2004年10月9日公開

ピエロの赤い鼻

EFFROYABLES JARDINS

952004年10月9日公開
ピエロの赤い鼻
4.3

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(83件)


  • dkf********

    3.0

    ピエロがピエロになった理由

    第二次世界大戦を背景にしたヒューマンドラマはヨーロッパ映画の中に確固としてあるジャンルだと思うが、これもその流れを汲んだ良作。 主演のジャック・ヴィルレが良い味だ。彼ほどにインパクトの強いルックスだと重くシリアスなドラマになりようもなく、コミカルで哀愁ある表情豊かな演技はまさにこの役に適任。この2年後に他界してしまうのが信じられないほどに生き生きとしている。 前知識なく観たこともあり、人質の中にどこかで見た顔がいるなあと思ったら、ブノワ・マジメルとわかってごく小さな発見をした気分だった。 ストーリーの胆であるピエロがピエロになった理由の筋立ても明快で、反戦映画としてのメッセージもしっかり感じ取れる。 まぁ、確かに良い話だとは思うが、普通に良い映画という感想で、個人的にはこのレビューほどに絶賛するまではないかな。

  • よーよー

    5.0

    久々に泣いた!

    DVD借りたけど、最後の方飛びまくり、でもすごい良かった!少し説明不足のとこもあったが、おススメ!

  • sou********

    4.0

    ステージの最期の歌は素敵だね

    とても仲のいい人に勧められた。 随分と以前の事だ。 近所のレンタルショップでは見つける事が出来なかった。 積極的には探さなくとも、いつも心の片隅にあって…。 中古DVDなんか売っていたら、なんとなく探していた。 中古レコードショップを巡る楽しみを知っている世代には、なんとなくの探し物を求める気分は宝物探しのようで楽しい。目的のアイテムは見つからずとも、掘り出し物や、くだらない笑えるガラクタを手にした時に、前の持ち主の手放す心境を想う。ふわふわ漂うたわいもない感情に満たされるのも好きで…。 そして、出会うべくして出会うのがこの映画だと思ってた。 何故、こんな回りくどい事から書くかと言えば、観る前から想いが熟成し過ぎていたかなぁ…と。反省があるのだ。 特に、大好きな人がオススメしてくれたなら、共有出来る感情が多ければ多いほど嬉しい。そうじゃない? あの人は、感動したみたい。僕も同じように感動出来れば良いなぁ、と。 ささやかにして、探し続ける事で熟成した想いが…、 あぁぁ、こんな感じ…なんだぁ。 一言で言えば、悪くないよね、だ。 それを説明するには、言葉を沢山重ねなければならない。 この映画で感じた事は、色々あった。人生も命も、いろいろと考えるストーリーだった。 恋も、危険な行動も、その代償も、アフターストーリーも、重ねる言葉は書けばどんどん浮かぶだろうが…。 だが、観る前に想像と期待が膨らみ過ぎて、あの人が語る程の気持ちが…ない。そんな自分に拍子抜けで気持ちの落とし所が微妙。 微妙なのは、中途半端に良い映画だから。否、中途半端じゃなく、良い映画だと思う…。が、僕にはちょっと…ねぇ…と。 赤い鼻を印象的にさせ場面に、「シンドラーのリスト」の赤い服の少女を際立たせた表現方法を思い出し、戦時中に自分の命を救ってくれた人を描くストーリーに「ライフ イズ ビューティフル」を思い浮かべた。 どちらも好きで、手元にDVDがある。 ……比べるよねぇ、どうしても。 で、どっちが良かった?とか聞いて欲しくない。 そりゃあ、さぁ、良いよ!この映画。 良いけど、絶賛するかしないかは、感じ方、自分の人生で経験した事、単純に好みの問題、etc…、そんな事、いろいろひっくるめてだし…ね。 意見が違うは当たり前。同じ人生は2つとない。とは言え…、大好きな人とは同じ気持ちになりたかったなぁ…と、一抹の寂しさがエンドロールと共に漂った。 そうねぇ…、ストーリーは良いんだよね。 ちゃんとご挨拶に行けた、ささやかにして、とても大きな勇気、これは人として素晴らしい。その後の人間関係も救われる。 そして、ラストに流れる音楽に、少しだけ目元に水分が…。 このあたりは、ちゃんと、僕の心をとらえたかなぁ。 しかし、心の警戒水位に緊急メールが一瞬発信されたが、決壊に至らず。どうせなら、泣かせて頂きたかった。あの人への僕の想いのためだけに…。 人生の教訓…ワクワクしても期待はほどほどに。

