霧の中のハリネズミ

YOZHIK V TUMANE/HEDGEHOG IN THE FOG/YOZIK IN THE FOG

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霧の中のハリネズミ
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(14件)


  • エル・オレンス

    4.0

    ソ連時代のアニメーションはクオリティ高い

    この映画でユーリー・ノルシュテインという方を初めて知ったのですが、ロシア(ソ連)国内に留まらず、世界中で有名な映像作家なんですか・・!(あの宮崎駿も凄く敬愛しているようで) 10分強と超短いですが、物語よりも映像表現がメインの映画と言えるでしょう。幻想的で深遠で美しい切り絵アニメーションに仕上がっており、高い芸術性と気品が感じられます。映像の主役ともいえる霧の表現も素晴らしく、果たしてどれほどの時間を費やして生み出したのだろうか・・ にしても、本作といい、『雪の女王』(1957)といい、ソ連時代のアニメ―ションは芸術的でクオリティ高い作品が多いですね。

  • とし

    3.0

    はじめてみるもの、ふれるもの、それは素敵

    2020年5月6日 映画 #霧の中のハリネズミ (1975年)鑑賞 ロシアを代表する世界的アニメーション作家ユーリー・ノルシュテイン監督の作品。セルロイドに緻密に描き込まれた切り絵をベースにした短編アニメ。 川に流されて小さな冒険をするハリネズミのお話です。

  • 柚子

    5.0

    可愛い(*^_^*)

    霧の中に、蠢くもの 誰だって、怖い ハリネズミのヨージックが、無事にコグマくんの元まで、木イチゴを届けられるかな? ほのぼのと、そして、水墨画のような美しいアニメーション 優しい気持ちになれるね

  • eto********

    5.0

    美しい・・・。

    綺麗でうっとりしました。ロシアにもこんな感性の持ち主がいたなんて。

  • aka********

    5.0

    幽玄な動く水墨画

    ノルシュテイン監督作品の5作目になるが、細かさやこだわりへの追求はここまで来るのか!と感嘆符しかつかない。 児童文学作家のセルゲイ・コズロフの絵本の中から、日本の芸術を想い起こさせる作品として本編を選び、さらにノルシュテインが脚本を書いて話を膨らませたらしい。 まさにノルシュテイン自らが述べるように霧の中で話が展開されることでまるで水墨画を眺めているように心地よい黒白の世界が展開する。 白黒以外で目立つ色は本編途中にワンシーンだけ登場する犬の淡い黄色の両耳と赤い舌、終盤に登場するクマの茶色ぐらいである。 圧巻はカタツムリが徐々に霧の中に消えていくシーンである。まるで日本画で多用されるぼかしの技法を動画で表現するとこうなるとお手本を示されたかのようだった。 とにかく全体的に霧の中からの対象の出し入れそのぼかし加減が全編にわたって抜群なのだ! 今1つの圧巻は巨大な樹を主人公であるハリネズミのヨージックが見上げるシーンだ。 その巨大さを表すために見上げた際に手前となる下方の幹の動きをゆっくりと上方の幹の動きをいくらか速く動かしているのだ。 ちょうど我々が車窓から景色を眺める時、手前のビル群より、後ろのビル群が速く視界から過ぎ去ってしまうのと同じように。 物語の終盤で登場するクマが話す際は口の動きだけでなく口の周りまで動かしている。これによってなんとクマの表情豊かなことか! 灯火にたかる虫によって光が絶えず変化するさまも湛然に描く。 ただ単純に光を照らせば簡単なところを、あえて困難な表現な選ぶところにノルシュテインや美術監督の奥さんフランチェスカ、そして撮影監督アレクサンドル・ジュコーフスキーが抱く自分たちの技術への自負を感じた。 そもそも主役に細かい針の描写を必要とするハリネズミが選ぶばれていること自体がすでに困難な道を選択していると言える。 欲を言えば水の表現も実写との合成ではなく絵で表現して欲しかった。しかしすでに他の動きだけでどれだけの時間をかけて究極の域に高めているか測り知れないので、これは無理な注文だろう。 ノルシュテインなら水の動きをどう表現するのか、それが他の動きと組合わさることでどのように既存のシーンが変化していくのか、想像するだけでもワクワクしてしまう。 また何度か登場するの白馬は空想主である黒色の多いハリネズミと素晴らしい対比になっている。 前作同様ミハイル・メェローヴィチが音楽を担当しているが、こちらもノルシュテインが彼と2ヶ月かけて曲を一緒に創り上げる徹底ぶりである。 2K修復された画像の鮮明さは息をのむほどに美しい。 ノルシュテインの作品を観ていると作品創りにおいて時間と手間をかけることの重要さを改めて思い知らされる。 神が細部に宿ることで作品自体が哲学すら湛え幽玄の境地に達している。 お見事!

  • npp********

    4.0

    霧の中には何がいる?

