2005年4月29日公開

ウィスキー

WHISKY

942005年4月29日公開
ウィスキー
3.7

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(37件)


  • エル・オレンス

    4.0

    ネタバレ鈍感は時には罪なり

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • oce********

    3.0

    カウリスマキ的

    ウルグアイの靴工場。 工場長のハコボは疎遠の弟が来るという事で、助手のマルダに頼み込み夫婦のフリをしてほしいと頼む。 小品の類いではあるが、ウルグアイの映画というのは初めて見た。 タイトルのウィスキーは写真に写す「ハイチーズ」から来ているものだとか。 この映画非常に静かであり、誰も彼もがべちゃくちゃ喋ったりしない。 だからかカウリスマキ作品を思い出してしまう。 単純な進み方などせず、疑似夫婦が本物の夫婦にはならないというのも新鮮だった。

  • mka********

    4.0

    物語の結末は、鑑賞者の自由!

    ハイ・チーズならぬ、ハイ・ウィスキー。 偽装という意味もあるようで、ハコボとマルタの偽装結婚もかけています。 監督は、ファン・パブロ・レベージャ、パブロ・ストール。 主演はアンドレス・パソス。 ウルグアイの寂れた街で、靴下工場を経営するハコボ(アンドレス・パソス)。 母のお墓が建ったという事で、ブラジルに住む弟エルマン(ホルヘ・ボラーニ)に帰国するようと連絡する。 そしてハコボは、工場で働くマルダ(ミレージャ・パスクアル)に夫婦のふりをしてもらうように頼む・・・ 繰り返される日常の中で、突如現れた非日常。 初老の男女ハコボとマルタは、果して幸せになれるのか? そんな作品です。 お気に入りレビュアーさんのレビューで、内容についてはだいたい解っている状態で鑑賞。 ラストがどうなるかよりも、ハコボとマルタの心境を読み取ろうとしていました。 この作品は、ハコボが不器用で無口という事もあって、台詞よりも映像で多くを語っています。 マルタが時計を観る、ハコボがシャッターを開ける、機械の電源を入れる・・・ 特にマルタの行動については、明かされない謎が散りばめられています。 ・ホテルの部屋を訪れた彼女は、何をしたのか。 ・手渡した手紙には、何を書いたのか。 ・彼女はその後に、どうするのか。 この先を想像するのは、鑑賞者の自由。 それにしても、ハコボは不器用な性格とはいえちょっと冷たいよなぁ・・・。 全体を通して、写真が必要だと言ったり、少しずつ綺麗になっていったり、部屋の掃除をしてくれたり、ベッドを寄せていたりと、行動していたのはマルタ。 なんだかいじらしくて、可哀想になってしまいました。 もうちょっと表現の仕様があるんじゃないの?ハコボ。 特に、部屋の電気消すの早いでしょ! まだマルタ部屋の中にいるじゃん!って。 自分から頼んだのに、あんまり演じて無いですし(不器用だから演技力がないのか?)。 エルマンについては、想像していたよりも兄貴想いの弟?のような気がしました。 でも良く考えると、エルマンについての情報も、本人の言葉、写真、電話だけで第三者からの情報って皆無なんですよね。 出張がち・・・なんて台詞を聞くと、実はエルマンにもとんでもない“ウィスキー”が隠されていた・・・というウルトラCな展開も想像できなくも無い。 ラストは、絶妙なタイミングで終わり。 綺麗なハッピーエンドもいいですが、鑑賞者の想像を許すこのラストは好きです。 ハコボとマルタはどうなるのか・・・ 映像が語る、“偽装結婚”の物語。 絶妙なラストと、明かされない伏線が作品を印象的にしています。 物語の結末は、自由に想像したい! そんな人にお薦めです。 個人的な希望としては、マルタにはあの工場が居心地のいい場所なんじゃないかと思います。 ハコボが頑張る番です。