  • 一人旅

    5.0

    ピエロの赤い鼻、その奥に隠された記憶

    ジャン・ベッケル監督作。 フランスの田舎町を舞台に、ピエロになり観客を愉しませることを生き甲斐にしている小学校教師の哀しい戦争体験を描いたヒューマンドラマ。 『現金に手を出すな』(1954)『モンパルナスの灯』(1958)『穴』(1960)の巨匠ジャック・ベッケルの息子で、のどかで瑞々しい田舎の風景を完璧に切り取った『クリクリのいた夏』(1999)で知られるジャン・ベッケル監督による戦争・ヒューマンドラマの秀作。 フランスの田舎町で催されるお祭りにピエロの恰好をして観客を愉しませている小学校教師ジャックの知られざる戦争の記憶を、親友アンドレによるジャックの息子への回想のかたちで綴ってゆく。 生きる上で必要不可欠なヒントが込められた作品。戦争という困難な状況下で、ユーモアと勇気、そして希望を忘れず生きることの大切さを教えてくれる。戦争に対するそうしたアプローチの仕方は『ライフ・イズ・ビューティフル』(1998)に通ずる部分があるが、本作の特長は、戦時下だからこそ不可欠なユーモアや勇気を、被侵略者であるフランス人ではなくたった一人の勇敢なドイツ兵(敵兵)が死を覚悟に教えてくれるということ。戦争映画ではドイツ兵は徹底的な悪として描かれるケースが多いが、本作の場合、敵・味方の区別なく“戦争を嫌う”という一つの共通点によって心が通じ合ってゆくフランス人とドイツ兵の出遭いと束の間の交流、そしてその先に待ち受ける哀しく残酷な別れまでを映し出す。 “小学校教師のジャックがピエロになったワケ”を解き明かしてゆく作劇であり、次第に明らかにされる悲痛な理由に涙が溢れる。さらに、ジャックの息子はピエロになり人々に笑われる父親を恥ずかしく思い嫌っているが、父親の戦争の記憶を聞かされることで心情に変化が訪れてゆく。疎遠だった父親と息子の心の通じ合いも美しく感動的で、ここでまたしても涙腺が緩んでしまう。 ピエロの赤い鼻、その奥に隠された記憶を浮かび上がらせた名編。代表作『奇人たちの晩餐会』(1998)や『クリクリのいた夏』にも出演した演技派&個性派ジャック・ヴィルレの剽軽&哀切に満ちた名演が光る。

  • kih********

    5.0

    自分も『赤い鼻』を忍ばせておきたい。

     原題『Effroyables Jardins』(英語題は In Our Strange Gardens)のどこにも邦題の『ピエロ』も『赤い鼻』もない。  Jardins = gardens は、フランス(our)領なのにドイツ軍支配下である地域全体のことか。あるいは、捕虜・人質が放り込まれた所か、ピエロが道化を演じる所か。いずれにせよstrangeなのだ。  このstrangeな所でstrangeなことが起こった。勇気ある善行であったはずが、人を死なせてしまい、その死のおかげで自分が生かされることになった。本人としてはすべてが想定外のこと。  最近学校で「生きる力」という教育がなされているようで、それはそれで結構なのだが、学校外の社会はstrange gardensだから、そうそう簡単に「生きる」「力」が発揮できるものでもあるまい。想定外の幸・不幸、運・不運の度に、「どうして俺が…? あいつが…?」と、嘆き喚きたくなる。自分が不幸・不運な場合はそれで済むけど、そういう場合にも、ましてやその逆の場合には、「どうして俺は生かされていて、あいつは死んだ」とは考え難い。Strangeな心境になる。ほとんど考えもしない。  この男は、ピエロになって赤い鼻をつけて、精いっぱいの贖罪と恩返しに努めている、ようにみえる。自分も赤い鼻を持っておきたい、と思わされた。もう手遅れかな。

