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4.0点
元ネタの「仄暗い水の底から」は見ていないが、単なるホラーではなく最後に親子の愛へと昇華させる手腕はウォルター・サレスらしい監督ぶり。 越してきた古びたアパートの部屋。 故障がちなエレベーター。染みが広がる天井。空想にふける子供など、ホラーの定石のような設定。 母の過去から紡ぎだされる愛情の方向。娘を守ろうとする執念へと変わっていく様がしっかりと納得させる。 ジェニファー・コネリーやティム・ロス。ピート・ポスルスウェイトなどいかにもなくせのあるキャラがかき回す。 ダーク・ウォーターの通り、黒い水が映像的に恐怖をかもし出すのは意外だった。 ただ怖いだけに収まらない格調高いホラー。
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