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蛇の卵 (1977)

THE SERPENT'S EGG/DAS SCHLANGENEI

監督
イングマール・ベルイマン
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3.64 / 評価:11件

ヒトラーの影

  • lapalonba さん
  • 2009年10月3日 21時49分
  • 閲覧数 295
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

1923年、ヒトラーが台頭する直前のベルリン。

タバコが40億マルク
少しずつ存在感の増すナチ党員
仕事は一切なく、政府の支援もない

アベルはもとサーカス団員。空中ブランコのパートナーである兄の怪我をきっかけに、酒びたりの毎日を送っている。
ある日、兄は原因不明の自殺をしてしまう。それを兄の元恋人マヌエラに伝え、それから二人は孤独を分け合うように、一緒に過ごすが・・・

「悪い夢から覚めたら、現実はもっとひどかった。」

「地獄へ落ちろ。」「ここが地獄よ!」

アベルは自分がユダヤ人であるために、常に恐怖感にさいなまれているが、今にもそれが現実になりそうな、緊張感が最初から最後まで続いていく。
鉄格子の使い方や、人体実験、監視された部屋は、まさに彼の心情を表していて、この1923年以降の出来事を暗示している。

当時、脱税問題でスウェーデンを去ったベルイマン。
この時のヒトラーの影に慄く、ベルリンの異様な雰囲気を見事に表しているんじゃないでしょうか?
セットで撮影した故に、この空虚な閉そく感、重い重い空気感が出せたのかもしれませんね。

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