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海を飛ぶ夢
2005年4月16日公開

海を飛ぶ夢

MAR ADENTRO/THE SEA INSIDE

PG121252005年4月16日公開

lov********

3.0

スペイン映画秀作代表作「人間の尊厳」とは

スペイン映画の秀作代表作の一つでしょう。 テーマは尊厳死です。 同じテーマの尊厳死の映画ミリオンダラーベイビーから見れば、物語の抑揚や感動は劣るけど、四肢麻痺患者にとって生きることは必ずしも彼らの望みでは無いという現実を正確に映し出してる映画だと思います。 不慮の事故によって四肢麻痺となってしまったラモンは家族に支えられながら、これまで生きてきたが、この生きている状況に苦痛を感じ望んで生きているのではなく、生きていたくないのに生かされている、生きなければいけない義務だと主張する。これ以上の生は無意味とし安楽死を認めていないスペイン政府に対して裁判を起こす。 けれど、四肢麻痺を抱えながらも能動的に生きている人々は沢山いて、ラモンの主張はただのわがままだ、と。生を全うすべきだと却下される。 その中でラモン・家族・友人たちは葛藤する。 彼のことを本当に愛しているから生きていてほしいけど、愛する人の切実な願いを叶えることが本当の愛ではないか…と 最後に彼と彼を支える人たちがとった選択肢とは…?というのが見所ですね。 生きること、死ぬこと、四肢麻痺患者の苦痛など学ぶことができるでしょう。 そして個人的に好きなハビエル・バルデムさんの名演技に感服しますね。 動けない拘縮具合とかもリアルだったし、当時まだ若かっただろうに、老いた中年男性を見事に演じきってました。 スペイン映画って結構おしいのが多いんだけど、これは納得の一作になるでしょう。 こんな人におすすめ!! 死生観、安楽死について考えたい人、考えたことのある人!スペイン映画が好きな人、興味のある人!海でよく飛び込んじゃう人!

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