  • hir********

    5.0

    笑う事すら下手になってしまった大人たち。

    どーも!東京は、ガチで寒いです。マラソン、今日じゃなくて良かったね・・・ 医者や薬屋が、繁盛する様な世の中には、なって欲しくない! 世の中と言えば、ヤフーさん、大変な事になってますなぁ・・・ ヤフー知恵袋も、エライ所で知恵を出してしまいましたなぁ・・・・(-。-)y-゜゜゜ さて、レビュー行きましょう。 「ウィスキー」2004年度作品。 面白いよね、俺、てっきり「酒の映画」なのかと思ったら、 記念写真で、よくやる「はい、チーズ・・・」が、ウルグアイでは「はい、ウィスキー」 なんだね・・・・確かに、歯を見せる口の開き方になる。 それで、この映画全体に、その「ウィスキー」の言葉が、かかってくる。 「はい!ウィスキー!・・・・・さぁ、もっと笑って!・・・」 これが、この映画のテーマです。 従業員3人の、さびれた靴下工場を経営するオヤジ。(クリストファー・リー似) 主人公である、このオヤジは、いつも不機嫌顔。 長い間、母親の介護をしながら、工場経営もこなし、苦労しながら歳を取ってしまった男 毎日、毎日が、同じ事の繰り返しの日々。 エンジンが、なかなかカカラないポンコツ車で出勤、朝飯、外で食って工場へ・・・ 朝、工場の玄関先で待ってるババア(チンクシャ似)ひとり。 オヤジとババアは、目も合わさず、ニコリともせず、「お早う」の挨拶を交わす。 そして、シャッターの錠前をはずし、シャッターを上げて、工場の中に・・・ この間、二人の間に全く会話無し・・・・ただ、黙々と同じ日々を繰り返して生きて来た このオープニング・シーンで、観ているコチラは、ガッツリ持ってかれます。 俺は下町の出身なんで、この手のさびれた工場や、 そこで何十年もの間、埋没して人生を過ごしてきた人達を、たくさん見ている。 外国映画のハズなのに、そこに映ってるのは、墨田区のオヤジとババアそのものなのだ。 映画を観る事によって、改めて、「人間」というものに国境は無いんだと思い知る。 「いい映画」ほど、「飾り」を見せず「本質」を見せる。 「本質」とは「人間そのもの」である。 思想とか、宗教とか、土地柄とか、そんなものは「飾り」に過ぎない。 この「ウィスキー」と言う映画は、主人公二人の姿を「本質」のみで描いている。 母親の墓石を披露する・・・のが、話の「核」なのに、 そのシーンに関しては、一切、見せようとしていない・・・スルーしてるのだ。 チンケなサッカーチームのオーナーをしているオヤジと、 仕事帰りに、映画を独りで鑑賞するのが、唯一の愉しみのババア。 この「独り身」同士の二人が、「偽夫婦」になる、という設定がもう、笑える。 ブラジルからやって来る「弟」の手前、独り身じゃ嫌だと「偽夫婦」に化ける。 弟は、何十年ぶりで会うワケだが、こちらは仕事もやるが、遊びもイケルくち。 「本質」だけで生きて来た人間と「飾り」を身に付けた人間が、 「嘘」という土俵の上で、めぐりあう・・・・・・ 何とも、人間くさい映画であった。 ハリウッド映画に見慣れてる人は、この映画に間違いなく戸惑うだろう。 だが、我々、日本人は「日本映画」を観ているので、「この世界」は理解できる。 役者は、一切、表情に出さない・・・・芝居はしてるが、「色」をつけない芝居だ。 よって観客は、「無表情」の向こうにある感情を自分で想像してゆかねばならない。 登場人物達の行動は、ただの「繰り返し」 それが後半になると、180度違う状況になり、在る人物の行動が微妙に変わる。 そこに気が付けば、ラストは納得がいく。 あの、一見、唐突に見えるラストも、実は映画の醍醐味。 ハリウッド映画に慣れてしまうと、「予定調和の完全ラスト」ばかりで、つまらない。 映画のラストというのは、実は、観ている観客が、「その先」を想像して考える、 そんな「楽しみ」も残しておいても、いいのではないだろうか? 上映時間約90分。 なんのCGもないし、飛び出すモンも無い。 オヤジ二人とババア独り・・・・なのに、これだけ面白い。これだけ満足してしまう。 それは、この映画が「本質」だけを描いているからに他ならない・・・

  • いやよセブン

    5.0

    はい、チーズ、はい、ウイスキー!

