2004年10月9日公開

イズ・エー

[is A.]

PG121092004年10月9日公開
イズ・エー
2.7

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

渋谷で大量の死者を出す無差別爆破事件が起こり、“ホーリー・ナイト”を名乗る14歳の犯人(小栗旬)が捕まるが、少年法に守られ4年で少年院を出院する。事件で最愛の家族を失った刑事(津田寛治)は彼の社会復帰を知り……。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(21件)

絶望的31.3%悲しい28.1%切ない25.0%泣ける9.4%不気味3.1%

  • le_********

    3.0

    犯行に及ぶ動機の説明なく、今ひとつ勇也の心情に入り込めず

    監督:藤原健一、脚本:藤原健一、江面貴亮、撮影:鍋島淳裕、照明:安部力、美術:福田宣、編集:高橋幸一、音楽:遠藤浩二、主題歌:BENNIE K「HIDE」、主演:津田寛治、小栗旬、2004年、109分、配給:GPミュージアムソフト 渋谷のレストランで爆発事件が起こる。時限爆弾を仕掛けたのは、ウェブサイトで「Holy Night」と呼ばれる14歳の少年・勇也(小栗旬)であった。多くの犠牲者の中に、刑事・三村栄二(津田寛治)の妻と5歳になる男児がいた。勇也の父・直輝(内藤剛志)は高校教師であったが、事件後、頭を丸め、今ではゴミの収集作業をしていた。 4年後、勇也は出所し、運送会社で働いていた。三村と会った直輝は、勇也は4年で本当に改心したと思うか、と尋ねる。直輝は、親として子を信じてやるしかない、と答える。 そこにまた殺人事件が起こる。八王子の男子高校生が山の中で殺された。彼の家は火薬店で、両親も殺害され、火薬は盗まれていた。いまだに犯人への恨みが消えない三村は、勇也の犯行と直感する。・・・・・・ 無差別殺傷という凶悪事件であるが、少年法の規定により、模範囚であれば4年で出てこられる。勇也も18歳で出てきたが、再び犯行を重ねてしまうのである。 幼い子を殺された父親の怨念は、やがて思っていたとおり、高校生殺害や次の爆破事件の犯人が勇也であることを突き止める。勇也を信じるしかないとしていた父親の直輝も、勇也が改心していないことを認め、自ら勇也に手を掛ける決心までする。 ラストは予想どおりの展開で、勇也は三村に銃殺される。たとえ十代の少年だとしても、行った犯罪に対し罰を受けるのは当然で、映画としても、起こしたことに対比し、ラストはこの辻褄合わせでよいだろう。 内容は嫌いでないので、何度か観てきた作品だ。いま観て思うことは、一つはストーリー上の弱点であり、もう一つは撮影上の効果である。 内容上、14歳の勇也がなぜああした犯行に及んだのか、親のしつけなのか、家庭環境なのか、交友関係なのか、そのあたりの描写がないので、いまひとつ勇也の心情に入り込めない、というのが本作品の最大の弱点だ。ラスト前に、三村と直輝が喫茶店で向き合って話をするシーンで、外観的な質疑応答がなされるが、具体的な話は出てこない。勇也の小さいころの写真や思い出話も他のシーンで出るが、具体的な経緯などがひとつも出てこない。何がしか、エピソードなり回想なりで、どんな少年だったのか・当時どうした状況にあったのか、を入れておくべきだった。直輝の台詞に、勇也は賢い子で親として期待した、という言葉が出てくる。周囲の環境や親との関係には何ら問題のなさそうな子であるなら、なぜ大量殺人や時限爆弾に関心をもつようになったのかを、観る側に伝えておかなければならないだろう。 勇也のサイトにある「哀しみを知らない」「痛みを知らない」などだけでは、納得がいかないのだ。もちろん、現実には、何となく・誰でもいいから、人を殺したいとして、そうした犯行に及ぶ者はいるが、これは映画であるから、逆になおさらそのあたりのリアルさがほしいのだ。計画的であり、火薬についての専門知識もあり、宇宙がどうしたという御託まで並べられるほどであるなら、いっそうそのあたりの説明がほしかった。 もうひとつの特徴は、撮影の演出である。全部ではないが、感情が尾を引くシーンでは、必ずといっていいほど、その人物をとらえたまま、かなり長くカメラを回している。いつまでもカットしないので違和感を覚えるところもあるが、それなりの効果を狙ってのことでもあり、これは仕方がないだろう。 狙いはよいと思うし、脇にある登場人物の出るタイミングもよく、脚本も練られている。上記の点が描かれていれば、より重厚な作品になったと思われる。

