あらすじ・解説
良雄(田中実)、和也(田辺誠一)、幸次(小谷嘉一)、瀬川(夏八木勲)の4人の男と知華(吉本多香美、渡辺真起子、金久美子、桃井かおり)とのそれぞれの愛を描く。
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作品レビュー(5件)
- WXYは知ってても、それだけじゃ
2.0点
主人公知華の見え方を種々見せているのだけど、難解なのか意味深なのか判らない。最後も。
- vlu********
2.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ********
4.0点
あの「行き行きて神軍」「全身小説家」の原監督が劇映画を撮ったとなれば、いかにリアリティを追求するのかとわくわくして見ました。エピソードを4つに分けて4人の女優を使いながら、ひとりの架空の人物の4つの側面ではなく、執拗にひとつの側面を描こうとしたようです。だから、みんな同じ女性を念頭に置いていて、ほぼ齟齬がない。それは、どうにも抑えられない欲望に従って、またはそれを求めて生きる女性です。体操で一流になった少女時代が繰り返し思い出され、祭りの高揚で我を忘れ、不倫セックスにのめりこむ。「あの本当に生きていた瞬間」を取り戻すために。 そして、それが1969年の出産から70年代末に殺されるまで、つまり、70年代をまるまる含む時代ということ。夫からも育児からも逃げてしまう女性は政治からも徹底的に遠くて、反体制運動が関係ないものとして執拗に描かれています。「本当に生きていた」70年代は、政治とは無関係なものだったのでした。ここには明らかに、政治とは無関係とはいいつつも「本当に生きて」いるとはいいがたい現代への批評があるのでしょうね。 それにしても4人の女優のうち、桃井かおりの圧倒的な存在感に息を呑みます。役の設定よりもずっと年上なのに。殺されて、浅瀬を片手を引かれてゆく姿が本当に美しい。
- Tmu
2.0点
作り手に思いが、世代を越えては今一つぼんやりだった。 4人で一人を演じ分ける発想は、ユニークだが、消化しきれていない ように思えた。後半部分の話だけで十分興味深い話になる気がした。
- ccyote2001jp
4.0点
期待しすぎましたが。まずまずでしょう。ただし本当に、女優陣の演技力比べですね。4人の男性から観た一人の女性の見え方、という考え方によってはとっても素敵な映画になるのかと思いきや、女優によっては 少々違和感のあったのもありました。 「赤目」とか、「害虫」がお好きなかたにはかなり高得点だとは思います。私のマイナス1点は違和感のあったエピソードに対してです。 桃井かおりが出す哀感は、日本でこれ以上の演技ができる人はいないですね。
スタッフ・キャスト
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