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大化改新 (2004)

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3.33 / 評価:37件

これはこれで「あり」だと思う

  • ibukulo- さん
  • 2015年9月13日 13時11分
  • 閲覧数 386
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

この作品のことは全然知らなかったんだけど、図書館に置いてあったので、歴史好き人間としては大いに興味をそそられたので、サクッと借りてきた。
そしたら、映画だと思ったらテレビドラマだったのね。こんなのが作られてたなんて全然知らなかったなあ。

大化改新ってタイトルだけど、実際は、蘇我入鹿と中臣鎌足(当時の名前は中臣鎌子)の若い頃から乙巳の変までを扱ったお話。
大化改新ってのは、正しくはその後の政治改革をさす言葉なんだけど、その話は出て来ない。

でもまあ、大化改新と乙巳の変は混同されている場合が多いので(ちょっと考えれば暗殺事件を「改新」って言うのは不自然だとわかるんだけどね)、このタイトルの方がどういう内容かイメージが沸くんでしょうがないでしょう。


このお話、蘇我入鹿と中臣鎌足が親友だったという設定で、しかも、蘇我入鹿がすごく「いい人」として描いてある。

一般的には、蘇我馬子から蝦夷を経て入鹿に至る時代は、豪族でありながら実権を蘇我氏が握っていた時代だとして、蘇我一族は悪人として扱われることが多い。学校の歴史の授業でも、そのニュアンスで教えられるしね。
でも、実際は、古墳時代から飛鳥時代のことは正確にはわかってないわけで、このドラマの解釈も間違いとは言えないから、これはこれで「あり」だと思うし、面白い設定だったと思う。
この設定によって、乙巳の変の場面に深みと重みが出てたのは事実なので、なかなかに良かったと思う。


陳瞬臣も言っているように「歴史とは勝者による創作」なので、色んな可能性を考えるなら、中臣鎌足と中大兄皇子が政権を不当に奪取するためにクーデターを起こしたという可能性もある。それに比べたら、このドラマの解釈は少しも不自然ではない。
乙巳の変の首謀者の一人であり、現天皇、皇極天皇(宝皇子)の子供である中大兄皇子がで天皇にならずに、軽皇子がこの直後に天皇になるなど、グレーな部分も多いしね(そのため、軽皇子が黒幕なんじゃないかという説もあるらしい)。

ただ、全体の流れは史実として認知されている通りで、そこには特別な解釈はない。
だから、このときの歴史の流れを見るという意味でも良い参考になるドラマだね。




それにしても、10年も前のドラマだからみんな若いね~。
(仲代達也と原田芳雄を除くwww)

特に中大兄皇子役の小栗旬がすんごく若くて初々しかったよ。こりゃ、彼のファンは、今見たら大喜びなんじゃないかなあw

あと、吹越満演じる軽皇子が、名前どおり軽~いキャラに設定されていたのには笑った。とても、この直後に天皇(孝徳天皇)になる人には見えなかったねw


長かったけど、全体的には、なかなかに楽しんで見られた良作ドラマだったよ。

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