    クマさんに会うまでの道のりで霧へと迷い込んでしまうハリネズミのヨージック。 何が起きるか分からない霧の中での不安、孤独・・・ 見ているこっちもヨージックになり、不思議な体験をする。 映像の美しさは言うまでもない。 すごい作品だ・・・・・

  • qza********

    5.0

    ネタバレ共に霧の中へ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • d_h********

    5.0

    ネタバレ霧と星空が見せる出会いと別れ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • umi********

    4.0

    数年前

    ラピュタ阿佐ヶ谷にて鑑賞。久々目にとまったので思い出して懐かしくてレビューを。 ロシアのアニメってほんとに素晴らしいです。雰囲気と空気感。素朴なのに斬新で古いのに新しい。 三本立てくらいで見たけど全部よかった。是非またどこかでこんな企画にお目にかかりたい。はりねずみ、めちゃくちゃかわいいですよ。

  • teb********

    5.0

    美しい。かわいく、霧の中を生きる

    ユーリ・ノイシュタインをはじめて見たのは、ジブリ美術館ができたときだ。 オープンニングポスターで、あの屋上展示のラピュタのロボットの前に座っていた 白いサンタさんみたいでサンタじゃないいかしたおじいさん。 そしてはじめて作品を見たのだ。最初はやはり絵だった。 あの存在感のある絵。奥様が描いているのだが、その上質さと質感のぬくもりにビビビ。 まるで賭けのようにDVDを注文した。 これがすごかった。霧の中もいいけど、あらゆるものが詩うアニメだった。 絵アニメ…というべきな、2次元のアニメ。 そのあと劇場でも見た。 メインの霧の中のハリネズミは、霧の中に迷い込み、 事実と違うのに自分の暴走する妄想のために恐怖を味わう話だ。 そして美しい馬。気の置けないともだち。憧れと不安、見知らぬ助け… まるで人生を語る数十分。 まずは素直にかわいさにやられちゃいましょう。 そしてお話を哲学してみましょう。

  • yos********

    5.0

    叙情詩のようなアニメの世界がここに

    なかなかお目に掛かる機会がないので、旧ソ連アニメに関しては知らない人の方が多いと思います。日本やアメリカのアニメとは、製作手法も何から何まで違う、まったくの別物です。藤城清治さんの影絵の世界に似ているところもある、といえば、少しはどんな感じなのか伝わるかもしれません。 私にとっては、この作家のアニメこそがアニメです。ファンタジーアニメです。 ぜひ一人でも多くの人に知って、観ていただきたいと心から願っています。

  • fan********

    5.0

    迷子になろう、旅をしよう。

    大好きな作品について語るのは難しい。 とくに何度も見返している作品について語るのは。 でもとりあえずやってみよう。 一人でも多く、この作品に触れて欲しいから。 ある夕暮れ。 友人のコグマくんの元へ、お土産を片手に出かけたハリネズミくん。 途中、霧の中に浮かびあがる白い馬を見つけ、 魅せられるようにそのまま乳色の霧の中へと入ってゆく。 未知の世界に足を踏み入れたときの 手探りの不安と緊張と、それを上回るあこがれと期待。 まるで意志を持った不定形の生き物のようにハリネズミくんを翻弄する白い霧。 そのなかで五感が研ぎ澄まし、全身で世界を見ているハリネズミくん。 次々と出逢う、不思議な生き物たち。 十分間の濃密な旅が始まるのだ。 ロシアが誇るアニメーション作家の巨匠、 ユーリ・ノルシュテイン監督。 この作品は「世界と日本のアニメーションベスト150」 (2003年発行、ふゅーじょんぷろだくと)という本の中で、堂々一位になった作品。 (ちなみに二位もこれまたノルシュテイン監督の「話の話」だから凄い。) 切り絵によって紡ぎ出される繊細なアニメーションはまさに芸術品。 透明なシートに絵を描き、シートを何層にも重ねて 奥行きのある空間を表現している。 その広がりの中を主人公であるヨージック=ハリネズミくんが 切り貼りされた手足をそれはそれは一生懸命に動かして歩いていく。 これが胸が苦しくなるほど美しい光景なのだ。 音楽は驚くほど効果的だし、流れてゆく映像は何処を切り取っても美しい。 この作品は叙情詩そのものだ。 是非、一生に一度は見て欲しい作品だ。 彼が来日した際、講演会に出向く機会があった。 そのとき彼が言っていたキーワードに「旅」という言葉があった。 ハリネズミくんの10分足らずの冒険を、「旅」と表現した。 最後の場面。 踊り蛾がランプのまわりを飛び交っている。 どうやらハリネズミくんは無事、コグマくんの元へ辿り着いたようだ。 暖かな黄色に照らされたヨージックの表情は、 子グマくんの知っている以前のハリネズミくんとは少し変わってしまっている。 霧の中をくぐりぬけたという小さな体験が、 ハリネズミくんを少しだけ大人びた表情に変えてしまいまったのだ。 その変化はわずかなので、勿論コグマくんは気づかない。 でも私たちには分かる。 私たちとハリネズミくんとは、 あの青白く深い霧の中をくぐり抜けた、旅の同志なのだから。

  • sun********

    5.0

    動きがかわゆい

    本当にハリネズミがかわいいです。 手足とか歩き方とか慌て方とか。 音もドラマチックで。 幻想的。ちょっと陰鬱? 子供が観たら少し怖いかな? でも、ドキドキしたり焦ったり面白いと思います。

  • チチャ

    5.0

    チェブラーシカを観て

    ファンになって、霧の中のハリネズミを観たのですがロシアアニメってイイですね。ほんわかしてて。 ロシア人って無骨そうに見えるのに、なんて可愛いキャラクターなんだろってチェブラーシカを観た時も思いました。

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