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MAKOTO (2005)

監督
君塚良一
  • みたいムービー 8
  • みたログ 153

2.80 / 評価:41件

美味いものは誰が食っても美味いのだろうか

  • dotolsutaba さん
  • 2010年8月20日 15時57分
  • 閲覧数 562
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

「きらきらひかる」と同じ原作者郷田さんの同名マンガの映画化であり、原作自体は「きらきらひかる」とリンクしています。
監察医という職業を扱っている点は同じですが、違うのは主人公が霊が見えるということ。

郷田さんの原作は独特の絵柄が個性的ですが、物語は結構古典的でオーソドックスなもののように思います。
絵柄が今風ではないからか、古いマンガと言っても納得してしまうような気がします。

そんな原作の作風をうまく現代風にアレンジ出来てると思いました。
監督の君塚さんの初監督らしいのですが、正直脚本にしろ監督にしろ、他の作品をよく知りません。「踊る・・・」をマトモには見ておりませんので。
まあ別に比較論が必要なこともないのですが、なかなか情緒に溢れていて、私には結構「引っかかる」映画でした。

こういう心霊的な作品が好き、というのも確かにありますが、世間一般に流れる酷評の嵐(笑)ほどの違和感をそれほど感じませんでした。
まあ、絶賛するほど面白いとか、誰にでも勧めたくなるとか、そんな事はありませんでしたが、何でそんなに気になるのだろうと逆に思うくらいです。

コミカルな点も、各俳優さんの演技も、下手とか浮いてるとか(笑)、うーん、最近そういう違いがわかりません(笑)。
凄い演技とかはわかる気がしますが、大根とか棒読みセリフなど、仮にお目にかかっても別に素通りするくらいですけどね。

君塚さんのインタビューというのを見ましたが、作品のテーマとして人の闇の部分というものを描きたいというのはあったようです。その表現についての賛否はあるでしょうが、私はとてもよくわかる気がします。
この映画に描かれるような夫婦のあり方の是非は、そのまま問いかけともなると思うのですが、そうした描き方が尚更共感しにくい部分にもなってしまったのかもしれません。

感動し、号泣するような映画、というキャッチコピーはたくさんありますが、この映画も似たような宣伝文句が使われてました。
ただその内容には共感しにくく、また脚本、演出にも納得出来ないというのが、大方の感想のようです。
そうかもしれません。
ただ、涙にもいろんなものがあります。
例えば、犯罪を犯したものが自分の罪を悔いて流す涙に、どれほどの共感があるでしょうか。
自分勝手と罵られるでしょう。
同情したものはバカの烙印を押されるでしょう。

しかし、バカはそこで涙を流したのです。

この映画では3通りのエピソードがあり、最初の母娘の話には共感する人は多いのですが、次の父が娘に対する思いとかクライマックスの主人公夫婦については、否定的な感想が多いようです。
それが「普通」の見方なのでしょう。

もちろん、私も号泣したわけじゃありませんが、じんわりと心に残りました。
私にはちょうど良かったのかな、と。

時々あるんですよね、こう、特別面白かったわけでもないんだけど、何度も繰り返し見てしまうとか、なんだか思い出してしまうとか。

こういうの、どう位置づけたらいいんでしょうかね。
うん、とりあえず私はこの映画を好きになったのかもしれません。

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