    2004年製作のウルグアイ映画。 寡黙なハコボは靴下メーカーの社長で、従業員は女性が3人だ。 母親を長い闘病生活で亡くしているが、今度、ブラジルに行った弟のエルマンが法事(のようなもの)に帰ってくる。 ハコボはエルマンが帰っているときだけ、従業員のマルタに偽装結婚を頼む。 マルタは納得、美容院へ行ったりするが、ハコボは気付かない。 弟のエルマンは社交的で、よくしてくれたお礼に二人を観光地への旅行に招待する。 母親の看病は相当長い期間かかり、一度も帰らなかった弟は兄に対し負い目を感じているようだ。 マルタは騙し続けることが辛くなってくる。 性格が正反対の兄弟それぞれの思いやりと、ハコボとマルタの素朴な男女関係が静かに描かれ、大きな余韻を残す。

  • tom

    5.0

    「人間心理の謎解き映画」

    カンヌ国際映画祭、国際批評家連盟賞、受賞。 ウルグアイ映画、『ウィスキー』。 主役は、小さな靴下工場で働く初老の女性“マルタ”。 彼女はある日、堅物なじいさん社長から、「妻の役を演じて欲しい」と言われます。 長年遠く離れて暮らす弟が、数日、家に泊まりにくるあいだだけ、と頼まれます。 その突拍子ない申し出を、なにゆえか素直に引き受ける、“マルタ”。 そうして、“マルタ”と社長とその弟の、奇妙な家族生活が始まるのでした。 ~・~・~・~ わたしは、「老人の恋愛」というものに対して偏見があります。 そして、そこにはたぶん、美しくないものを蔑視する気持ちが含まれています。 例えば、「若い女性」に欲情する爺さんを、<けがらわしい変態じじい>だと感じます。 けれども、自分自身が50歳、60歳になった時、果たして20、30歳の娘さんの“若さ”に目を奪われないでしょうか。 わたしはそう考えると、今のところ、自信がありません。 (将来、もしも娘や孫が出来るなら、感覚は変わるのかもしれませんが。) そしてまた、「若い男性」に恋する婆さんを、<身の程をわきまえぬ色魔ばばあ>だと感じます。 けれども、そう感じる自分に対してもまた「じゃあ、自分はいったい何様のつもりだ?」とも思います。 自分は「老い」を笑えるほど「若く美しい」のか?  自分とて、日々「老い」ており、いつの日か彼らに負けず劣らぬ「年寄り」になるというのに、と。 「老人同士の恋愛」。 それが意味するところは、半分くらいしか分かりません。 それは、すでに在る「夫婦関係」とはちがう意味のものであるならば、 若者が若者に恋愛感情をもつのと同じような意味のものであるならば、 わたしは、分かるようでいて、やはりよく分かりません。 どうやら人は、年老いてもなお、異性から「男らしい」とか「可愛らしい」と思われたい、らしい、のです。 人は、年老いてもなお、異性と居て、心おどったり、気持ちを分かち合いたいと思ったりする、らしい、のです。 自分が老人で、相手もまた老人でも、なお、異性は異性である、という感覚。 素敵な異性に心ひかれ、トキメキをおぼえる、という感覚。 あなたには、分かりますか? ~・~・~・~ “マルタ”の心のトキメキ。<女性>としての想い。 どうしてでしょうか?  偏見あるわたしの心にさえ、彼女の想いは痛切に伝わってきました。 『ウィスキー』。 たしかに少し枯れていた、初老の男女の心。 その心のうちが、人生の、新たな展開に刺激を受けて、さざ波だち、ゆれ動くさまを描いた作品です。 そして、この映画の何よりの特徴が、「ほとんど説明を与えず、観衆の想像力にまかせる部分の多いこと」でしょう。 われわれは、果たして“マルタ”がどちらを好きなのか、また男たちもどれほど“マルタ”に興味があるのか、 台詞など、分かりやすい形ではまったく説明を与えられません。 われわれ観衆はただ、俳優のちょっとした表情や態度の変化から、それを想像するしかないのですが、しかし、 “マルタ”も社長もほとんど仏頂面で、何を考えているのやら、もう分かりづらいったらありゃしないのです。 それゆえなおさら、われわれ観衆は、彼らの心の動きを示すどんな微妙なサインも見逃すまいと、 映画に釘づけ、のめりこむ、という仕掛けです。 推理小説が主に殺人事件の謎解きであるならば、これは「人間心理の謎解き映画」とでも言いましょうか。 彼らの心理の、いろいろな可能性を想像して楽しむことができ、たいへん知的な快楽を味わえました。 特に、結末がはっきり描かれず、何パターンかを自分で考え、選べる余地が残されていることもまた面白く、 鑑賞後もしっかり楽しめる素敵な映画だと思います。

