悪い女

BEIDCAGE INN

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悪い女
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(18件)

切ない22.5%悲しい17.5%セクシー12.5%不思議7.5%知的7.5%

  • yam********

    4.0

    見せるだけの……

    売春婦の感情の機微をリアルに描いている。 誇張された感じが全くしない。 本来は体売るのもヒモ男と付き合うのも自己責任だから折り合いをつけろ、それが無理なら辞めればいい、で済んでしまう。 「謗られて泣いたってさあ……」 と、言いたいが言えない。 どうしようもないやるせなさが画面に漂っているのだ。 主人公に「過去に何があったか知らないくせに」と言わせながらその過去を一切描かない。「普通」の映画なら生い立ちと何らかの不幸を描いて同情を誘うはずなのに。 キム・ギドクは「見せるだけ」の監督 ストーリーは無いに等しいのだが、それでも揺さぶられてしまう。 演者の表情等も含め、画も美しい。ラストになって現実では有り得ない「ファンタジー」が映される。 これが彼の撮り方なのだ。

  • 本棚の出品

    4.0

    天才キム・ギドク

    dvdで観賞したので、画面が荒かったが、キム・ギドクが天才であることを存分に示すスキのない作品。 窃視、盗聴の欲望、チクリ、中産階級、宿屋の主人、息子、海の男、あらゆる男たちの性的欲望とその隠蔽。性的にメスとしての姿を表に出す娼婦の娘を嫌悪し差別する会社員の娘。 脚本、撮影、俳優、全てが完璧に構成される。韓国映画新時代を切り開いたパイオニアとしての才能を存分に発揮した傑作。

  • ken********

    5.0

    耐える女だな

    けっして悪い女ではなく、耐える女という感じであった。 体を売ってる女性への扱いは、どうしてもひどいものになる悲しさ。普通の女性でもあるのに。 主人公の切ない表情が印象的。おもしろかったです。

  • ss1********

    4.0

    ネタバレ人間を底辺から見つめる【優しい眼差し】

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • mii********

    4.0

    理解しあえる喜び

    世の中、悪い女も悪い男も数知れず。 でも、この作品には悪い女など・・・・・いやしない。 1台のタクシーが、海辺の町で、ひとりの女を降ろした。 町に着いた女は、町を出て行こうとする女とすれ違う。 すれ違いざまにお互いの魂が揺さぶられるのが痛い程にわかる。 出て行く女は、着いたばかりのタクシーに乗り込む。 一言の声もかけず振り向きもせずに・・・・・ふたりは娼婦だった。 「悪い女」の導入部であるが、見事としか言えない。 この不思議な空気、まとわりつく感覚はなんなのか。 研ぎ澄まされた息づかいに、ただ「まいった」としか言えなかった。 この作品には主要なる『女』が3人でてきます。 印象的な“青い門”を持つ民宿「鳥かご」を経営する母と、その娘。 そしてそこで働く娼婦。 ぶつかり合う人間模様は、時に悲しいものだ。 閉ざされた心の扉は、おいそれと簡単には開かれやしない。 受入れられないことがある。どうしてもあなたが嫌なの・・・・・ だって、私とあなたでは違うもの。 忌み嫌う相手の生業で自分の生計が成り立っている事実を受け入れることができない。我慢できないのだ。ましてや同い年のおなじ女に。 陰湿な嫌がらせ、さらには必要なる直線的な攻撃にも動じない相手に、 「なぜ、なぜ、どうしてなの」じれったさが心の叫びを生み出す。 「あなたは嫌よ。でも気になって仕方がないの」心の迷い、葛藤。 ?性?に対する考えの真逆なふたりが、惹かれあい、認め合い。いつしかお互いの領域に達する。 得てして女同士なるものは、表面には出さない、いや出せない水面下での確執を感じさせられる。だけど、ひとつでも歯車が合わさった時に、そこには確固たる強い結びつきが生まれるものなのだ。 “青い門”に吸い込まれるようにして舞い込んだ一人の娼婦には、いやらしさはない。 自然に生き抜いていくことで周りが次第に同調し始める。 誰もが皆、娼婦いや彼女にのみ込まれていくのである。 究極の愛のかたちは、まだ表れることはない初期のギドク作品。 ラスト、微笑んでいる女ふたりはとても美しい。 水面下からの神秘的な描写がそこにあるのだ。 ひょっとすると、これは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 あなたはこの作品で心が通じあう幸せを感じられるのであろうか。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
悪い女

原題
BEIDCAGE INN

上映時間

製作国
韓国

製作年度

公開日
-

ジャンル