2004年10月9日公開

ピエロの赤い鼻

EFFROYABLES JARDINS

952004年10月9日公開
ピエロの赤い鼻
4.3

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

小学校教師のジャック(ジャック・ヴィユレ)は、毎週日曜になるとピエロの格好で公民館の舞台に立ち、人々を笑わせていた。息子のリュシアン(ダミアン・ジュイユロ)はそんな父親を嫌がるが、ジャックがピエロを演じるのには深いわけがあった。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(83件)

切ない18.6%泣ける16.7%悲しい15.2%勇敢10.4%笑える9.7%

  • dkf********

    3.0

    ピエロがピエロになった理由

    第二次世界大戦を背景にしたヒューマンドラマはヨーロッパ映画の中に確固としてあるジャンルだと思うが、これもその流れを汲んだ良作。 主演のジャック・ヴィルレが良い味だ。彼ほどにインパクトの強いルックスだと重くシリアスなドラマになりようもなく、コミカルで哀愁ある表情豊かな演技はまさにこの役に適任。この2年後に他界してしまうのが信じられないほどに生き生きとしている。 前知識なく観たこともあり、人質の中にどこかで見た顔がいるなあと思ったら、ブノワ・マジメルとわかってごく小さな発見をした気分だった。 ストーリーの胆であるピエロがピエロになった理由の筋立ても明快で、反戦映画としてのメッセージもしっかり感じ取れる。 まぁ、確かに良い話だとは思うが、普通に良い映画という感想で、個人的にはこのレビューほどに絶賛するまではないかな。

  • よーよー

    5.0

    久々に泣いた!

    DVD借りたけど、最後の方飛びまくり、でもすごい良かった!少し説明不足のとこもあったが、おススメ!

  • sou********

    4.0

    ステージの最期の歌は素敵だね

    とても仲のいい人に勧められた。 随分と以前の事だ。 近所のレンタルショップでは見つける事が出来なかった。 積極的には探さなくとも、いつも心の片隅にあって…。 中古DVDなんか売っていたら、なんとなく探していた。 中古レコードショップを巡る楽しみを知っている世代には、なんとなくの探し物を求める気分は宝物探しのようで楽しい。目的のアイテムは見つからずとも、掘り出し物や、くだらない笑えるガラクタを手にした時に、前の持ち主の手放す心境を想う。ふわふわ漂うたわいもない感情に満たされるのも好きで…。 そして、出会うべくして出会うのがこの映画だと思ってた。 何故、こんな回りくどい事から書くかと言えば、観る前から想いが熟成し過ぎていたかなぁ…と。反省があるのだ。 特に、大好きな人がオススメしてくれたなら、共有出来る感情が多ければ多いほど嬉しい。そうじゃない? あの人は、感動したみたい。僕も同じように感動出来れば良いなぁ、と。 ささやかにして、探し続ける事で熟成した想いが…、 あぁぁ、こんな感じ…なんだぁ。 一言で言えば、悪くないよね、だ。 それを説明するには、言葉を沢山重ねなければならない。 この映画で感じた事は、色々あった。人生も命も、いろいろと考えるストーリーだった。 恋も、危険な行動も、その代償も、アフターストーリーも、重ねる言葉は書けばどんどん浮かぶだろうが…。 だが、観る前に想像と期待が膨らみ過ぎて、あの人が語る程の気持ちが…ない。そんな自分に拍子抜けで気持ちの落とし所が微妙。 微妙なのは、中途半端に良い映画だから。否、中途半端じゃなく、良い映画だと思う…。が、僕にはちょっと…ねぇ…と。 赤い鼻を印象的にさせ場面に、「シンドラーのリスト」の赤い服の少女を際立たせた表現方法を思い出し、戦時中に自分の命を救ってくれた人を描くストーリーに「ライフ イズ ビューティフル」を思い浮かべた。 どちらも好きで、手元にDVDがある。 ……比べるよねぇ、どうしても。 で、どっちが良かった?とか聞いて欲しくない。 そりゃあ、さぁ、良いよ!この映画。 良いけど、絶賛するかしないかは、感じ方、自分の人生で経験した事、単純に好みの問題、etc…、そんな事、いろいろひっくるめてだし…ね。 意見が違うは当たり前。同じ人生は2つとない。とは言え…、大好きな人とは同じ気持ちになりたかったなぁ…と、一抹の寂しさがエンドロールと共に漂った。 そうねぇ…、ストーリーは良いんだよね。 ちゃんとご挨拶に行けた、ささやかにして、とても大きな勇気、これは人として素晴らしい。その後の人間関係も救われる。 そして、ラストに流れる音楽に、少しだけ目元に水分が…。 このあたりは、ちゃんと、僕の心をとらえたかなぁ。 しかし、心の警戒水位に緊急メールが一瞬発信されたが、決壊に至らず。どうせなら、泣かせて頂きたかった。あの人への僕の想いのためだけに…。 人生の教訓…ワクワクしても期待はほどほどに。