  • rec********

    3.0

    映画には「華」が必要!

    どうして主人公をジェラール・ドパルデゥーあたりを起用しないのか?ヒロインになぜイザベラ・アジャーニーかジュリエット・ビノシュを使わないのか?監督の名前だけで注目される作家性が備わっているならともかく「華」がなければ客は集まりませぬ。無念。

  • k21********

    5.0

    ナチス占領下のフランス

    ナチス占領下のフランスが舞台。 でも伝わってくるのは戦争の悲惨さとかそういうものじゃなくって 人の純粋な優しさとか優しくいるための強さとか。 見返りを求めずに他人を思いやる気持ちは 伝染するんだろうなって思った。 恩をその人に返すことができなかったなら 自分がもっと沢山の人にそれを与えていけばいいんだろうなかわいい 結構くらぁいお話なのかなと思ってたけど 見ながら何度もくすっと笑える♪! エミールイケメン~♡ とは思ってたけど メイキングで見たらブノワ・マジメルかっこよすぎたほっとした顔 「男性」がいなかったら 戦争って起こらなかったんじゃないかなぁってちらっと感じた。

  • kkk********

    5.0

    悲しいけれど、あたたかく優しい映 画

    最初は少し退屈かもしれませ んが、切なくも暖かい、そん な雰囲気の映画です。ストー リーは難しく有りません。

  • son********

    5.0

    「殺してはいけない」

    「殺してはいけない」 何度考えても、そこにしか行き着かなかった。 「殺してはいけない」「戦争してはいけない」 戦時下であるというのは異常な状態である。 究極、殺し、殺されるのが日常であり、軍規律維持のためには自国の兵士さえ容赦なく銃殺する。 それを「戦時下だから」と当然として見ていた自分がいた。 考えれば、それも恐ろしいことである。 映画の中では、プゼとデサンジがにわかレジスタンスに目覚めた心理状態がよくわからないし、学校の教師であれば、自分の行動のもたらす結果くらい予想できたのでは、と思ってしまう。 動機も思考も行動も、あまりに幼稚でおそまつな気がするのだけれど。 さもなくば「殺す」と言われたとき、自分ならどうなるだろう。 ジェルピエ(ポイント切り替え所のフランス人)のように勇敢であれるか。 ジェルピエ夫人のように、強くあれるか。 そして、ドイツ人兵士「ゾゾ」のように、優しくあれるか。 決してそうはできないと思う。だから、彼らを尊敬する。 プゼやデサンジのように、保身に傾くことだろう。 傷つき、老いたジェルピエの銃殺、そして「ゾゾ」の銃殺。 どちらも覚悟の上のことであり、だからなおさらあまりに悲しい。 「良心」「善意」「情け」が銃殺に値し、「保身」が生に値する・・・戦争。 「生かされた」自分にせめてできることは、人の役に立つこと、人に笑顔を贈ることと信じ、プゼはピエロを演じ続けるのだろう。 贖罪のため、自分の心を安らかにするため、倒れるまで演じるのだろう。 息子リュシアンの最後の笑顔は父を理解したからだろうが、その事実はハッピーエンドと言うにはあまりに重い。 「真実がなければ希望もない」 当然のことと思う。 この当然のことが、今あまりに少なすぎる、というところまで思いが及んでしまった。

  • ami********

    5.0

    あなたはどんな人生最期を迎えたいですか?

