揮発性の女
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(3件)
- hi6********
3.0点
二回目の観賞である。 何と言っても、この映画は、石井苗子の存在自体のみでもっている 作品である。 その不感症で、砂をかむような、「おばさん」ぶりから、 枯れ果てた筈の性が再び燃え上がっていくさまを、赤裸々に堂々と 演じきっている点が、この映画の凄さである。 二回目の観賞できがついた点は、 ・冒頭の無表情でぎすぎすしたおばさんぶりから、下着姿で放置される 事によりおばさんの姿に女性の性を隠し持っていた事への衝撃 (ギャップ)が印象的である。 酒を探す所で、キャミソールから見えるお尻がとてもセクシー ・そんな下着姿なのに、無表情での人質ぶりが、無感動なおばさんと 肉体での女性の存在ぶりの対比の見事さがある。 本人の意識と見た目のギャップ差が印象的 ・じょじょに、若い男へ傾斜を無表情のままで変化させていく、 石井の凄さ。 ・愛欲への傾斜への崩壊を示すシーンである病人での粗相を知られての 幼児の様に仮面を脱ぎ棄てる様が強烈である。 (可愛らしい女に変化する) この映画の石井苗子は、他の映画に比べて別格の存在感を示しています。
- kor********
4.0点
石井さん、いろいろあったからなぁ。彼女の生き方を非難する人もいたけど、罪の無い人間なんて居ないんだよ。自分には罪は無いなんて言ってる奴の厚顔無恥さを腹立たしく思うオトナに育ってしまったからこそ思うのだけれど。 この映画もずいぶん訳ありなオトナの刹那の物語です。人間、やはりひとりでは寂しいのでしょう。 ラスト、疾走する二人が切なくなりました。
- tmm********
4.0点
いろいろあった石井苗子さんと言う目で見てしまいました。ストーリーもナイーブで良かったです。ラストシーンは平凡かなぁ。もっともっと激しい方が、切なさが引き立ったじゃないかと思いました。続編作りたかったのかな・・・・・
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