  • 一人旅

    5.0

    ピエロの赤い鼻、その奥に隠された記憶

    ジャン・ベッケル監督作。 フランスの田舎町を舞台に、ピエロになり観客を愉しませることを生き甲斐にしている小学校教師の哀しい戦争体験を描いたヒューマンドラマ。 『現金に手を出すな』(1954)『モンパルナスの灯』(1958)『穴』(1960)の巨匠ジャック・ベッケルの息子で、のどかで瑞々しい田舎の風景を完璧に切り取った『クリクリのいた夏』(1999)で知られるジャン・ベッケル監督による戦争・ヒューマンドラマの秀作。 フランスの田舎町で催されるお祭りにピエロの恰好をして観客を愉しませている小学校教師ジャックの知られざる戦争の記憶を、親友アンドレによるジャックの息子への回想のかたちで綴ってゆく。 生きる上で必要不可欠なヒントが込められた作品。戦争という困難な状況下で、ユーモアと勇気、そして希望を忘れず生きることの大切さを教えてくれる。戦争に対するそうしたアプローチの仕方は『ライフ・イズ・ビューティフル』(1998)に通ずる部分があるが、本作の特長は、戦時下だからこそ不可欠なユーモアや勇気を、被侵略者であるフランス人ではなくたった一人の勇敢なドイツ兵(敵兵)が死を覚悟に教えてくれるということ。戦争映画ではドイツ兵は徹底的な悪として描かれるケースが多いが、本作の場合、敵・味方の区別なく“戦争を嫌う”という一つの共通点によって心が通じ合ってゆくフランス人とドイツ兵の出遭いと束の間の交流、そしてその先に待ち受ける哀しく残酷な別れまでを映し出す。 “小学校教師のジャックがピエロになったワケ”を解き明かしてゆく作劇であり、次第に明らかにされる悲痛な理由に涙が溢れる。さらに、ジャックの息子はピエロになり人々に笑われる父親を恥ずかしく思い嫌っているが、父親の戦争の記憶を聞かされることで心情に変化が訪れてゆく。疎遠だった父親と息子の心の通じ合いも美しく感動的で、ここでまたしても涙腺が緩んでしまう。 ピエロの赤い鼻、その奥に隠された記憶を浮かび上がらせた名編。代表作『奇人たちの晩餐会』(1998)や『クリクリのいた夏』にも出演した演技派&個性派ジャック・ヴィルレの剽軽&哀切に満ちた名演が光る。

  • kih********

    5.0

    自分も『赤い鼻』を忍ばせておきたい。

     原題『Effroyables Jardins』(英語題は In Our Strange Gardens)のどこにも邦題の『ピエロ』も『赤い鼻』もない。  Jardins = gardens は、フランス(our)領なのにドイツ軍支配下である地域全体のことか。あるいは、捕虜・人質が放り込まれた所か、ピエロが道化を演じる所か。いずれにせよstrangeなのだ。  このstrangeな所でstrangeなことが起こった。勇気ある善行であったはずが、人を死なせてしまい、その死のおかげで自分が生かされることになった。本人としてはすべてが想定外のこと。  最近学校で「生きる力」という教育がなされているようで、それはそれで結構なのだが、学校外の社会はstrange gardensだから、そうそう簡単に「生きる」「力」が発揮できるものでもあるまい。想定外の幸・不幸、運・不運の度に、「どうして俺が…? あいつが…?」と、嘆き喚きたくなる。自分が不幸・不運な場合はそれで済むけど、そういう場合にも、ましてやその逆の場合には、「どうして俺は生かされていて、あいつは死んだ」とは考え難い。Strangeな心境になる。ほとんど考えもしない。  この男は、ピエロになって赤い鼻をつけて、精いっぱいの贖罪と恩返しに努めている、ようにみえる。自分も赤い鼻を持っておきたい、と思わされた。もう手遅れかな。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
ピエロの赤い鼻

原題
EFFROYABLES JARDINS

上映時間

製作国
フランス

製作年度

公開日

ジャンル