あらすじ・解説
1952年のベトナム。ロンドン・タイムズ派遣員の英国人トーマス(マイケル・ケイン)は、米国からやってきた援助団体の一員、アルデン・パイル(ブレンダン・フレイザー)を息子のように可愛がる。しかし、トーマスの愛人であるベトナム人の女性、フォング(ドー・ハイ・イエン)とパイルが会うようになってから複雑な三角関係がはじまる。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(3件)
- wat********
5.0点
アメリカのイラク軍事介入の背景も示唆しながら、グレアム・グリーンの原作を忠実に再現してます。 マイケル・ケインの演技が秀逸です。
- kak********
4.0点
原作は、「第三の男」のグレアム・グリーンが書いた「おとなしいアメリカ人」。舞台は1952年のベトナムでフランス占領下のサイゴン(現在のホーチミン) 物語は、英国特派員の視点で進行し、激動前夜のベトナムで芽生えた愛と、当時の美しいベトナム文化を融合させながら、次第に大きな流れに飲み込まれて行く有様が描かれてゆく。 主役は、何を代表作に上げて良いか分からないほど多くの名作に出演しているマイケル・ケイン。共演は、「ハムナプトラ」シリーズで主役を務めたブレンダン・フレイザー。DVDの特典映像に入っているインタビューでマイケル・ケインがブレンダン・フレイザーの最高傑作と褒めている演技が光る。 そして、本作品を成功させたのは、慎み深く美しいベトナム人女性を演じたドー・ハーイ・イエンに他ならない。 イギリス人とアメリカ人がサイゴンで出会った結果生まれたドラマは、二人の男と一人の女の関係に留まらず、人としてどう生きるかを問われる究極の選択に向って行く。 冒頭に、ロンドンの雨と、サイゴンの雨について語るシーンがあるが、原作に忠実に作られたのが事実なら、主人公の意見は作者の意見でもあるはずだ。いやいや、本作品を見終わると感じるのは、関係者全員がベトナムを愛しているのではと思えてならない。 大切なものを失いたくないとき、人は人生最大の決断に迫られるのかもしれない。
- gar********
2.0点
ネタバレ有る意味寂しい
このレビューにはネタバレが含まれています。
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