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姑獲鳥の夏
2005年7月16日公開

姑獲鳥の夏

1232005年7月16日公開

abo********

1.0

ネタバレひさしぶりに本当に酷いものを見た

久しぶりに小説を読み返した流れで映画もみてみましたが予想を大きく上回る酷い映画でした。 映画化不可能というのは恐らく原作を読んだ人ならその意味を理解しているはず。京極堂での蘊蓄対談や初期の乱歩作品のような幻想的な場面描写で感じる目眩が魅力なのであってストーリーはあくまで付け足しなのです。 映画に重厚な原作がある場合、空気感をどのくらい切り出して伝えてくれるかお手並み拝見ということになるのですが、ストーリーを再現することに終始して(当然時間など足りるはずもない)核になるものがファンにも初見の人にも全く伝わらない結果になっています。 たとえば「無能の人」を竹中直人が映画化したときのように原作のなんたるかを理解している制作者で撮ってもらえていたらと思うと非常にもったいないのです。実相寺さんは安直にやりすぎです。 ・姑獲鳥イメージや雷、紙芝居等小道具カットが安っぽくかつ多いこと ・登場人物が不必要に多いこと(木場等むりやり出さなくてもよい) ・大団円謎解きシーン必要?(舞台でもみているようだった) ・原田知世で関口を誘うシーンは無理 時間がゆらぎ 色彩が歪む 全編関口の白昼夢 腰を落ち着けて読んでいられない原作の方はおすすめです

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