THE LION IN WINTER 冬のライオン
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(3件)


  • ぴり

    5.0

    素敵

    素敵な映画 エンドクレジット終わるまで必ず観てください。

  • syu********

    3.0

    俳優の演技を観る映画

    米ホールマーク社が贈る、史劇ドラマ大作の前半部。12世紀の英国を舞台にヘンリー2世の王位継承を巡る確執を描く、名作『冬のライオン』のリメイク版。『X-MEN』のP・スチュワートが主演。 戦闘シーンが1カットも無かった。と、同時に戦闘シーン無しで約3時間という長編を作りあげた事に関心した。台詞が多く、緊密度が高いのが特徴。 2003年 ヘンリー: パトリック・スチュワート (Patrick Stewart) エレノア: グレン・クロース (Glenn Close) 1968年にハリウッドで映画化され、2003年にはテレビ映画としてリメイクもされた。歴代のエレノア役を演じた女優が常に絶賛され様々な賞に輝く一方で、フィリップ役には将来が有望な新鋭の美男俳優が起用されることでも話題になる作品である。1183年のクリスマスにシノン城に一家が集まったというのも、前年の1182年のクリスマスにノルマンディーのカンに一家が集まったことを下敷きにした創作である。 1968年 映画版ヘンリー: ピーター・オトゥール (Peter O’Toole)       エレノア: キャサリン・ヘプバーン (Katharine Hepburn)

  • lou********

    5.0

    セリフ、脚本、演技、絶品!!

    正直言って映画版よりもこっちのTVドラマ版の方が、省略されていない分しっかりと描かれていて、ドラマとして実に見ごたえがある。TVドラマ特有の安っぽい映像ではあっても、だ。 映画版は、ピーターオトゥール&キャサリンヘプバーンという映画界を代表する男優と女優の共演に加え、アンソニーホプキンス、ティモシーダルトンまでもが脇を固めた、とんでもなく贅沢な作品で、また、キャサリンヘプバーンの女優としての集大成が画面からあふれ出ていた印象は強烈で、いまだに忘れられない。 それでも、である。キャサリンヘプバーンが感情を抑えぎみに演じていたのに比べ、グレンクローズは、躊躇無く感情を外へ解き放つ。 それがまた見事なのだ。「グレンッ!クローーーーズ!」と思わず叫びたくなってしまった。・・・叫んじゃったかも。 グレンクローズは、熱愛や憎悪、恨みなどの激しい感情を、楽しみながら、自由自在に、そして巧みに操る。語弊があるかもしれないが、ワクワク、まさしく、楽しみながら演じているようにしか見えないのだ。 彼女の感情を、「ジェットコースター」に置き換えて説明させてもらいたい。彼女は、「ジェットコースター」に身を任せ、キャッキャ、キャッキャ叫びながら時には抗いながら、時には、「ジェットコースター」の激しい揺れを利用し、そのエネルギーをヘンリーや息子たちとの対決にぶつけるのである。 そして、愛に満ち溢れたとろけるような表情や、恨みにさいなまれた鬼のような表情、自分の苦境を逆に心から楽しんでいる無邪気な表情を、天才魔術師のような手際の良さで使い分ける。人間業とは思えない。 また、パトリックスチュワートも、見事、演劇人としての本性を現してくれた。私が持っていた彼に対するイメージは、見るも無残に砕け散った。もちろん、いい意味である。実は、うまい役者という印象がなかったのだ。 そんな名優パトリックが見せた今回の演技、ピーターオトゥールの重みのある表情や演技に比べ、実に軽快なのである。 王にしては軽すぎるのかもしれない。が、それが、逆に功を奏したのではないかと私は思う。不幸な境遇を、どこか楽しんでいる様子がエネルギッシュににじみ出ていて、その楽しんでいる雰囲気のおかげで、我々は物語りに入り込み安いのである。 もしかしたらこの原作、コメディーとは言わないまでも、ドタバタ的な要素が源イメージの多くに含まれていたのではなかろうか。 ジェームズゴールドマンという人、かなり悪ふざけな人だったのかも。 だが、もちろんそれだけではない。登場人物どうしの駆け引きや、状況の変化による感情の動き、それにより新たな策略をひらめく瞬間などの描き方など、思わずドップリ引き込まれてしまう。実に見事なドラマがそこにあるのだ。しかも、一つ一つのセリフが次の状況を瞬間的に、そして劇的に変化させる様が全編を通じ見事に描き抜かれているのだ。 時代背景や、作品の雰囲気から、思わず現代のシェイクスピアという呼び名を彼に対し使ってしまいそうになったが、実は、その枠に収まっている作家ではない。やはり、現代人なのだ。 確かに、ロマンチストという点においては、シェイクスピアほどの輝きを放ってはいないかもしれない。 だが、現代人を喜ばせる術(すべ)は、彼の方がはるかに知っているはずなのだ。 また、共演者達も、実に芸達者ばかりだし、個性も見事にぶつかり合っている。言うこと無し。 ともあれ、改めて、「省略するのは良くないんだ。原作も、すでに省けるところは極力省いちゃってるわけだから」という事に気付かされた、貴重な逸品でありました。 もちろん、この教訓がすべての映画に当てはまるとは限らないのだが。

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