドバルに招かれて 撮りあげた作品。 舞台は30年代、内戦下のスペイン。 お約束の「孤児院」。 両親を失い、やって来たカルロスは コミックの大好きな男の子。 ひとつだけ空いていた、「12番」のベッド。 そこには昔、サンティという子がいたのだと言う。 ある嵐の夜。 雲の向こうから不発弾が降って来たその時。 サンティは、忽然と姿を消してしまったのだ。 「カルロス、僕が見える?」 目を開ければ、そこには。 頭から血の煙を噴きあげ、 髑髏のように透き通った姿のサンティが。 「この場所にはある秘密が隠されてるんだ。  僕と一緒に来て欲しい。  今に、たいへんなことが起こるだろうから・・」 ―ヨーロッパ最恐の”怨霊”ホラー― やっつけなカタカナのタイトルと えーかげんに的外れなコピーから ゾクゾクのオカルトホラーを期待してしまうと モロにハズす。 (配給担当のヒト、ちゃんと中身観たんだろか?) そもそもこの映画、ハッキリ言って ビタ一文怖くない。 デル・トロ印ということでモゾモゾギチギチの 虫とかが出てくるのかというと、それも無い。 この人特有の、 古ぼけた骨董屋さんに迷い込んだような美術や 小道具の尋常じゃないツクリコミの執念は、 この作品においてはむしろ希薄。 それでも。 これがどうしようもなくデル・トロらしさに溢れた、 紛れもないデル・トロの映画だったりする。 戦争に翻弄される、無力な人々。 過酷な現実とファンタジアの間を行き来する 子供達の危うい精神世界。 今でこそ「幽霊のように」現実世界に囚われる 大人達もかつては「子供達」であり、 理想の世界を夢見る存在であったこと。 その諦念と、悔恨の痛み。 もともと世界観の造形には抜群のセンスを 見せる人ではあったけど。 憂鬱で儚い内面を伴ったその空気は 本作において確立されたもの。 そしてそれは、後の『パンズ・ラビリンス』や 製作として携わった『永遠のこどもたち』にも 連なって行く。 「悪魔の背骨」 それは、死んでしまった嬰児の背中に むき出しの醜い背骨を「あしらい」、 ラム酒の瓶に詰め込んだもの。 過酷な現実の中。 「生まれて来てはならなかったもの」と 都合のいい理屈で己の弱さを隠そうとした、 絶望と欺瞞の産物。 「幽霊」も同じ。 過去の悲劇をこの世に映し出すホログラム。 なにも為さず。なにも語らず。 いつか、その場所で、誰かが悲運の死を遂げた。 その事実を無闇に怖れ、 「忌まわしきもの」と覆い隠してはいけない。 それがどれほど醜く、厳しいものであろうと。 事実を認め、乗り越えなくては 僕らの自由は得られない。 少年は気づく。 「もう、オバケなんか怖くないよ。」 同様のテーマながら、 どうしても鬱屈としてしまう『パンズ・ラビリンス』に くらべ、こちらの後味は清々しく心地良い。 宮崎アニメの熱烈な信奉者としても 知られるデル・トロ監督。 『パンズ~』が彼にとっての『千と千尋の神隠し』なら、 さしずめ本作は『ラピュタ』だろう。 傷だらけの体を引きずりながら 孤児院を巣立っていく「おとこのこ」の後姿に エールを送りたくなる。 エンドロールで「きみをのせて」なんか流れたら、 マジ号泣だぞ。

  • pur********

    3.0

    幽霊か・・

    幽霊は100%いないと考えるようになって20年がたったので幽霊話はどうも・・・。 お化けに怖さはない。怖い演出もなかった。でも子どもにとってはその存在自体が怖いわけで。実際にいたら大人だって怖いけど。社会状況に抑圧され、人間関係で抑圧され、我慢を強いられている状態。子どもは大人という存在にも抑圧されている存在なのかもしれない。だって、子どもは子どもだけで生きていけないので、大人に依存するしかない。大人は守らなければならない立場なんだろうけど、その依存関係を自分勝手に使うこともできる。子どもは大人のつくった社会に身をゆだねるしかない存在なんでしょうね。だからこそ大事にしなきゃいけないんだけど。

