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炎のジプシー・ブラス 地図にない村から

ami********

4.0

見っけ!私の観たかったジプシーキャラバン

キターーーーーーーーーーーーー! これですよ、このハチャメチャで、とてつもなく陽気で、ちょっ早の音楽。 まさに、音を楽しむ、かんじ。 聞くシチュエーションは選ぶと思いますが、とにかく"ライブ"で楽しい!! 演奏しているのは、ルーマニアの田舎の小さな村のオヤジバンド、 ”ファンファーラ・チョクルリーア” 意味は”ヒバリのファンファーレ”って、、、とても小鳥には見えないケド、、オヤジたちってば;; どう見ても置物のタヌキ、、、、いや、どうしても鳥っていうなら、太ったニワトリか?(笑 揃いも揃って皆、ビヤ樽体型、頭頂部もピカっと☆ なんて、、、、彼らが光っているのは、髪の毛のせいだけではないのです(笑 演奏技術とか、歌がうまいとか、そんなものをひとつ飛び越えた、カッコ良さ。 とにかくエネルギッシュで、逆境だとか差別だとか、そんなもの関係なく、人生を謳歌してる! 本作は、そんな彼らが世界的に有名になっていく過程に、 PVのようにフィクションもちょっとだけ交えたドキュメンタリー、です。 映画としては、彼らのツアー&演奏と、故郷での様子がほぼ交互に描かれます。 ほとんどセリフらしいものもなく、 オヤジたちがくっちゃべってるだけ、、、、なのが不思議と魅力的。 物語というより、映像と音楽で語られ、お話は自分で作って観ていくかんじでしょうか。 彼らは、演奏さえできれば幸せ、、、、なんて甘いことは言わない。 「金は払えるのか?」って、スタンスがなんだかイイ。 「ジプシー・キャラバン」でも出てきましたが。 彼らにとって音楽は、喜びであると同時に、生活の糧であり、生きることそのもの、なのです。 そんな彼らに加えて、この作品のキーパーソンである、彼らに魅せられるドイツ青年ふたり。 ふたりは宣伝からツアーバスの運転までこなすプローモーターとなり、 揃ってジプシー女性と恋に落ちたらしいですが、そのあたりもあまり語られることなく。 彼らのこのバンドに対する並々ならぬ情熱は、あからさまではなく、非常にさらりと描かれていて爽やかです。 ふと気がつけば、、、自然な夫婦2組とみなに祝福され洗礼を受ける赤ちゃん、がそこにいて。 2度目のツアーの後には、初めてのジプシーのための教会が村に建設されます。 情熱大陸のように波乱万丈な人生を語る「ジプシー・キャラバン」とは対照的で、 「迫害を受けるジプシー」「ロマとは?」といったメッセージ性は一切ありません。 本作はそういった社会的な語りを排除して、 音楽自体と彼らのルーツである故郷の風景だけで、ヘタな説明以上に彼らを感じさせてくれました。 そして、彼らのツアーが最後に東京!に辿りつくのもおおっ興奮~~~しかも、すぐそこ!渋谷です!! 小さめの箱で、我らが日本人も、みんな、ほんと心底、楽しそうに踊ってる♪大盛り上がり♪♪ 「地図に載っていないような小さな村でも、ここぞ!と思ったら飛び降りよう」 この物語自体に当てはめてみても、自分の人生に当てはめてみても。 さらりと挿入された言葉が、彼らの魂そのもの、の音楽と一緒に。私の心の深い所に響きました。 おまけ、、、、、DVD特典も非常に良いです。 映画で語られなかった彼らのこれまでの歴史。プライベート映像。 たっぷり1時間近くライブ映像も収録されています。 「ジプシー・キャラバン」での、音楽チラ聞きの不満はすっかり解消~ しかも、今年秋に彼らが再来日するそうです!!わーい♪ 東京方面で彼らのファンになったかた!会場で一緒に踊りまくりましょう~~? 土曜の朝からエネルギー充電。 今週末は非常にテンション高くスタートしちゃったな;

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