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ビフォア・サンセット (2004)

BEFORE SUNSET

監督
リチャード・リンクレイター
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3.90 / 評価:679件

もっとも抽象的な、口先だけのロマンス映画

2人は前作で「一目ぼれ」だったし、男は妻帯者の設定なので、ストーリー展開はない。延々と個人的なおしゃべりが続く。こんなロマンス映画も、珍しい。作家になったという設定の男が、作家を囲む会で話す内容も、巧みだが空虚だった。

実体としての、彼、彼女を取り巻く世界が描かれ、付き合うプロセスでのケンカがあり、というのでなければ、実感がわかない。

おしゃべりがうまい男性主人公だが、日本でなら、「ペテン師ではないか」と疑われかねない。

セーヌ川の遊覧船に乗って、男は、第2次大戦中ドイツ軍兵士が教会を破壊できなかったエピソードを披露し、女性に「本当?」と聞かれて、「実はよく知らない。でもいい話でしょ」とあわてる。(歴史的には、当時レジスタンスが激しく、ドイツ兵が少人数でそんな任務を任せられることはありえない。)これがもし、本作における彼の会話が実は全て虚構かもしれないと示唆するシーンだとすれば、この映画の隠された仕掛けといえる。

映画のテーマは何だろうか。DVDの「メイキング」で、その点の解説はなかった。たしかにとびきりの美女と美男、花の都、ジェスチャーがひどく多い会話が散りばめられた美しい作品だ。パリも、現実のパリと違って、多民族社会化していない!

西洋文化で(日本でも?)、パートナー探しが最大の幸せで、そのために自分を最大限、魅力的に顕示することが大切なのは、痛感できる。でも、私のような普通の、素朴な人間が見ても、あまり参考になりませんでした。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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