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大奥スペシャル ~幕末の女たち~ (2004)

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3.18 / 評価:11件

戦国から幕末へ⑤ ~そして幕末へ~

  • シバタ さん
  • 2009年4月5日 3時43分
  • 役立ち度 9
    • 総合評価
    • ★★★★★

さて、菅野版『篤姫』です。
大河ウォッチャーとしては、昨年大河ドラマの『篤姫』、
それに合わせて、今更ながらフジテレビ版の『大奥』シリーズを
片っ端から観てきましたが、このシリーズ一作目にして幕末編は、
感情移入の観点から昨年中は見るのを控えておきました。

ようやく最近になって時間がとれたのでまとめてみました。
個人的には大河版より、こちらのフジの『大奥』の方が面白かった
です。もっとデタラメに作っているかと思いきや、
いわゆる幕末の大奥事情がテイストに盛り込まれています。
このあと2シリーズ+映画+映画用スペシャル
まで作られるシリーズの第一作だけはあります。
番外編や総集編が時間的にもったいないかなと思いましたが、
さながら連載マンガのように探り探りつくっているようにも
感じました。一作目ですからね、まだ固定のファンがついてない
ところからのスタートですし、仕方のないことです。

俳優陣は、それぞれ気合が入っていて、比較的パートパートごとに
出演の仕方が変わるのですが、限られた時間でも印象的な演技を
していました。
この後の大河ドラマのキャストを見ても然り、確実にNHKは
このシリーズを意識しています。
大河ドラマ『篤姫』を見た人はこちらも見て損はないと思います。

で、この作品自体は、その第一期シリーズ終了後のスペシャル版
になります。これ以降のシリーズのスペシャルが、後日談からの
回想という形をとる一方、こちらはややパラレルな時間軸で
展開されます。
本編で、わりとあっさり篤子・家定のパートが終わってしまった
のでその辺りを膨らませています。ほぼ、本編と矛盾なく作られて
いますが主人公のような扱いだった「まる」の存在がありません。
残念にも思いますが、いなくなったお陰で篤子を主役に据えて
物語をみることができます。
家定も一度結末まで視聴者に見せてしまっていることもあってか
だいぶ怪人さがマイルドになり、大河の家定に通じるような
「時勢の読めるしっかりとした将軍」の一面も加味されています。
この2時間スペシャルがカットインするお陰で、篤子と家定の
終盤の関係性に説得力が出てきます。

ありがちな展開で2時間展開されますが、あれですね、往年のドリフ
のコントと一緒で、分かっちゃいても見る側はハラハラするものです。
そして、時代の冷酷さ。
こういう辺りにちゃんと感情移入すると、現代人がいかに恵まれて
いるか分かります。今はどんだけ関係がこじれても
殺しあったりしないですからね。

現代社会でいい大人がつまんないことで争っていることへ
気をもんでいる自分に、もっと大きな視野をもたせてくれる。
時代劇って結構良いものですよ。

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