  • m87********

    5.0

    玄人向けの傑作

    かなり静かでしかし偉大な映画であります。 私個人はこーいう映画が好きなんですねー。 キネマ旬報なんかは流石ですね。 テンにちゃんと入れて来ますからね

  • tt1********

    5.0

    地味だけど磁石のように

    惹きつけられました!ハイ、今朝は寝坊と睡眠不足です・・・ 何てことない日常の繰り返し、なのに気になって仕方ない。 直らないブラインド、呼んだはずの修理屋もこない。 弟に渡したメモの内容は? 偽夫婦が終わった後に彼女は何処へ? あのお金はど~するの? 思い出しても考えても???の連続です。 しかしこんな映画って久々ですよ! 頭と感性をフル回転させることができます。 映画好きには、全てとは云いませんが、たまらなく楽しい映画ではないかと感じています。

  • tai********

    5.0

    どう感じるかはあなた次第です

    距離感によって生まれる観客の想像力 距離感によって生まれるキャラクターの魅力 距離感によって生まれるユーモア 距離感によって生まれる切なさ この距離感こそがこの映画のキーワードかもしれない。 コミュニケーションの意味をしみじみと感じることのできる作品です。 どう観客を裏切るかにいい映画のヒントが隠されているのかもしれないですね。

  • buc********

    5.0

    このオフビートさが イイ♪

    寡黙で口下手、無愛想で不器用で内向的・・・”人生に刺激なんて必要ない”とでも思っているかのように毎日毎日何の変化もない単調な日々を過ごしつつ小さな靴下工場を経営する兄(ハコボ)。 変化があるとすれば店のブラインドが壊れたり、機械の調子が悪くなるくらい・・・。 そんな工場で働く従業員のマチルダ。 ハコボと同じく喜怒哀楽を殆ど表に出さず、無愛想。 毎日規則正しく同じ時間に出勤し、ハコボに飲み物を用意し、仕事をし、退社時には他の従業員のカバンの中をチェックし(靴下を盗んで帰ったりしてないかどうかの確認?)自分も帰る。 そして翌日も同じ時間に出勤・・ハコボに飲み物・・・靴下を作る・・・カバンチェック~~~帰る。 ハコボもマチルダも熟年世代。 年も近そうだし、ほら・・こう 何か昨日のテレビ番組がどうだったとか、あのニュースについてこう思う~とか・・天気の話しでもいい・・・仕事以外の事も何か会話すればいいのに必要最低限の言葉しか交わさない二人。。。 そんなハコボの家にブラジルから弟がやってくる事に。 久しぶりの弟。 ここでハコボは何故かマチルダに”弟が家に居る間 私の妻役をやってほしい”と驚きのお願いをします・・・。しかも淡々と。 それを聞いたマチルダ。 驚きもせず、理由もきかず無表情のまま承諾・・・。 ユルいじゃないですか・・・ あり得ないじゃないですか・・・ せめて「えっ!?」とか「私が妻役!?ナゼ!?」とか・・・ 何かリアクションないですか・・・?と思う私の気持ちをヨソに話しはどんどん進んでいきます(笑) そしてハコボの弟(マルタ)がやってくる。 明るい!よく喋る!好奇心旺盛!よく笑うし行動的! 兄とは正反対の性格マルタ・・・。 そんなマルタの登場で、無表情で無愛想だったマチルダの雰囲気も・・・。 そして3人での旅行。 旅先で過ごす3人の夜。 その夜のそれぞれの行動。 翌朝の3人。 夫婦ごっこが終わった後の二人は・・・。 そして・・・・・・・・・・・ この『3人での旅行』以降がこの作品の魅せ所で とても面白いのです。 それぞれがとった行動や曖昧な場面を 観ているこちらがどう想像してもいいような作りの、何とも言えない不思議な展開に。 あの後 どうなったの・・・? アレには何が書いてあったの・・・? その後 どうするつもりなの・・・? それをどう思ってるの・・・? 好きに想像していいように作られているのに、『本当はどうなのー!』と気になって仕方なくなったりするこの曖昧さに思わすニンマリ。 そして、かなり意表を突かれるラストです。 でも、画面が暗くなった後『そうきたかーっ』と ”してやられた感” に脱力し、膝を叩いて笑ってしまいました。 いいんじゃないでしょうか。 ウルグアイ映画という事で独特の雰囲気ですが このオフビートさ、私は好きでした。

