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カンフーハッスル (2004)

KUNG FU HUSTLE

監督
チャウ・シンチー
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  • みたログ 1,916

3.91 / 評価:446件

カンフー!!

  • yuw***** さん
  • 2019年9月9日 9時10分
  • 閲覧数 217
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

「少林サッカー」と同じく無駄なシーンがいくつかあったが。
「少林サッカー」と同じ、5点つけてしまう映画。

無駄っていうか「いらないのでは?」と思うシーンがいくつもあった。ここは「少林サッカー」より多い。
しかし、だ。
これをスッキリきれいにカットなどしてまとめてしまうと、この監督の「勢い」「味わい」が削がれてしまうような気もするのだ。
この監督に洗練さは求めたくない気がする。この勢いで「やりたい!見せたい!」という映像をガンガン作っていってほしい。
初めて見た時からそういう気持ちになったので、5点。

と言いつつ、以下、私の率直な感想。

「少林サッカー」より血なまぐさい。監督の好みなのかな。
冒頭からストリートでダンス。・・・これも好みなのかな。
主人公の、後半で花開く能力の伏線が、主人公の無駄なしゃべりや行動で埋もれてしまってる気がする。
「少女との思い出」。・・・私はすっぽりカットでもいいんじゃないかと。もしくはもうちょっとサラッとしてほしいような。

しかし、カンフーはすごかった。というか見せ方が効果的。やっぱりこの監督、見せ方がうまい。
カンフーをより良く味わうためのシチュエーションというか、そんなのがすごくうまい。歴代のカンフー映画よりも、私はカンフーの動きに見惚れた。
前述で「無駄なシーン」などの文句を列挙したが。
これがあるからカンフーの見せ場が生きるのかも・・・とも思う。
ダラダラした感じが続いたところに、パッとカンフーの動きが登場。気分は「待ってました!」になる。
だから前述で書いた文句は、引っ込めるべきなのかもとよくよく考えると思う。
カンフーを「魅せる」ためは、あのダラダラしたところが必要なのではないかと。

で、いろんなカンフーがおもしろかった。
カンフーの歴史など知らないのだけど、これらは創作なのかな、実際あるものなのかな。
私は変わりどころでは「酔拳」ぐらいしか知らなかったけど、こんな「琴」や「ゴム人間」や「声」などあるのかな。
不思議だけど、見てるとなんとなく納得しながら見れた。

「琴」は要は殺気を極めたものかな。何より空気椅子を実行する筋力がすごい。
(実際は「座ってる」のかな、本当に空気椅子してるなら、とてつもなくすごい)

あの頭にねじり鉢巻きの人のはオーソドックスな動きだけど良かった。両側の敵を両足開きで倒す動きは絶品!

両手に鉄輪をはめるのは初見。あんなのもあるんだ。ちょっとお腹がぶよってなってるけど動きがサマになってる。その道の人なのかな。

そしてあの棒使いの人!私はあの人の足のすねの反り返りにカンフーの古き良き伝統を見た!
最初に棒をつかんで窓から飛び出すシーンの時のあの足の形。あれはいわゆるカンフー映画のカンフーとかじゃなくて、何か本場の本物の匂いがする。
私の中ではあそこの再生回数がダントツ。もう繰り返し何度も見た。
中盤の棒を回しながらくるくる回るところは「京劇だっ!」って感じがした。
・・・私、カンフーも京劇もそんなに詳しくないんだけど。でもあの「すねの反り返り」は「本物」って感じがしたので。

サンダルの「達人」の殺気のある顔も良かった。でもコロンボと同じで「一見、相手を油断させる顔」なんだよね~。そこがまたさらに怖い。
主人公は顔を見る前から壮大な殺気を感じ取ったようだけど。

その人と、「声」と「ゴム」の人達との戦いも良かった。

サンダルの人のなんというかキャラ作りがとても良かった。一貫してる。それがラストにつながって感動できる。そこは予想外に深い。すっごいしみじみできた。

こんな中で主人公は輝けるのか?と不安だったが。
見事に覚醒したようで、魅せてくれた。
鷹か鷲のシーンは好き。すごい静か。
「少林サッカー」でも感じたけど、カンフーってどこか宗教的な、「神に通じる」みたいなところが神秘的。この作品でもそんなのをちょろっと効果的に出してきてると思う。

さっきも少し書いたのだけど、勝負の決着のシーンはすごくすごくすごく見ごたえがあった。二人の演技がいいんだろうな。特に(元)サンダルの人の表情、そしてカメラのアングルとか。うん、あれはすっっっごくいい!

点数は4点か5点かで迷ったけど。
こんだけ熱く思い返せるなら5点だな、やはり。

詳細評価

物語
配役
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音楽

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