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青い車 (2004)

A BLUE AUTOMOBLE

監督
奥原浩志
  • みたいムービー 82
  • みたログ 544

2.65 / 評価:93件

今どきじゃない

  • full_frontal6996 さん
  • 2007年10月8日 3時10分
  • 閲覧数 243
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

原作自体は非常に短い短編で、個人的には1996年の初版で、書店に並んでたのを読んだ記憶があるから結構古い。
よしもとの漫画を初めて読んだのって確か小学生~中学生の頃だから....しみじみ。
短い短編をどう映像化するのかと思ったらアケミが生きていた頃の話が長くって一時間程。原作短編の部分は三十分無いか。

細かく言うとリチオがアヒルと一緒に話したり、子供の頃の魂は自分の中には居なくって、地上で生活しているのはその抜け殻だったりする(抜け殻でも生きて行ける地上の世界)のはよしもとの短編『アヒルの子のブルース』から。

よしもとの話の中でも結構ハードな部類に入る話な訳で(『アヒルの子のブルース』も)、それでも最後の釣り人が海に花束を投げようとするリチオに向かって『ゴミを投げたらあかんやないけ!!』って言うのに応えて『ごみんに』って(つまらない)駄洒落で返す台詞があるんだけれども(というかそれで終わりなんだけども)そこが唯一作品の『抜き』というか、作品の抜きを大オチに持って来るって言う構成が他の作家には真似出来ない部分ではあると思うんだけども(レッツゴー武芸帳の大オチとか..『DEAD OR ALIVE』並の..)、そこがざっくりと切り落とされてただのシリアスな作品になってたのはちょっとなんだかなーと言う感じ。
よしもと作品を好きな人が作ったって感じがしない。
よしもとよしとも作品の『らしさ』を全く出さなかったのは何故だろう。

あと映画作りが下手ってのは致命的。

作品的には小品だし、演技派の面々が名を連ねてはいるもののやっぱり地味目。宮崎あおいは可愛くて惚れ直しますが、ベッドシーンは『時代の流れ』をひしひしと感じてしまった。
リチオ『まだ痛い?』
このみ『うん でも感じるよ』
って台詞とか原作にもまんまある台詞だけどもドキドキ。

これって原作を知ってる(よしもとの作品を読んでる)のと未読の人では全然違うような気がするなぁ。
個人的によしもとは全部集めてるくらい好きな作家なんだけど、自分的には『あぁなるほどなー』って部分も多くって、確かにだるーんとしてるし、テンポもいまいちだったりするんだけども(言ってしまえば原作部分の後半だけで成立してるものを水増ししてる訳だから)それも仕方ないんじゃないかなぁと思う。
というか原作まんまでもっと高密度に短編映画にした方が余程良かったんじゃないだろうか、とか思ったり。
よしもとの作品ってなんだかんだいっても『昭和のオシャレな感じ』(オザワケンジが車でかかってたりとか)だったりしたのを、現代でやってもちょっと感じが違ってしまったかも。時代が違うから。

詳細評価

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