エル・オレンス
5.0点
1作目の続編ですが、1作目より昔―ラウとヤンがそれぞれの敵陣に潜入し始めた時代を描いているのが面白いです。 脚本が実によく練られた重厚なクライムサスペンスで、凄く面白かったです。『ゴッド・ファーザー』の彷彿させる設定&演出が随所にあるのも良いです。(複数のボスを同時襲撃するクロスカッティング演出とかいかにもw) 登場人物も、暴力と知性を併せ持ち、ラウ&ヤン双方の敵の立ち位置であるハウのキャラクターが特に魅力的で、役者もこれ以上にないハマリぶりで最高でした。また、ウォン警部や、のちにマフィアのボスになるサムの関係性も新鮮で、1作目のドラマ展開を思うと切なくもあります。1作目で冷徹なイメージが強かったサムも、血が通った人間なんだなあと、彼に対する印象がだいぶ変わりました。ほんと良い味出してました。 本作観終わった後、絶対に1作目を観返したくなること間違いなし!5倍は楽しめます!
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