  • ろここ

    4.0

    ネタバレさぁ、一緒に言いましょう!ウイスキー♪

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • chi********

    5.0

    映画鑑賞素人の私も興奮状態

    あぁ・・私は今、これを観終えた直後で、少し興奮状態です。 なんて素敵な映画を観てしまったのでしょう。 ☆☆ ハコボは初老の男性。靴下工場を営み、未婚である。母の介護をこなし、その母は逝った。かなりの無口。単調な生活。 数人の女性の従業員によって靴下工場は今日も機械の音を響かせる。 従業員のマチルダ(女性・50代くらいか。。未婚)が出勤してきて工場のシャッターのそばでハコボを待つ。 ハコボが出勤してくる。 ハコボがシャッターを開ける。 ハコボとマチルダがシャッターをくぐる。 なぜかここでまたハコボがシャッターを閉める。何で閉めるの?開けとけば明るいのに。 ハコボが機械のボタンを押す。 機械が動き出す。 マチルダが階段を上がる。 ハコボがブラインドの修理をする。 マチルダが紅茶を入れる。 ハコボに差し出す。 毎日同じ繰り返し。同じシーンの使いまわしでいいんじゃないかと思えるほどだ。 無口なハコボとマチルダ。少し似たもの同士の感あり。 ある日唐突に、ハコボが「弟がブラジルから来るから、妻の役を2、3日やってくれないか」とマチルダに頼む。 引き受けるマチルダ。 ハコボの家を案内される。妻帯者には到底思えない部屋の状況。汚いわけではないが、男ヤモメの暮らしぶりが家具や小間物の一つ一つに滲み出ている。 マチルダの努力によって少しずつ妻帯者としての建前ができ始める。 そしてなぜか。。少しずつきれいになっていくマチルダ。 ハコボの弟エルマンがやってきた。 なんとハコボに似ていない!陽気だ。くだらないギャグを連発する。 そして・・なんとしたことか、どんどん弟エルマンに惹かれていくマチルダ。 エルマンは妻帯者だ。美人な娘たちもいる。エルマンもブラジルで靴下工場を営んでいるが、ハコボの工場とは違って機械もイタリア製で新しく、商品もハコボのものよりずっとおしゃれなんだ。同じ靴下なのに。 エルマンは要領がいいのだろう、ハコボに老いた母の介護をまかせっきりにし、お葬式にもこれなかったのだ。 気の毒な長男ハコボ。 本当の自分の妻ではないマチルダだが、弟に惹かれるのは許せないのか。。嫉妬するハコボ。 そして最後・・・・・・・ もぅもぅもぅ・・・これはあまりにも私にはツボ過ぎて!!! 笑えないような大笑いなような!最高~♪ あぁ私は、こんな映画に出会えて幸せだ!!! マチルダ、幸せになってね♪

  • yok********

    2.0

    ハイボールがお好きです。

    映画にはいくつかのエンディングのパターンがありますが、こちら 中々斬新なうっちゃりでした。 小さな靴下工場。 そんな日常を飛び出してなお小さな人間関係。 小さな世界での微妙な距離感を巧く描いています。 よく邦画を見てると、この感覚日本人じゃないとわからないだろうなぁ と思うこともしばしばですが、そこは男女の機微。 異国・ウルグアイのお話でもちゃんと伝わってくるんだなぁ。 でも、お話を楽しむには私にはあまりに単調で、つまんないのでした。 あのエンディングではなおさら。 本物嗜好からはほど遠いかもしれませんがこのウィスキーについては シンプルな深みより、シュワシュワと口当たりよく刺激のあるハイボ ールの仕立てにしてもらった方が私には良かったようで。

  • dpa********

    4.0

    ネタバレエンディングの後日談を考えてみよう

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • voy********

    3.0

    正解はないでしょう?