    ピエロが出てくる戦時中のフランスの悲しいお話、、、、感動的らしい。 いかにも泣けそう;な設定が、あまりにもか? 熱烈なファンが多い映画らしいけど、また独り取り残されて感動できなかったらどうしよ? それに、サーカスのピエロって、あの必至さがあまり笑えないし、好きじゃないんだよね。。。 なーんて、不安は杞憂に終わりました! 終始、軽妙なトーンで、感動話だよ~なんて重さは感じさせない。 特に前半はちょいとおバカで、ユーモラスで、その意外さにヤられてしまいました。 戦時中とはいえ、本当に被爆中でもなければ意外とあんな風に他愛もない日常、ってのが逆にリアル。 確かに、やるせないほどに悲しいシーンもありますが、 映画全編を通じて描かれているのは、「人間って、人生って素晴らしい」ってこと! 観終わった後は、私もピエロが少し好きになっていました。 笑わないと可哀そうな気がしてしまうピエロが今まで苦手だったけど、 人間が極限の状態でも笑えるのって、捻りや意外性じゃなくて、あんな笑いなのかもしれない。 ピエロが背負っている必至さ、をちょっとだけ理解できたような気がして、 一回転して笑い、そして涙してしまいました。 映画の登場人物、ジャックの息子くんと一緒に。。。 ファシズムの異常さとは対照的な”人間らしさ”をとても上手に描いた素敵な作品です。 恋をするのも、浅はかな行動をするのも、時に自分勝手になるのも、人を許すのも、 愛するのも、愛するがゆえに身を引くのも、笑うのも、笑わせるのも、人間らしさ! まだ未見のかたは、安心してどうぞ。 少しぐらい構えて観てもそれを超えてくれるレベルの作品だと思います。 (ちょっと良く出来過ぎているのが唯一の難、ってなぐらいです) あたたかい笑いが心に届きました。 人生の最期についても考えさせられました。 レビューを繋ぎ、私にこの作品を届けてくださった皆さん!に感謝します。 *************未見のかたは注意!ここからネタバレ************* フランス老兵の人間としてなかなかできない立派な判断&妻の苦悩の末の決断はともかく、 ドイツ兵の行動は理解に苦しむ、、、、というかたも多いみたいですね。 明確な答えは作品中には描かれていないです。 ただ、私があのドイツ兵の行動を見ていて感じたのは、 彼のベクトルは自身の内面に向いていたということ。 ただただ4人を救いたい、というだけには見えませんでした。 もしも、4人への同情が彼の唯一のモチベーションだったとしたら、 いくらユーモアだといってもあんな食べ物の渡し方にはならないだろうし、 最後もあんな挑戦的な態度を取る必要はなかったと思います。 彼自身の内面から出てくる、止めようと思っても止められない何かが、銃をとることを拒否した。 人間らしく生きられないなら、むしろ人間らしくピエロとして死にたい。4人は関係ない。 そんな風に、見えました。 人間が、死ぬかもしれない、、、、、極限の状態に追い詰められた時。 もちろん「いかに生き延びるか」だけを考えるのもやむを得ないとは思うけれど、 「どんな人生を生き、どんな風にして死にたいのか」を考える余裕が持てたらいいなと思います。 自分を騙したり、誰かを不幸にして、それでも生き延びたいのか?それで後悔しないのか? どうせ、いつかは誰もが死んでしまうのに。。。 フランス老兵も、ドイツ兵も、それをよく理解した上での選択だったと思います。 異常な精神状態を強いられたファシズムの戦時情勢の中で、 辛うじて”人間らしさ”の発露となったピエロ。 人質として死を目前に控えた4人に笑いを届けたピエロ。 このピエロの不屈のスピリット、そして、あたたかい笑いを、多くの人たちに届けたい! そんなジャックの気持ちが、彼の息子に届き、そして、私たち観客にも届けられました。 確かに、フランス老兵の妻の悲痛な表情は痛くて心にこたえます。 でも後に出てくる、生き伸びたジャック&アンドレを通じたプロポーズ、に微笑むルイーズの笑顔! フランス老兵も、あの様子を見て天国で笑顔になれたのでは? 私も笑顔になれました。 彼の妻も、夫の勇気ある決断が守れたもの、 ジャック一家とピエロの舞台を見て笑顔でしたね。 誇りを持ってピエロを演じ続けるジャック。変わらないルイーズの笑顔。 父と息子を繋ぐアンドレの友情。息子のふくれっ面が笑顔に変わった瞬間。 確か劇中にもそんなセリフがあったと思うんですけど、 観終わって心に残る思いは、悲しみではありませんでした。 やっぱり、人間って、人生って素晴らしい!

