アルトマンのギャンブラーな二人
- どーもキューブ さん
- 2010年8月29日 15時02分
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- 総合評価
製作、脚本、監督ロバートアルトマン。
ビデオでは未発売作品だったような、、?本作DVD化でちょいビデオ屋でビックリ。ソニー、コロンビア経由。
ひそかに「バードシット」が再上映リバイバルされ嬉しい限り。
ジャケットからは、何やらギャンブル映画っぽい印象、エリオットグルードの顔。珍しいアルトマン本人の音声解説付。
やっぱりアルトマンらしいギャンブル物でした。全然娯楽、娯楽してないこざっぱり感、切った張ったに焦点を置かない展開。芝居なのか、アドリブなのか、自然な演技。そんな軽めのドラマと思いきや唐突なハプニング。恒例のアルトマンスタイル顕在。
ラストはあまりにサラッとし過ぎてビックリ。
あくまでエリオットグルードとジョージシガールのダメダメコンビにドラマ照準はあっています。
とにかくやかましく、ギャンブル大好き、自堕落生活万歳のグールド。
仕事をすっぽかし、陽気なグールドにひかれ天性のギャンブル感覚に磨きをかけるシガール。
そんな二人のギャンブル物語でした。ギャンブルが主眼でわなく、ギャンブルが好きな連中を描写したアルトマン。アルトマン自身もギャンブル大好き。アルトマンの映画では、タイトルにした「ギャンブラー」という作品もあるとおりお好きなようです。こちらは、のウォーレン・ベイティ、西部開拓娼婦の勝負物語。こちらも別の意味でレコメン。
本作の意外過ぎるラストに正直物足りない方も大勢でそうです。ギャンブル場の雰囲気やお客さんは、実際の場所やセットをつくりこんでいったそうです。
陽気でやかましいエリオット必見!のち「マッシュ」「ロンググットバイ」にアルトマン&グルードは、タッグを組むことになります。その輝かしい出会い。
アルトマンの描くカリフォルニアギャンブラーな二人。
痛快とか駆け引きとかは期待しないでね!
追伸アルトマンの「三人の女」「ナッシュビル」も引き続きDVD化、会社さん!よろしくお願いします。
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