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サイドウェイ (2004)

SIDEWAYS

監督
アレクサンダー・ペイン
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3.49 / 評価:381件

人生のsidewaysってなんだろ

  • dnf***** さん
  • 2019年12月4日 2時12分
  • 閲覧数 54
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

大人たちよ。思い出してほしい。
若かった頃、身近にいた大人たちがずいぶんしっかりしているように見えたものだ。だがどうだ。自分が大人になったとき、かつて自分がイメージしていた大人になっていたか?年齢ばかり重ねたけれど、中身は意外と変わっていなくて、こんな大人でいいんだろうかと思うことがあるんじゃないか?

若者たちよ。知ってほしい。
大人になったらしっかりしなきゃいけない、なんて漠然と思っているかもしれないが、じつは大人になっても人間はそうそう変わらないんだ。あなたの周りにいる大人たちは、一見大きく見えるかもしれないけれど、あなたと同じように、不安定で脆くてかっこ悪いものなんだ。

誰の人生にも、メインストリートとsidewaysがある。
メインストリートとは、どこそこの学校を出て、どこそこの会社に就職して、誰かと結婚して子供をもち、家族や社会とかかわりながら年をとっていく、その人の物語のあらすじのようなものだ。この物語の周辺には、じつはいくつものsidewaysがあって、人はなぜか、それらのsidewaysを忘れるか、本筋ではないとして切り捨てるか、人に披露する話ではないとして封印する。

マイルスにとってのメインストリートは、中学校の国語教師やヴィクトリアとの結婚生活であり、sidewaysは、小説を書くことや、たった一度の浮気や、ジャックと過ごした時間だった。
ジャックにとってのメインストリートは、俳優業とクリスティンとの結婚であり、sidewaysは数多くの情事だっただろう。

この映画で描かれる1週間は、4人の男女にとって、かけがえのないsidewaysだった。
ジャックは、そのあと予定どおり結婚するが、ステファニーと過ごした数日間を一生忘れることはないだろう。メチャクチャに殴られた件も含めて。
ステファニーは、傷心のままジャックと別れるが、彼女のこれからの人生にジャックは生き続けるだろう。

マイルスとマヤにとっても、この1週間はsidewaysだった。しかし、彼らの場合は、このsidewaysが今後の人生のメインストリートになるのかもしれない。

大人たちよ。若者たちよ。
あなたのsidewaysを大切にしてほしい。
長い人生のところどころで妖しい光を放っている宝石は、こうしたsidewaysにあるものだ。

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物語
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