  • chi********

    5.0

    笑いは不幸に対する究極の挑戦

    この映画の「ジャン・ベッケル監督」はインタビューで、25年間一緒に仕事をしてきたパートナーで、作家だった故セバスチャン・ジャプリゾの言葉を通して、こう話しています。 「笑いは不幸に対する究極の挑戦である」 監督も述べられていますが、ロベルトベニーニ監督の「ライフイズビューティフル」もそうでした。 究極の苦しみの中で、ジョークをいえる強さ、それを自分は持っているだろうか。 何かを苦しいと思う尺度は人によってまちまち。 わたしにとっては、蚊に刺されたようなちっちゃいことで、大仰に悲鳴をあげて嘆き悲しむ人がいる。 その反対に、私には耐えられそうにないことでも、笑いとばして晴々している人もいる。 私という器に、入る水の量を、茶碗一杯からバケツにするために。 バケツからドラム缶にするために。 そのために、今日という一日があるのかもしれないし、映画を見たりするのかもしれない。 そんなことをいろいろ思わせてくれたこの「ピエロの赤い鼻」 私にとってまたかけがえのない映画が一つ増えました。

  • koc********

    5.0

    美しいものが、ここにある

    自分の命をかけて「人として為すべきこと」をした人がいる。 そして、その「想い」に応え続ける人がいる。 心の一番やわらかいところへ、この映画は流れ込んでいく。 心は、美しいものを確実に選り抜き、吸い込んだ。 そして「何か」が、心の奥から光を放ちながら、ゆっくりと湧き上がってくる。 その光の、なんと温かいことか…! 正直に言おう。 頭でっかちな私は、この映画に、初めから感動したわけではない。 だが、本編を観た後、DVD特典の予告編を何気なく観始めた時に 思いがけず涙が溢れて止まらなくなった。 そして今もピエロの歌声が、 途絶えることなく私の体の中で流れ続けている。 行為が愚かだとか、 後悔や謝罪が足りないとか、 あの人よりこの人の方がエライとか、 頭の中に張り巡らされていた「正論」や「常識」の網。 その網目をくぐり抜けて 心にはきちんと、美しいものが届いていたのだ。 この想いの発露に、理由はいらない。 私も☆5つ。

  • jun********

    5.0

    行動の煌めき

    滑稽なピエロの格好で町中の人を笑わせる父を少年は恥ずかしいと思っている。 しかし、父がピエロになろうとしたのには、とてつもない戦争体験があったのだ。 軽々しい行動。大きな代償。 死を覚悟したフランス人のマヌケな二人組は、敵も味方も関係なく、笑わせてくれるドイツ兵に心を救われる。 絶望の黒い底で降ってくるピエロの真っ赤な鼻… また、爆破された建物にいて負傷した男のとった滑稽なピエロの格好で町中の人を笑わせる父を少年は恥ずかしいと思っている。 しかし、父がピエロになろうとしたのには、とてつもない戦争体験があったのだ。 軽々しい行動。大きな代償。 死を覚悟したフランス人のマヌケな二人組は、敵も味方も関係なく、笑わせてくれるドイツ兵に心を救われる。 絶望の黒い底で降ってくるピエロの真っ赤な鼻… また、爆破された建物にいて負傷した男のとった行動の煌めきに眩暈がするほどだ。 これは、素晴らしいフランス映画。に眩暈がするほどだ。 これは、素晴らしいフランス映画。

