あらすじ・解説
アメリカでは第41代大統領ブッシュ(父)が就任中の1989年。ベルリンの壁崩壊が間近に迫り、平和ボケしかけた西ドイツ、シュツットガルトに駐屯する米陸軍兵士の一人、エルウッド(ホアキン・フェニックス)は、ヘロインの密売と、闇取り引きに手を染めていた……。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(13件)
- 名無しの権兵衛
4.0点
面白い
- dkf********
3.0点
本作を観て思い浮かべたのが、沖縄の駐留米軍のことだった。彼らは米軍の中でも「最も使えない部隊」として位置づけられているそうで、不祥事ばかりがニュースになるが、非戦闘地域に駐留する兵士の日常など、本作に描かれた内容と近いものがあるのだろう。戦場で戦うのが仕事の彼らにしたら、すなわち平和とは仕事がないようなもの。目的がなく、膨大な時間をもてあましてモチベーション低下で堕落していく心情もわからないではない。 オーストラリア人であるグレゴール・ジョーダン監督の「第三者視点」ならではの着眼点は良いが、発想の鋭さに脚本が追い付いていない印象だ。基本は堕落した駐留米軍の内情をブラックユーモアとして描きたかったのだろうが、基地内でヘロインを精製するストーリーなどはさすがにやりすぎで、少しリアリティがなさすぎる。ホアキン演じる主人公の悪ノリばかりが目立つため、全体的にあまり笑えないのだ。 着想は間違いなく面白いので、もっと強烈な皮肉とユーモアが利いていれば、傑作になっていた予感がする残念な作品だった。
- tt1********
5.0点
作業(仕事)部屋のつもりなんだが…。
- いやよセブン
5.0点
1980年代末期、西ドイツのアメリカ軍駐留基地でのお話。 主人公(ホアキン・フェニックス)は物資の横流しなど要領よく軍隊を金を稼いでいた。 ボス(エド・ハリス)は事務屋で、騙すのは簡単で、奥さんのベッドの相手もこなしていた。 ところが新しくやってきた曹長(スコット・グレン)ににらまれ、いじめられる。 頭にきた主人公は曹長の娘(アンナ・パキン)を誘惑するが、ミイラ取りがミイラに。 「M★A★S★H マッシュ」と同じ系譜の映画だが、こちらの方はいたって真面目。 アメリカという国はこんな映画も公開できる懐の深さがある。
- aka********
3.0点
最初はタイトルがピンとこないんですよ。別に戦争が始まるわけでもなく、戦争がないからこそ平和でやることのない軍人たち。ヒマだから武器の横流しだったり麻薬だったり悪知恵が働くわけです。そういう裏側を見せていく。戦車の運転だっていい加減だし。 で、見ていくと、終盤どんでん返しですよ。ボーッと見てたけど、「おおおっ!?」って。 そこでやっと「戦争のはじめかた」というタイトルが結びつく。うはー。うまいね、邦題つけた人。 それなりの覚悟を決めて戦争を始めろということか。
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