あらすじ・解説
著名な大作家(ジャン=ピエール・バクリ)を父に持つ、太めのロリータ(マリルー・ベリ)はコンプレックスの固まりだ。得意の歌で父の気を引こうとするが、自己中心的な彼は自分の娘になど目もくれない。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(12件)
- nam********
2.0点
リアルといえばリアルなのかもしれないが、 どの登場人物もくだらないことでピリピリ。 ちょっとした脇役もケンカ腰。文化の違いなのかな? 誰もが自分のことばかり、自分の気持ちばかり、 英語のタイトル「私を見て!」てそういうことなのかな。 心に余裕がある人なら楽しめるかも。 吹き替えで鑑賞したが、声のトーンに疲れました。 字幕で観た方がまだよかったと思いました。
- fg9********
2.0点
…あらすじは、解説のとおり。 いかにもフランス映画っていう感じのセリフが飛び出し続けるが、登場人物のそれぞれが、みんな身勝手で自己中で辟易する場面が多かった。 デブで美人でもない自分に近付いてくるのは、みんな有名作家の父親がお目当てだと思っている娘ロリータはその最たる奴だ。 横になってスナック菓子ばかり食べていりゃ、そりゃ太るだろうに~。 不平・不満を言う前に、自己管理はキチンとしているの、とお説教を垂れたくなってくる。 それにしても、音楽祭で、自分の娘が歌っている最中に席を立ち抜け出すなんて、流石は芸術家の先生、ってなことあるの?(小説の構想が思い浮かんだとかで……)。 「この親にしてこの子あり」といった作品だった。
- oce********
3.0点
ぽっちゃり体型のロリータにはいろいろな悩みがある毎日。 父は有名作家でコンプレックスを持ち、おまけに若い女性と再婚。 彼氏になったセバスチアンは父のコネを頼る始末だった。 まあとにかく雰囲気全般が暗いトーンに支配されているようで、決して明るくない作品といえる。 ネガティブな精神の持ち主ばかりなので、弾みがないともいえる。 それでもリアルに聞こえてくる部分もある。 ラストなんて盛り上げられるはずなのにそんな感じが全くない。 ネガティブな空気が変わる瞬間がしっかりと残されている。
- いやよセブン
4.0点
ロリータの父親は有名な作家で、デブで美人でもない自分に近付いてくるのは、みんな父がお目当てだと思っている。 ロリータが通うコーラス教室の先生は駆け出しの作家と同棲している。 この先生もロリータの父親の名前を聞いた途端、彼氏の売り込みを始める。 ロリータに彼氏が出来るが、ルポライター志望と聞いてうんざりしてしまう。 ラストの山場はロリータの合唱の発表会で歌い手と聴衆の関係が面白い。 男性も女性も納得する、よくできた群像劇だと思います。
- kok********
4.0点
ブリジット・ジョーンズの日記、と、 主題としては似通ったものがあると感じました。 「ありのままの自分」を愛されないものだと思い、 それが覆される感じがとても似ている。 全体を通した設定はまったく違うけれど。 声楽をやっている少女と、その講師を取り巻く物語なので、 とにかく音楽性が素晴らしく、うっとりと聴かされる。 そのBGMがパリの街並みにジャストフィットしているのも気持ち良い。 そして毎度のことながら、フランス映画は会話を聞いて(読んで)いるだけでもとっても楽しい。 ラストは期待を裏切らず、ピタっとはめてジワリと感動。 女性に強くおすすめ。
スタッフ・キャスト
人名を選択するとYahoo!検索に移動します。
受賞歴
カンヌ国際映画祭第57回