キツネとウサギ

THE FOX AND THE HARE

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キツネとウサギ
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(5件)

かわいい20.0%楽しい20.0%ファンタジー13.3%悲しい6.7%勇敢6.7%

  • とし

    3.0

    はじめてみるもの、ふれるもの、それは素敵

    2020年5月6日 映画 #キツネとウサギ (1973年)鑑賞 ロシアを代表する世界的アニメーション作家ユーリー・ノルシュテイン監督の作品。セルロイドに緻密に描き込まれた切り絵をベースにした短編アニメ。 ウサギのためにキツネと戦う動物たち。オオカミが負け、ウシが負けた相手にニワトリが勝つ!

  • 柚子

    4.0

    芸術

    ウサギさんが、意地悪キツネに家を奪われる… 泣いていると、そこへオオカミくんが、クマさんが、ウシさんが… 手を差し伸べ、ウサギさんの家を取り戻そうと奮闘してくれるが、ことごとく返り討ち そこへ、小さなニワトリさんが、勇ましく登場! はたして、ウサギさんの家は取り戻せるのかな? 可愛くて、素敵なアニメーション♡

  • aka********

    4.0

    アニメの可能性を想う

    ノルシュテイン監督の3作目、やはり12分の小品である。 1974年ザグレブ国際映画祭児童映画最優秀賞を授賞している。 イタリアのTV局から依頼されて制作したらしい。 本作のお話はロシア人なら誰でも知っているらしい。 ノルシュテインは「民衆の美術、絵画というものは、美学的に最もレベルの高いものです。民族の美しさ、生活様式が収められており、民族の人生哲学の表現なのです。」と語っているが、本作ではそれを活かすべくゴロジェッツ(ヴォルガ川左岸の町)絵画に材を取っている。 確かに絵柄は簡素で余計な装飾はないが、全体に暖かみがあり、額縁をあえて設けてシーンが変わる際に額縁も変わる形式はより芸術性を高めている。 お話は至って単純明快なものだが、切り絵を1コマ動かしては撮影する、また1コマ動かしては撮影する、気の遠くなるような作業を想像するだけで感動する。 たかが12分を創るのに膨大な時間がかかっている。 ノルシュテインはかつて日本のロボットアニメを観て「こんなものはゴミ箱に捨ててしまえ!」と言った。CGを駆使したアニメーションも極度に嫌っている。 世の中にはこの発言にショックを受けたり怒る人もいるだろう。 ただこういうアニメーション作家も世の中には絶対にいなければいけない。 筆者はガンダムに代表されるロボットアニメも、攻殻機動隊に代表されるヒーロー(ヒロイン)アニメも、最近流行している異世界転生アニメもどれも好きで観ている。 これらはあくまでも娯楽作品であって芸術的なものではない。 世界中でごまんと制作されるアニメがどれも上記のようなアニメだけだったらどうだろうか? アニメの世界はひどく貧弱なものになるはずである。 世界を見渡せばフィルムに直接ひっかき傷をつけてアニメにするノーマン・マクラーレンや現代社会に警鐘を鳴らす作品を創ったフレデリック・バック、シュールなSF作品を創ったルネ・ラルー、作品の中で不気味な人形世界が展開するクエイ兄弟、イジー・トルンカやヤン・シュバンクマイエルに代表されるチェコの人形アニメーション作家たちなどきら星のごとく畏敬すべき才能がいる。 かつて日本にも川本喜八郎や岡本忠成らの世界的に有名な芸術性の高いアニメーション作家がいた。 こういった個性的な作家たちがアニメの無限の可能性を押し広げてきたのではないかと思う。 現在日本にも山村浩二や加藤久仁生らの芸術性の高い作家はいるが、自由に作品を制作できる環境にあるとは思えない。 片渕須直がクラウドファンディングの協力を得て『この世界の片隅に』のような素晴らしい作品を創り上げられたのは本当に快挙である。 芸術性のある作品を好きか嫌いかは人それぞれだろうが、嫌いな奴がいるから好きな人がより好きだとわかる、難解な映画があるからわかりやすい映画の良さに感動するのと同じで、芸術性を極めた作品があるから娯楽作品を思う存分楽しめるのではないだろうか。 ノルシュテインのような多少偏屈な作家が存在してもいいのではないだろうか。

  • npp********

    4.0

    絵本のようで温かい

    ウサギは住んでいる家をキツネに奪われる。 途方に暮れているとオオカミが現れて・・・・ 何だか懐かしい感覚。 ワクワクしながら絵本を読んでいた幼き頃を思い出す。 単純に面白かった!

