2005年4月29日公開

ウィスキー

WHISKY

942005年4月29日公開
ウィスキー
3.7

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

ハコボ(アンドレス・パソス)が経営する靴下工場で働くマチルダ(ミレージャ・パスクアル)。2人は仕事以外で会話を交わすことがなかったが、ハコボの弟・エルマン(ホルへ・ボラーニ)が帰国し、ハコボはマチルダに夫婦のふりをするよう頼むが……。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(37件)

切ない22.7%コミカル20.5%不思議13.6%かわいい9.1%笑える8.0%

  • エル・オレンス

    4.0

    ネタバレ鈍感は時には罪なり

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • oce********

    3.0

    カウリスマキ的

    ウルグアイの靴工場。 工場長のハコボは疎遠の弟が来るという事で、助手のマルダに頼み込み夫婦のフリをしてほしいと頼む。 小品の類いではあるが、ウルグアイの映画というのは初めて見た。 タイトルのウィスキーは写真に写す「ハイチーズ」から来ているものだとか。 この映画非常に静かであり、誰も彼もがべちゃくちゃ喋ったりしない。 だからかカウリスマキ作品を思い出してしまう。 単純な進み方などせず、疑似夫婦が本物の夫婦にはならないというのも新鮮だった。

  • mka********

    4.0

    物語の結末は、鑑賞者の自由!

    ハイ・チーズならぬ、ハイ・ウィスキー。 偽装という意味もあるようで、ハコボとマルタの偽装結婚もかけています。 監督は、ファン・パブロ・レベージャ、パブロ・ストール。 主演はアンドレス・パソス。 ウルグアイの寂れた街で、靴下工場を経営するハコボ(アンドレス・パソス)。 母のお墓が建ったという事で、ブラジルに住む弟エルマン(ホルヘ・ボラーニ)に帰国するようと連絡する。 そしてハコボは、工場で働くマルダ(ミレージャ・パスクアル)に夫婦のふりをしてもらうように頼む・・・ 繰り返される日常の中で、突如現れた非日常。 初老の男女ハコボとマルタは、果して幸せになれるのか? そんな作品です。 お気に入りレビュアーさんのレビューで、内容についてはだいたい解っている状態で鑑賞。 ラストがどうなるかよりも、ハコボとマルタの心境を読み取ろうとしていました。 この作品は、ハコボが不器用で無口という事もあって、台詞よりも映像で多くを語っています。 マルタが時計を観る、ハコボがシャッターを開ける、機械の電源を入れる・・・ 特にマルタの行動については、明かされない謎が散りばめられています。 ・ホテルの部屋を訪れた彼女は、何をしたのか。 ・手渡した手紙には、何を書いたのか。 ・彼女はその後に、どうするのか。 この先を想像するのは、鑑賞者の自由。 それにしても、ハコボは不器用な性格とはいえちょっと冷たいよなぁ・・・。 全体を通して、写真が必要だと言ったり、少しずつ綺麗になっていったり、部屋の掃除をしてくれたり、ベッドを寄せていたりと、行動していたのはマルタ。 なんだかいじらしくて、可哀想になってしまいました。 もうちょっと表現の仕様があるんじゃないの?ハコボ。 特に、部屋の電気消すの早いでしょ! まだマルタ部屋の中にいるじゃん!って。 自分から頼んだのに、あんまり演じて無いですし(不器用だから演技力がないのか?)。 エルマンについては、想像していたよりも兄貴想いの弟?のような気がしました。 でも良く考えると、エルマンについての情報も、本人の言葉、写真、電話だけで第三者からの情報って皆無なんですよね。 出張がち・・・なんて台詞を聞くと、実はエルマンにもとんでもない“ウィスキー”が隠されていた・・・というウルトラCな展開も想像できなくも無い。 ラストは、絶妙なタイミングで終わり。 綺麗なハッピーエンドもいいですが、鑑賞者の想像を許すこのラストは好きです。 ハコボとマルタはどうなるのか・・・ 映像が語る、“偽装結婚”の物語。 絶妙なラストと、明かされない伏線が作品を印象的にしています。 物語の結末は、自由に想像したい! そんな人にお薦めです。 個人的な希望としては、マルタにはあの工場が居心地のいい場所なんじゃないかと思います。 ハコボが頑張る番です。

