あらすじ・解説
1950年、イギリス。ささやかだが幸せに暮らすドレイク家の主婦・ヴェラ(イメルダ・スタウントン)。しかし彼女は家族にも話すことができない大きな秘密を抱えていた。それは望まない妊娠をして困っている女たちに、堕胎の手助けをすることだった。
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作品レビュー(46件)
- vpz********
2.0点
ネタバレ最後の最後にドンデン返し
このレビューにはネタバレが含まれています。 - tak********
4.0点
戦後のイギリスの労働者階級をの過程を中心に描いた映画です この時代のイギリスが舞台の映画は何本も見てきましたがとにかく陰鬱で暗いです。そこに一筋の兆しがあったり希望を見出す映画が多い中この映画はひたすら悲しくなっていく映画です もちろん家族のやり取りなどハリウッド映画にはないこじんまりとした暖かさは序盤を中心に終始流れておりその心地よさはイギリス映画の魅力です しかし、ヴェラの行ってきたことを善か悪かでは裁けないし、どう評価すればよいのかもかなり難しいです。正直なところ。 法的にはアウトだけれども、倫理的に見て仕方ない、必要悪というものもあればその逆もある。そんな世の中です。 ヴェラは本当に心優しく見れば見るほど彼女を応援したくなります。 そして実際に彼女は多くの悩める女性を救った来たわけです。それは事実です。 そんな中、段々とその行為が当たり前になってきて躊躇がなくなっていく、麻痺していく様子も伺えます やはり正当なやり方でないため正義のような行為であっても問題は問題なのです。その意識の薄れが悲しい結末を生んでしまったかと思います 彼女が心優しい人間であったからこそ幸せなエンドを期待したのですが現実は厳しいですね 刑務所で心細く歩くヴェラを見ていると2年もやっていけるようには見えませんでしたが、それを静かに時が過ぎ、母が帰るのを待つ家族のエンディングシーンがなんとも言えない余韻を残してくれました。 彼女は裁かれ無くてはならないけれども、彼女が人々に残した善意や優しさは色褪せることなく、周囲の人々は彼女を見捨てることなく、信じ続けるのです。 2019.6/8
- なつ
5.0点
胸糞悪映画ランキングから。 こ、こんな堕胎方法が昔あったの!?(;゜0゜)怖すぎる、、、 それをスムーズにこなすおばあちゃんも怖すぎる、、、と、思いきや最後は同情にかわる。可哀想。。 でも家族さえ知らなかったからやはり罪悪感もあったんだよね?
- kou********
5.0点
素晴らしい演出と、それぞれの演者がまるでこの世に実在しているかの様な演技で、観る者を釘付けにする傑作である。 物語に派手さは一切ないが、感情を激しく揺さぶられる正真正銘、紛れも無く映画である。 多くを語ることが無駄に思えるほど、感じてしまった作品だった。
- yok********
5.0点
主人公を演じたイメルダ・スタウントン氏の演技の凄さもさることながら、その夫役のフィル・デイヴィス氏の演技も素晴らしい。 主人公がいつの間にか、堕胎の行為が普通の生活の中で当たり前になっていく過程の演出が秀逸。 最初から最後まで、これはドキメンタリーではないか思えるほど感情移入できました。記憶に残る名作。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
ヴェネチア国際映画祭第61回
NY批評家協会賞第70回
LA批評家協会賞第30回