  • old********

    5.0

    アニメは苦手な筈なのにくぎ付けに・・・

    個人的な話で恐縮ですが、基本的にアニメにはやや苦手意識を持っています。 別に嫌いな訳ではないのですが、何となく、あまり積極的に観ようという気持ちになれないのです。 理由は自分でもよく解らないのですが、多分極彩色と言うか、色の氾濫が苦手な事と、以前少しだけ演劇を学んでいた関係で、「人が演じている」事を観るのが好きなためかもしれません。 映画好きとしては随分損をしているな・・・とは思うのですが・・・ そんな私をくぎ付けにしたアニメーションが、ユーリ・ノルシュテイン監督作品集でした。 最初に観たのはCS放送ですが、なぜか母がDVDを持っていたため、DVDでも観賞しました。 このDVDには作品集として、8本の短編が収められています。 ユーリ・ノルシュテイン監督自身の作品6本と、助監督などとして携わった作品2本です。   戦争や革命などを描いたかなり難解な作品もあるのですが、個人的に一番気に入ったのが、ノルシュテイン監督の自身初監督作である、この「ウサギとキツネ」でした。 とにかく、可愛いのです♪ ウサギ、オオカミ、クマ、キツネ、ニワトリなどが登場するのですが、皆可愛く、特にウサギの愛らしさは何とも言えません。 そして、その「可愛さ」は、単純な可愛さではなく、この監督さんらしく、とても芸術的なのです。 繊細な切り絵を使った手法が素晴らしく、背景の森なども含めて全てが可愛らしくて、且つ芸術的です。 本作は、作品集の中でも一番「可愛らしさ」が前面に出ているので、この作品集の中では数少ない、子供が観ても楽しめる作品だと思います。 そして、本作の良い所は、芸術性だけではありません。 ストーリーが何とも温かく、心癒されるのです♪ 冬に氷の豪邸を造ったキツネですが、当然春になるとその豪邸は溶けてしまいます。 家を失ったキツネは、か弱いウサギの家を乗っ取り、ウサギは外に放り出されてしまいます。 ウサギが森の中で泣いていると、そこに遭遇した色々な動物たちが、何とかキツネを追い出して、ウサギに家を取り戻してあげようと奮闘するのです。 オオカミはウサギを食べてしまおうというつもりだったのに、ウサギは自分が食べられそうなことも気付かず、家を取られたショックのあまり、泣きながらオオカミの横を通り過ぎようとします。 するとオオカミは、食べようと思っていたウサギなのに心配になり、訳を聞いて涙を流し、ウサギを抱きしめます。 そしてウサギと共にウサギの家に駆け付けるのです。 また、クマも凶暴なキツネにお手上げ状態で逃げ出しますが、逃げる時に、しっかりと小さなウサギを抱えています。 そして、ウサギを地面に下ろすと、別れ際に一輪の白い花をウサギにあげるのです。 このように、一つ一つのシーンが、本当に可愛らしくほのぼのとして、心温まるのです♪ 優しさが満載のシーンに、難しい事を考えずとも、ただ観ているだけで心癒されます。 絵、動物たちの動き、ストーリー・・・どれを取っても、アニメが苦手な私を夢中にさせるほどの素晴らしい芸術作品だと感じます。 僅か十数分のアニメーションですが、珠玉の作品です☆ また、同じDVDに収められている、「霧につつまれたハリネズミ」(霧の中のハリネズミ)は、幻想的且つ抒情的な映像で、大変評価の高い作品です。 霧の中に現れる白馬の美しさは、息を呑むほどです。 ハリネズミの頑張りにも、心打たれます。 また、ノルシュテイン監督が助監督を務めている、「四季」は、台詞がなく映像と音楽だけで魅せる大変美しい作品です。 この作品も、10分に満たないほどですが、まるで別世界に連れて行ってもらったような感覚に陥りました。 作品集の中でも、個人的にはこの三本が解り易く、特に気に入りました♪ 全体的には難解な作品もありますが、特に光の使い方が素晴らしいと感じます。 抒情的であり、正に映像マジックのような世界です。 機会がありましたら、この素晴らしい作品たちを、一人でも多くの方に観て頂きたいと願って止みません☆ (尚、画質はDVDより、洋画★シネフィル・イマジカの方が良かったと感じました。 シネフィル・イマジカでは今月25日にも放映が予定されています)

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
キツネとウサギ

原題
THE FOX AND THE HARE

上映時間

製作国
ソ連

製作年度

公開日
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