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宇宙戦争 (2005)

WAR OF THE WORLDS

監督
スティーヴン・スピルバーグ
  • みたいムービー 153
  • みたログ 8,276

3.00 / 評価:2,334件

私の中の賛否....ちょい「賛」寄り

  • yuw***** さん
  • 2019年10月17日 11時19分
  • 閲覧数 125
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

当時、映画館で見た。
予備知識は完璧になし。原作小説も過去の映画も知らない。
ついでに監督が誰かもノーチェック状態。・・・人に誘われるままに見に行ったので。
トム・クルーズは知ってる。ダコダ・ファニングは名子役との噂は知ってた。
あとはロードオブザリングのエオウィンがちょい役で登場するという情報だけはチェックしてた。・・・事前情報はそのくらい。

ちなみに、私はスピルバーグには最初から期待してない。
「激突」はシャープで興味深かったけど、「ET」は世間が騒ぐほど感激できなかったので(公開当時から)。「ET」はそりゃ良かったと思うけど、世間がいうほどの「大感動!」ってわけでもないと思った。ただスピルバーグは世間に認められた監督なんだな・・ってぐらいの認識。私を感動させてくれるかどうかの保証は「ET」の時点からなかった・・というかあの頃から期待しないことにしてた。

では、本題の映画について。
・・・正直言うと、「書くのが億劫」とスルーし続けた映画。
たぶん、自分の中で賛否両論だからかな。
けど、ほかのレビューを読ませてもらって、自分の感想を少し整理できたかもしれない。

まずラストの戦争のオチは、私は良かった。あのシャープさは小説のような冷徹な鋭さを感じる。主人公とともに、見ていた私も疲れてたのかもしれない。だからあの鋭さにほっとした。(鋭さというのは観客への冷徹さみたいな感じ)

ただ、「どういうつもりで見るか」などの覚悟が、映画の途中でコロコロ変わったのがちょっといまいちかな。

最初の「地割れ」は「ゴージャスでダイナミックなSFが始まる!」とワクワクした。

しかし主人公が家族内で険悪になっていくシーンが続いて「あれれ?」。
そして逃げ惑う際も「要注意の敵は、実は同じ地球人?」みたいな群衆パニックが描かれたり。
ここで「SFへの期待」から「人間の心理描写」へと視点を切り替えねばならなくなった。こうなると「SF」は単なるネタ。「人間とは、切迫した状態ではどんな行動に出るものなのか」みたいなものを描いているように感じた。
「そういうつもり」で見ると、まあまあ良かった。家族が追い詰められていく感じがリアルに描かれてる。

あともう一つ感じた視点は「そして父になる」じゃないけど、主人公が父親として覚醒する物語であるということ。
それまで子供たちに関心を寄せてこなかった主人公。
彼を父として覚醒させるためには・・・そうだな、やっぱり攻めてくる宇宙人よりも娘に気が行くように娘を神経症的に叫ばせねばならない・・・かな。
観客も嫌というほど思い知らされる。「この娘は一人でほっといたらだめだ」と。
頼りの兄のほうは妹よりも「戦い」に走ってしまったようだ。若気の至りか。
残されたのは自分のみ。泣き叫ぶ娘を前に父親として覚醒していく・・・ということなのかなと納得して見てた。

「兄」役の演技、良かった。あの「ついつい心奪われていくさま」がじわじわと伝わった。気持ち的に「もうどうしようもない」って感じで。

その後はやはり「そして父になる」状態。主人公は父親として娘を守り続ける。
宇宙人からも地球人からも、娘自身の恐怖心からも。

・・・・という解釈をしながら見てた。宇宙人はもはや刺身のツマ的な感じで。
そうやって視点を切り替えて見てたら、なかなか緊迫感があって、そして達成感もあって良かったと思った。主人公が父親としてがんばってたから。

ここまで見ていて、「これは地球人の大パニック映画だ」と感じた。
頼れるものはいない。どこに行けば安全か誰も知らない。
とても不安定な状態が続く。宇宙人に捕らわれるまでは。
・・・捕らわれたら、やっと地球人同士の熱の入った連携が見られた。

最後に「兄」はさぞかしバツが悪かったことだろうと想像した。自分だけ生き残ったから。だから妹と父親を見て安堵したに違いない。そして父親を認める気持ちも芽生えたに違いない。・・・と勝手に想像して満足して見終わった。

ただ最初の「地割れの時のワクワク感」が宙に浮いてしまったけど。

詳細評価

物語
配役
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