  • cyborg_she_loves

    5.0

    考える映画

    みんな、「小栗旬くんが爆弾テロ犯を演じた映画」っていうのを期待して見るから、こんな低評価になるんですよ。  小栗旬くんがニヤリと不気味な笑いを浮かべながら次々に建物を爆破したり人を殺したりするサイコキラーぶりとか、ドバドバ血を流したり絶叫したりする人で画面があふれかえるとか、そういう映画を期待する人は、お願いですから見ないでください。  1回目の爆破シーンが映像なしの音だけだったり、爆破現場の惨状がほとんど映ってなかったり、海津勇也(小栗旬さん)の不良仲間の波畑克次(姜暢雄さん)が勇也の家族をレイプしたことは、暗示されてるだけで映像は何も映ってなかったり(ぼんやり見てる観客の中には意味がわからなかった人もいると思う)、勇也が克次を殺したシーンが銃声だけの映像なしだったり、……と、普通の映画なら見せ所になるであろうシーンが全部ずっぽりと抜けてるのは、もちろん全部「わざと」です。  そんな、目ばかり刺激して思考停止させるようなシーンは入れないぞ、という意思の表われです。  これは、無差別大量殺人犯でありながら未成年者というだけで4年で少年院から出所できるという法律は、はたして妥当なものなのか、という問題を、リアルなケースとして描くことによって観客に考えてもらおうとした映画です。  この映画は、被害者の遺族である三村刑事(津田寛治さん)と、加害者の家族である海津直輝(内藤剛志さん)とを、ほぼ均等の比重で描くことによって、どちらか一方だけの視点から事件を見ることができないように、周到に工夫されています。  被害者の遺族の心情になって見れば、犯人を殺してやりたいほど憎む心情は、もちろんよくわかる。  だけど、加害者の家族の側の心情になって見れば、勇也は変わったのだ、ちゃんと更生したのだ、心から反省してまっとうな人間になろうとしているのだ、それを認めて欲しい、と言いたい心情も、よくわかる。  どちらの気持ちも痛いほどよくわかるように、この映画は描いています。それがこの映画のいいところだと思います。  この映画の最終的な結末は(って、以下、ネタバレを含みます、これから見てみようと思う方は読まないことをお勧めします)、、、  *  この映画の最終的な結末は、結局、犯罪者が完全に更生することなんてありえないんだ、人殺しはどこまでいっても結局は人殺しに終わるしかないんだ、という人間観に基づいて作られています。  この人間観に、私も個人的には共感します。  しかし、もし何百人、何千人、何万人かに1人、本気で自分の犯罪を悔いて、本気で更生しようと決意した人がもしいたとしたら、そういう人の更生の道をふさぐことって、あっていいのかな、という疑問を抱くのも事実です。  でも、その更生の可能性の有無の一線を、未成年者であるかどうかという年齢で引く現在の法律に、疑問を抱くのも事実です。  難しい問題ですね。  そういう、とても難しい問題を、考えながら見る人のための映画です、これは。  考えるための映画です。

  • ori********

    1.0

    ネタバレどうしたいのか判らない

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • esp********

    4.0

    ネタバレ小栗少年A

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • shi********

    4.0

    ネタバレ親と言うもの・・・

    このレビューにはネタバレが含まれています。

スタッフ・キャスト

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津田寛治三村栄二
小栗旬海津勇也(ホーリー・ナイト)
内藤剛志海津直輝
戸田菜穂三村道世
姜暢雄波畑克次
榊英雄田嶋良
栗田梨子海津春美
斎藤歩潮崎雅哉
伊藤かずえ海津君枝
菅田俊花村護

基本情報


タイトル
イズ・エー

原題
[is A.]

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日

ジャンル