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ダーク・ウォーター
2005年11月12日公開

ダーク・ウォーター

DARK WATER

1052005年11月12日公開

koma18

4.0

ホラーという手法で愛を描いた作品

リメイクのタイトルを見て改めて思った。 日本語ってすごいな、 「仄暗い水の底から」だもの・・・ これだけで、毛穴の3割くらいはギュと縮まる。 で、この感じを英語にするのは、やはり無理だった。 「ダーク・ウォーター」う~ん、あっさり。 そして内容も日本版を見た人にとっては ややアッサリ気味・・? とは言うものの、私は日本版をちゃんとは見ていない、 TVでオン・エアーした時、チラチラ見ただけだ。 だって、怖いんだもん。 でも、後半は母子の物語に引き込まれてしまい、 エンディングでは、感動すらした。 悲しいけど良い感じのラストだった。 しかしハリウッド版は、ここがちょっと変えてある。 個人的には残念な気がする。 この映画は怖いけれど、、 自らもトラウマを抱えて生きる女性の 子供を思う母としての気持ちに、 胸が詰まるような思いが残る。 ジェニファー・コネリー演じる美しいお母さんが、 夫との親権を争いが続く中、幼い娘を守りながら暮らす 淋しさ、心細さは母子の場面だけでなく、 乗り物、建物、風景・・・映像の隅々まで行き渡っている。 舞台となるアパートの暗くて、重苦しいたたずまいは、 目に焼きついている。 でも、そんな生活の中で 灯火のように暖かい子供の存在。 それは、守りたいだろう! わかるよ、わかる! そして、水、水、水! したたり落ちる水、 吹き出る水、 溜まった水、 降り続く雨・・・ 黒い水、ジメっとした水、 洗面所の、洗濯機の、 お風呂の水、 貯水タンクの水・・・ 多彩な水の表現は、みごとだ! 日本版では水の質感を変えるために 色々なものを混ぜたそうだが(寒天とか)、 こちらはどうだったのだろう? 怖い場面も確かにある。 だが、ホラーが前面に出ているというよりも、 ホラーという手法で愛を描いた作品だと思った。 それにしても、 「ハロー・キティ」 本当にアメリカで人気あるんだね!

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