  • mun********

    4.0

    カルロス「僕は怖くないよ」

    「パンズ・ラビリンス」「永遠のこどもたち」で有名なギレルモ・デル・トロ監督の作品。 まず、邦題のセンスのなさに憤りを感じた。 あのタイトルだと多くの人が「オカルトホラー」を想像して見てしまうからだ。 正直いってホラー要素は皆無に近いので、それに期待して見ると残念に思うかもしれません。 むしろこの映画は戦争、大人達の醜い心、孤児、少年達の淡い青春を描いた「人間ドラマ」であり、 幽霊はその人達を見守る傍観者的な役割で描かれています。 作品内にもあるように、 「幽霊は何だろう?」と視聴者に問いかけていますが、作品を見る限り 「現世に思い残すのがある場合に姿を現す」 と解釈するのが良いのかな、と思いました。 事実、幽霊はカルロスに助けてほしいと思って姿を現し、 最後の場面では、先生が少年たちを見送るために姿を現した。 これは多分、監督自身の「幽霊に対する考えた、思い」が映画に反映されているかもしれません。 一つ個人的に思ったのは、主人公カルロスを初めとする孤児達の"バックボーン"が浅かった事。 その描写がもう少しあると、より子供達に感情移入できたような気がします。

  • jun********

    5.0

    独特な世界観を持った人間ドラマ

    スペイン内戦時、孤児になった子供達。 庭に大きな爆弾のささったままの、その孤児院には幽霊が出る。 ホラーというより、必死で戦おうとしていく子供達と、愛憎渦巻く周りの大人達の人間ドラマという感じ。 痛くて、切なくて、しかし最後に… 独特の世界観を持った作品。

  • a1p********

    5.0

    ネタバレ勝負の3本目。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • gettoughbetough

    5.0

    叙情的な正統派ゴシックホラー

    これは、なかなか当たりの正統派なゴシックホラー。 スペイン内戦中の1930年代の孤児院が舞台。 そこに新たに入所した少年が体験する恐怖体験・・。 世界観や映像美は、ギレルモ・デル・トロ監督ならでは。 壮大な孤児院の描写、その中庭に半分埋まった不発弾、 義足を付けた院長、そして、少年の幽霊の特異な容貌・・。 これらは、単体では不気味な存在が、作品全体として見ると見事に調和して、 美しささえ感じる・・これぞ、この監督の真骨頂。 また、主人公の少年が次第に孤児院の仲間達に溶け込むさまや、 一人の仲間が年上の女性に淡い恋心を寄せる様子など、細かい 心理描写もとても丁寧に描いている。 正直、怖さを感じさせる映画として観ると期待はずれかもしれないが、 メキシコ人であるこの監督の初のスペイン映画として、力が入った この世界観を堪能するにはうってつけの良作。

  • pog********

    3.0

    変わった作品

    タイトルからするとオカルトやホラーを想像してしまいますが、孤児院を舞台にしたドラマです。孤児の置かれた状況など結構重いものがあります。ちょっと気になる作品です。

  • くま既知

    4.0

    雰囲気をもった作品。

    デル・トロ監督の作品はこれだけ見てなかったので借りてきて見た。完成度がずば抜けて高いわけでもないしどちらかといえば雑な点も見られるのだがそれでも面白さは損なわれない。子役が皆とてもうまく感情移入しやすい。 なんか漂う雰囲気が私個人としてはとても好き。小道具の使い方のうまさはこの辺から頭角を現している。非英語圏のはこの監督ははずれがない。まあこの監督ですごくつまらなかったものはないんですけどね。 残酷少年史なので結構きつい作品ではある。でもお勧め。

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