  • oce********

    4.0

    極限下での笑い

    戦場の中での笑いほど物悲しいことはない。 それは「ライフ・イズ・ビューティフル」と全く一緒で、笑いがあればあるほど涙が思い浮かんでくる。 フランスの田舎でジャックは週末になると赤い花をつけてピエロになり笑わせる。 息子は嫌でならないが、親友のアンドレがその真の理由を静かに語る。 囚われの身になった4人がもがき苦しむ中で、生きる希望が笑いというのは非常に好感が持てる。 命あってこその物種という当たり前のことが胸にしみる。 ピエロは笑いだけでなく、その裏にある悲しみまでも感じ取れる。

  • tsu********

    4.0

    手作りと監督の人間性が伝わるねー

    チームワークで作る息吹が感じられて、いい感じです。 フランス映画の味は、ビジネスとお金が絡むハリウッドには作れない味だと、毎回感じます。同じ道を歩かないフランス映画人の自負と信念も感じます。 映画の内容と同じくその心意気に乾杯です。 必見の星四つ。

  • mii********

    5.0

    ピエロの心

    わたしはピエロ・・・・・。 しかも年老いたピエロ。 なぜ、この歳になってまでピエロであり続けるのかだって? それには秘密があるんだ。そうだなその大切な思い出を少しだけ話そうじゃないか・・・・・。 まだ若い頃、戦争という愚かな行為の犠牲になり、捕虜という苦痛を味わう中、敵兵の一人の人間と対峙した・・・彼は兵士ではなくピエロだった。 その名はゾゾ。 赤い鼻をもつゾゾ。 ゾゾの笑いは魂・・・・・それは憎悪までも消し去ってしまう。 ゾゾの笑いは希望・・・・人間としての尊厳をゾゾの行動により絶望の淵から導いてもらった。 わたしはピエロ・・・・・。 ゾゾの人生、フェリックスの人生を受け継ぐ者。君達の命に報いよう・・・。 わたしはピエロ・・・・・。 ピエロの想いを我が息子にわかってほしい。 道化となった我が身は、もはや父親の地位にはないらしい。 一番にこの胸のうちを、わかってほしい息子リュシアよ・・・・・。 わたしはピエロ・・・・・。 それもまた運命。あまんじて受け入れよう・・・一生、ゾゾとして。 わたしはピエロ・・・・・。 今、舞台で、おどけて見せているのは僕のパパだ! パパ、パパ  おじさんが教えてくれたよ。 パパ、パパ  僕、知らなかったんだ。 パパ、パパ  もうパパが恥ずかしいなんて思わない。 パパ、パパ  パパが、にじんで見えないよ。 パパ、パパ  いつかはパパを越える・・・・・最高の・・・・・ブラボーパパ♪ 生きている限り、希望がある。 君も聞いてみないかい・・・・・心に響くピエロの歌声を。

  • noh********

    4.0

    ネタバレ軽い気持ちで起こした行為は許されない

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • mon********

    3.0

    内容は重いが意外と爽やか。

    ヘビーな物語を軽やかに演出。俳優さんのコミカルな演技も心地よい。前半でストーリーが予想できてしまうのが残念。

  • tak********

    2.0

    ネタバレなんだかなぁ…

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • man********

    3.0

    残念

    父はなぜピエロを演じ続けるのか? テーマは素晴らしいのに脚本の浅さがもったいない。 物語の伏線として、?なぜドイツ兵はあのような行動を取ったのか、?ポイント切り替え所の老人はなぜかばったのか、主役の二人との関係が描かれていないので、感情移入が中途半端のままで、感動もせず涙も出なかった。 スピルバーグのリメイクに期待したい。

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