2005年3月12日公開

カナリア

CANARY

1322005年3月12日公開
カナリア
3.7

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30%
35%
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4%
作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

光一(岩瀬光一)は、母(甲田益也子)が傾倒するカルト教団「ニルヴァーナ」の施設で妹とともに数年を過ごしたが、教団が崩壊後、関西の児童相談所に預けられた。そこへやってきた祖父(品川徹)は、光一を残して、妹の朝子だけを引き取り、東京に戻ってしまった。

シネマトゥデイ(外部リンク)

本編配信

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作品レビュー(57件)

切ない21.9%悲しい16.1%絶望的16.1%泣ける9.5%勇敢7.3%

  • cyborg_she_loves

    2.0

    演出のまずさ

     大学の映画サークルの自主制作映画を見てるみたいだったです。  固定カメラをあまり使わずハンドカメラで撮影されたシーンが多いんですが、画面ブレが大きくて気分悪くなってきて、そのうちなんだかカメラマンがカメラ担いで後ずさりしてる撮影風景が見えてくるような錯角に陥る。  盲目のおばあちゃんが折り紙するのを、由希が隣に座ってじっと見てるシーンを撮るのに、なんでカメラをあっちへ、こっちへとぐらぐら揺らしながら撮るわけ? 観客はどうしたって、そういうふうに動きながら折り紙を見ているカメラマンのことを想像せずにいられなくなるでしょうに。ここは由希の視点に固定したカメラで撮らないと駄目でしょうに。  音楽はほとんどなし。主人公の光一の台詞もほとんどなし。そして、(教団生活を回顧するシーンを除いて) 7割ぐらいは登場人物は光一と由希(谷村美月さん)の2人っきり。つまり、無音か、背景音だけか、由希の大阪弁か、だけのシーンが大半なわけです。  要するに、光一が、じーっとこっち見てるか、錐で石を彫ってるか、ぎゃーと言いながらそこらへんのもの壊してるか、というシーンばかりを見ながら、観客に光一の心の動きを想像させよう、っていう映画なわけですが、最初は反発してたカルト教団の教義を、やがて命がけで信じるようになり、それがまたそこから覚めてゆく、という途轍もない心の大転換に次ぐ大転換が、こんな何の台詞もない映像だけで表現できているとは私には到底思えません。  要するに、教団を脱退した人たちと暮らしてるうちに自分が狂ってたことに気づいた、ってだけの話にしかなってないです。それじゃあ、「そっか、ま、当然だろうな」という感想しか残らない。何の感銘も受けない。  たぶん、脚本書いた塩田監督の意図を色々推測してみるに、一緒に死んでもいいと言ってくれるぐらい由希に愛されたことが、立ち直る決定的なきっかけになった、と言いたいわけなんでしょう。  だけど、じゃあ由希はなんでそこまで光一のことを好きになったのか、これ見ててもぜんぜんわかりません。昼食代だけ渡してさっさと別行動とろうとした由希が、なんで急に一緒に死のうとまで言うようになったのか。男に体売ろうとしたのをやめさせてくれたのがきっかけだと言いたいのかな。この映像だけではなんかよくわからないし、説得力ないです。  「黄泉がえり」でもそうでしたけど、塩田監督、テーマとしては重くて、いろいろ考えるに値するものをたくさん含んだ物語を扱いながら、演出がへたですね。何か大事なことを表現したいらしいんだけど、ぜんっぜん訴えかけてこない。  そんな映画です。

  • oce********

    2.0

    掴めそうでつかめない

    カルト組織の施設で暮らしていた光一は、妹を引き取っていった祖父の元を目指して脱走。 その途中で援交をしていた由希に出会い、二人は一緒の旅へ。 塩田明彦監督はメジャーとインディーズ、はっきりと分かれる作品作りをしている。 この作品は明らかにインディーズ。 街中で普通にゲリラ撮影のように見せているし、この組織も全容はほとんど見せずに文章やセリフで説明されるだけ。 「誰も知らない」に酷似しているためか、その差を埋めるのは難しい。 明確な答えを求める作品ではないが、見た後の余韻は薄い印象でしかなかった。

  • rec********

    4.0

    立教ヌーベルバーグの熟成

    立教ヌーベルバーグの熟成なんて言葉を使えば当事者の方々やファンから叱られるかも。 「黄泉がえり」で塩田監督の次の動向が心配でしたが杞憂でした。傑作です。 それにしても谷村美月さんは素晴らしい。周囲の個性派をクッてます。

  • tmn

    2.0

    ネタバレ塩田作品3作目

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • WXYは知ってても、それだけじゃ

    3.0

    唱を忘れた鸚鵡

    主役の少女の存在感が半端ない。そのおかげか少年の方の過激な言動が静かなものに見える。 親子関係なのか、カルトに取り付かれる人間性なのか、カルトの束縛が取れた後の心情なのか、種々の心情風景が出てくるのだが、沢山散りばめた感じで大きな幹にはなってない。 ただ、言いたいことは、良くしようと思う懸命な行動が、結果何にも良くならないどころか逆に自分だけでなく他人を不幸に陥れる事なんだろ、親子関係でも。 その意味で不条理を描いた作品。キレイな結末がつくわけもないか。

スタッフ・キャスト

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石田法嗣岩瀬光一
谷村美月新名由希
西島秀俊伊沢彰
りょう咲樹
甲田益也子岩瀬道子
水橋研二ジュナーナ
品川徹光一の祖父

基本情報


タイトル
カナリア

原題
CANARY

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日

ジャンル