  • hir********

    5.0

    笑う事すら下手になってしまった大人たち。

    どーも!東京は、ガチで寒いです。マラソン、今日じゃなくて良かったね・・・ 医者や薬屋が、繁盛する様な世の中には、なって欲しくない! 世の中と言えば、ヤフーさん、大変な事になってますなぁ・・・ ヤフー知恵袋も、エライ所で知恵を出してしまいましたなぁ・・・・(-。-)y-゜゜゜ さて、レビュー行きましょう。 「ウィスキー」2004年度作品。 面白いよね、俺、てっきり「酒の映画」なのかと思ったら、 記念写真で、よくやる「はい、チーズ・・・」が、ウルグアイでは「はい、ウィスキー」 なんだね・・・・確かに、歯を見せる口の開き方になる。 それで、この映画全体に、その「ウィスキー」の言葉が、かかってくる。 「はい!ウィスキー!・・・・・さぁ、もっと笑って!・・・」 これが、この映画のテーマです。 従業員3人の、さびれた靴下工場を経営するオヤジ。(クリストファー・リー似) 主人公である、このオヤジは、いつも不機嫌顔。 長い間、母親の介護をしながら、工場経営もこなし、苦労しながら歳を取ってしまった男 毎日、毎日が、同じ事の繰り返しの日々。 エンジンが、なかなかカカラないポンコツ車で出勤、朝飯、外で食って工場へ・・・ 朝、工場の玄関先で待ってるババア(チンクシャ似)ひとり。 オヤジとババアは、目も合わさず、ニコリともせず、「お早う」の挨拶を交わす。 そして、シャッターの錠前をはずし、シャッターを上げて、工場の中に・・・ この間、二人の間に全く会話無し・・・・ただ、黙々と同じ日々を繰り返して生きて来た このオープニング・シーンで、観ているコチラは、ガッツリ持ってかれます。 俺は下町の出身なんで、この手のさびれた工場や、 そこで何十年もの間、埋没して人生を過ごしてきた人達を、たくさん見ている。 外国映画のハズなのに、そこに映ってるのは、墨田区のオヤジとババアそのものなのだ。 映画を観る事によって、改めて、「人間」というものに国境は無いんだと思い知る。 「いい映画」ほど、「飾り」を見せず「本質」を見せる。 「本質」とは「人間そのもの」である。 思想とか、宗教とか、土地柄とか、そんなものは「飾り」に過ぎない。 この「ウィスキー」と言う映画は、主人公二人の姿を「本質」のみで描いている。 母親の墓石を披露する・・・のが、話の「核」なのに、 そのシーンに関しては、一切、見せようとしていない・・・スルーしてるのだ。 チンケなサッカーチームのオーナーをしているオヤジと、 仕事帰りに、映画を独りで鑑賞するのが、唯一の愉しみのババア。 この「独り身」同士の二人が、「偽夫婦」になる、という設定がもう、笑える。 ブラジルからやって来る「弟」の手前、独り身じゃ嫌だと「偽夫婦」に化ける。 弟は、何十年ぶりで会うワケだが、こちらは仕事もやるが、遊びもイケルくち。 「本質」だけで生きて来た人間と「飾り」を身に付けた人間が、 「嘘」という土俵の上で、めぐりあう・・・・・・ 何とも、人間くさい映画であった。 ハリウッド映画に見慣れてる人は、この映画に間違いなく戸惑うだろう。 だが、我々、日本人は「日本映画」を観ているので、「この世界」は理解できる。 役者は、一切、表情に出さない・・・・芝居はしてるが、「色」をつけない芝居だ。 よって観客は、「無表情」の向こうにある感情を自分で想像してゆかねばならない。 登場人物達の行動は、ただの「繰り返し」 それが後半になると、180度違う状況になり、在る人物の行動が微妙に変わる。 そこに気が付けば、ラストは納得がいく。 あの、一見、唐突に見えるラストも、実は映画の醍醐味。 ハリウッド映画に慣れてしまうと、「予定調和の完全ラスト」ばかりで、つまらない。 映画のラストというのは、実は、観ている観客が、「その先」を想像して考える、 そんな「楽しみ」も残しておいても、いいのではないだろうか? 上映時間約90分。 なんのCGもないし、飛び出すモンも無い。 オヤジ二人とババア独り・・・・なのに、これだけ面白い。これだけ満足してしまう。 それは、この映画が「本質」だけを描いているからに他ならない・・・

  • いやよセブン

    5.0

    はい、チーズ、はい、ウイスキー!

    2004年製作のウルグアイ映画。 寡黙なハコボは靴下メーカーの社長で、従業員は女性が3人だ。 母親を長い闘病生活で亡くしているが、今度、ブラジルに行った弟のエルマンが法事(のようなもの)に帰ってくる。 ハコボはエルマンが帰っているときだけ、従業員のマルタに偽装結婚を頼む。 マルタは納得、美容院へ行ったりするが、ハコボは気付かない。 弟のエルマンは社交的で、よくしてくれたお礼に二人を観光地への旅行に招待する。 母親の看病は相当長い期間かかり、一度も帰らなかった弟は兄に対し負い目を感じているようだ。 マルタは騙し続けることが辛くなってくる。 性格が正反対の兄弟それぞれの思いやりと、ハコボとマルタの素朴な男女関係が静かに描かれ、大きな余韻を残す。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
ウィスキー

原題
WHISKY

上映時間

製作国
ウルグアイ/アルゼンチン/ドイツ/スペイン

製作年度

公開日