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そして、ひと粒のひかり
2005年10月15日公開

そして、ひと粒のひかり

MARIA FULL OF GRACE

1012005年10月15日公開

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4.0

犯罪大国の現状を描くラテン系映画の秀作

サッカーワールドカップで2大会続けて日本代表と戦ったことで、日本人にも一躍身近な?存在になったコロンビアだが、今まで映画というのは観た記憶がない。これはおそらく日本で初めて公開されたコロンビア映画かもしれないが、実に忘れがたい秀作となった。 生きていくために麻薬の運び屋(ミュール=ラバ)となった17歳の少女マリアの初仕事の顛末をドキュメンタリーのような生々しい映像で綴っているが、そのミュールの恐るべき実態に思わず絶句してしまう。映画そのものはフィクションだが、こういうディテール部分は実話を元にしているそうで、ブツの運び方の壮絶さにはショックを受けた。コロンビアという国の厳しい現実を思い知るが、終始重々しい展開だっただけに、マリアが生きる希望をつなぐ光を見出したラストにはホッとする。 以前からコロンビアには麻薬にギャングに犯罪大国といった修羅の国的マイナスイメージばかりが付きまとうが、実は「美女が多い国」としても有名な一面を持っている。ググればたくさんこの話題は出てくるが、その美女の国が生んだ主演のカタリーナ・サンディノ・モレノはオーディションで選ばれた新人ながら、目鼻立ちの整ったやっぱりなかなかの美形。役どころもあって垢ぬけてないところはまだまだダイヤの原石、いやコロンビアの名産エメラルドの原石と言うべきか。 このあと見事に磨き上げられて、ハリウッドで女優として活躍しているからたいしたサクセスストーリーだ。 監督がアメリカ人だし、製作には米国資本も入っているようだが、ちゃんとセリフがスペイン語なのも好印象。この話で登場人物が皆スペイン語訛りの英語を話されては当然この高評価はなかった。 ラテン系映画の隠れた秀作と強く支持したい。

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