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シリコンバレーを抜け駆けろ!

シリコンバレーを抜け駆けろ!

THE FIRST $20 MILLION IS ALWAYS THE HARDEST

105

kak********

3.0

サイバー・サスペンス小説をコミカルに描く

原作はボー・ブロンソンの同名小説でサスペンス仕立ての様であるが 映画化された本作品はコメディ・タッチの痛快娯楽作品になっている。 物語はサンフランシスコのシリコン・バレーを舞台に、先端技術を 駆使して新しいパソコンを作る為に集められた”チーム”の大奮闘を コミカルに描いていく。 多くの半導体企業が生まれた事からシリコンバレーと呼ばれ世界的に 有名になった地域だが、シリコン・バレーという地名は存在しない。 監督は、ケヴィン・コスナーとホイットニー・ヒューストンの共演で 話題になった「ボディガード」のミック・ジャクソン。 主演に、シドニー・オリンピックの開会式で採用されたタップ・ダンス を描いた映画「タップ・ドッグス」で爽やかな演技を披露したアダム・ ガルシア。 相手役に、大人気ミュージカルの映画化である「RENT/レント」の ミミ役で主演を務めたロザリオ・ドーソン。 ”夢”に向かって大企業のエリート社員を辞めて飛び出したアンディ役の アダム・ガルシアは弱肉強食の世界に飛び込んだはいいが、厳しい 社会の洗礼を受ける。そんな苦労話も自然体の彼の演技とコミカルな 演出で、明るく鑑賞できるのが特徴だ。 共演では、ジョディ・フォスター主演の異色SF映画「コンタクト」で 狂信集団のリーダー役だったジェイク・ビューシイや、 「サイレントノイズ」で、”バットマン”のマイケル・キートンと共演の チャンドラ・ウェストらが持ち味を出している。 コミカルでありながら、人生はお金や地位よりも大切なものがある事を それとなく織り込んでいて好感が持てる映画だが、日本では劇場未公開で ある。アメリカ発コメディは日本では商業ベースになりにくい通説が あるが、本作品はアナログ派デジタル派にかかわらず多くの人に受け入れ られる作品に仕上がっている。

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