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透光の樹 (2004)

監督
根岸吉太郎
  • みたいムービー 18
  • みたログ 60

2.89 / 評価:18件

復古主義の悪趣味

  • cyborg_she_loves_me さん
  • 2017年10月22日 22時10分
  • 閲覧数 428
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

 主演のこの2人って、こんなに演技、へたでしたっけ? いかにも監督に指示されたとおりの動き。非常に明瞭に、しかも小声でぼそぼそと語る、抑揚のない単調な台詞。長すぎる間合い。
 これって、この2人の問題じゃなくて、そういう演出なんだと思います。昭和中期ごろの「文学的」映画のスタイルを理想としてるんでしょうね。
 それが批評家たちには認められた証拠に、谷崎賞とか受賞したんでしょうが、私にはまるでへたくそな演技と演出にしか見えませんでした。感性の違い、なんでしょうね、きっと。

 この不必要に長く、仰々しく、どぎつい濡れ場が何度も何度も出てくるのも、昭和趣味ですね。これは芸術であってポルノじゃないんだ、と、やたらに肩に力の入ったカラミのシーン。昔はそういう時代だったんだからいいけど、今これをやっちゃ、悪趣味じゃありません?

 老衰して痴呆が始まってまでなお思い続ける一途な愛、っていうのも、50年前の人たちがあこがれたロマンですね。

 別に古いものが全部駄目だなどと言っているのではありません。古くてもそこにセンスが光ってるものは、どんなに時代を経ても人を魅了します。しかし、ただ古いものを模倣して悦に入っているだけの復古主義には、嫌気が差します。

 ものすごく退屈でした。

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