あらすじ・解説
1926年、ドイツのケルン。両親を亡くした双子の姉妹、アンナ(シーナ・リッヒャルト)とロッテ(ユリア・コープマンス)は、ドイツの農 民の家と、オランダの裕福な家庭にそれぞれ別々に引き取られる。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(11件)
- green
5.0点
ネタバレひまわりの姉妹版?
このレビューにはネタバレが含まれています。 - kur********
4.0点
ドイツに生まれた双子の姉妹、アンナとロッテ。 父親の死により六歳で二人は引き離され、姉アンナはドイツで、妹ロッテはオランダで育ちます。 第二次世界大戦を経験し、戦後おばあちゃんになってから再会する二人。 しかし妹ロッテはナチス・ドイツの被害者側、姉アンナは加害者側。 そのわだかまりを越えて二人は和解し姉妹の絆を取り戻すことは出来るのか。 というお話です。 いい映画だと思います。 アンナとロッテの小説を読んでそれから映画を見たのですが、なるほど。こう映画にしたのかと思いました。 原作エピソードの切るところ、ふくらますところ、場所や設定エピソードの順番を入れ替えながらも、伝えたい事を映画のやり方で伝えているのがいいなと思いました。 一枚のハンカチ、手紙の束、同じ形で寄り添って眠る姉妹、とかね。 映画が小説よりメロドラマになっていたのは、まあ、小説の骨子はそのままで二時間ちょっと映画にしたらそうなるんだろうなと。 原作小説も良いですよ。 映画には拾われていないけど、美しいエピソードもいっぱいあって。 戦争による悲しい出来事を体験しながらアンナとロッテが自分自身を見出していくところとか、ひとたび戦争が始まると市民は巻き込まれざるを得ないところとかは、小説のほうがしっかり描かれていると思います。
- uny********
3.0点
最初の20分とラストは良かった。 あとは少し長いかな~って思ってしまった。 ★★★☆☆
- uj0********
5.0点
観て損は無いと思います。 お互いの思いは、時代の影響でしょうがなかった。 時代に翻弄された人間の生き様がリアルで、切ない。 音楽も素敵で、映像も綺麗だと感じました。 中だるみせず、最後まで見入ってしまう映画です。
- kan********
4.0点
小さいころのアンナとロッテがパッケージだったので、ほのぼの系だと 思って確認もせず借りてみたのですが、違いました。 でも、借りて損はなかったです。 環境が人を作るんだなあ、と思いました。 育った場所が違えと全く違った性格になることが、とても切ないです。 小さい頃ならば、双子って全く同じ性格をしているのではないでしょうか。 言ってしまえば「同じ人物」なのに、着る物、食べ物、教養、職業、 全てが違うのは、間違いなく生きていく環境のせい。 二人に共通することは、「お互いへの思い」のみで、それも初めての 再会を通して食い違ってきてしまって、どちらも悪いわけではないのに 分かり合えない…観ていて悲しいし悔しいし、もどかしかったです。 どうしても、「かわいそうなアンナ」寄りでみてしまったせいか、 ロッテが憎くてたまりませんでした。 自分ばっかり幸せで、汚いものを単純に嫌悪して、勝手に思い込んで、 アンナを自分から締め出してしまう。何なんだ! アンナは悪くないのに、そんなに邪険に扱うことないでしょ…。 でも当時は、「双子」ではなくても家族、友人間で同じような ことがあったのだろうな、考えると、戦争はやはりこわいと感じます。 戦争が無かったら、多分ふたりは再会して、分かり合って、 場所は違えども幸せに暮らしていたのでは。 やっぱり、この映画で憎むべきものは戦争だな。 ところで、アンナの、ダンスしているときの挑発的な目が好きです。
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