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オペラ座の怪人
2005年1月29日公開

オペラ座の怪人

THE PHANTOM OF THE OPERA

1402005年1月29日公開

うさ太郎

5.0

ネタバレ背徳の香り、名曲の数々

ファントムが確かにセクシーで醜い容貌をしていても万能の天才な感じで惹かれるのも無理はありません。 声に関して、確かに音楽の天使というより、ザ・悪役というしゃがれた声で、あれで声も美声だったら役柄として出来過ぎではないでしょうか。 原作では形容もし難い、奇形な怪人ですが、その頭脳明晰さ、天才さは凄いです。 しかし、ファントムは恋に狂い、数々の殺人を犯してしまう。 それを知りながらも、ファントムにも惹かれてしまうヒロイン。 ラウルとの恋は初恋で純粋なもの、怪人の愛は執着であり、仮に怪人をクリスティーヌが選んだら、殺人者を選んだことになり背徳感があります。原作ではラウルの兄まで殺害しています。 けれども、純粋な乙女と悪という背徳感のあるロマンスもスリリングです。 終始、ファントム役の大人の色気が漂い、芸術と肉欲を象徴しています。 対して正統派のラウルとの愛の純粋なこと…。 マダムジリは怪人を愛していたのかな?と思ったりしました。 愛妻に先立たれたラウルにとってもファントムは強烈な青春の愛の思い出なのでしょう。 歌もよく、不思議な原作の雰囲気、自分の心の中の矛盾など、いろいろ余韻があります。

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