    映画自体も答えを与えてくれない映画なので、見る方も判断に困りますね。あまりに唐突に終わってしまうので、エンドロールの後半になっても、あたしの頭の中はまっちろでしたけど。 決して一般ウケはしないです。最初から最後までしかめ面していてあまりしゃべらない人2人がメインで、全体的にこれと言った出来事がないので。ほとんど同じシーンの繰り返しになってるとこが幾つも出てくるし。 ただ、その分、ちょっと表情が動いたシーンとかは、印象に残りました。彼女の涙の意味も、なんとなーく分かったから、まったく理解してなかったわけじゃないんだなって思う。 この後彼女がどうしたかについては、正解はないんだと思う。 彼は、普段と違う毎日を「清算」して、元の生活に戻ったけど、彼女は見なかったことにするのは無理だった、ってことだけは確かだけど、見る方は「彼女じゃないから正解が分からない」んだと思う。 そういう、困惑が当たり前にたくさん詰まっている映画でした。

  • kin********

    1.0

    本年、私の観た映画のワースト1

    複数の映画賞を受賞との言葉に騙されました。 盛り上がりも無く淡々と過ぎる無駄な時間。 半分でええから金返せ!

  • bb_********

    2.0

    ヘタウマの妙味なのか…?

    いろんな賞を獲得したウルグアイ映画だと聞いて、いっぺん観てもいいか…と軽い気持ちで映画館へ行きました。 ハリウッド系に慣れていると、演出がかなり古臭く、画作りが妙にあざとく見えてしまいます。シュールに目覚めた美大系学生が初めて撮った映画…みたいな風情。ノロノロとしたペースで話が進んでいくので退屈です。エンタテイメント性はゼロに近いでしょう。 どこにでも有りそうな話だけど、なぜかリアリティを感じられないストーリーという不思議な感覚を味わいました。映画の登場人物に感情移入できない(共感できない、好きになれない)まま、不完全燃焼で2時間が過ぎていきました。

  • nor********

    2.0

    ネタバレ気まずい気まずい気まずい映画

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • xjj********

    3.0

    見た後に、え?どういうこと?と思わせる

    へんてこな背景に基づく平凡な日常が淡々と描かれる。でも不思議なシーンがあちこちに出現?その解釈は全て、観客に任される。 観客に何かを考えさせる映画をいい映画という尺度を持って計れば、いい映画なのだろうが、あまりにもに観客にまる投げしすぎじゃないかい?と思わせる。 友人や恋人と見て、え、あれはどういうことと解釈談義を花開かすには、いい映画だけど。

  • tis********

    4.0

    『起』『承』『転』・・・『考』。

    不思議な雰囲気の映画を観た。 「靴下屋」というか、「靴下製造会社」の存在もそうだが、 「ウイスキー」というタイトルの意味。 日本では「ハイ!チーズ!」 これ、チーズと言葉を発するとき、笑顔のようになるからいう言葉。 それが、「ウイスキー」である。 つまり、「笑顔を作るためのおまじない」というべきか。 主人公の雰囲気がすぐ、私をこの世界に引きずりこんだ。 「この人、毎日何が楽しいのだろう・・・この同じ日常にどんな変化があるのだろう」 一人の女性マチルダ(ガンダム世代の方、おばさんなので勘違い注意)という、これもまた平凡な女性を軸にストーリーは展開する。 同じ日常。 違う心情。 毎日繰り返す習慣はきっと誰にでもあるはずだが、毎日心は違うはず。 それが、一人の女性に対する思いが増していくとなれば、同じ毎日が別の世界ではないか。 「起」「承」を繰り返しているうちに「転」がおとづれる。 若ければタッチのような設定の「兄弟と一人の女性」 (タッチ世代の方、おじさんとおばさんなので勘違い注意) 口数の少ないただの靴下職人兄とおしゃれ靴下製作でユーモアたっぷりの弟。 靴下の製品技術で人物像を表現するのは面白い。 この映画の最も引き込まれた世界は、この中で揺れるマチルダが、揺れているのか揺れていないのかを観ている側に悟らせるような映像展開。 同じく、兄弟のジレンマも同様に細かい表現で伝えてくれる。 個人的にはUFOキャッチャーのシーンが好き。 シンメトリー空間を固定カメラで作り出し、中央のマチルダが、右なのか、左なのか、振り返るのか、否か。同じ展開、そしてスローな展開だが、世界観に浸ることが出来る。 観て欲しいのであまりネタバレは避けたいのですが、 ラストの「考」はとても好き。 すべての人がきっと想像を楽しめるでしょう。 連ドラだったら、次の日は会社で、学校で話題独占でしょうね。 この映画、金ちゃんの仮装大賞だったら、一回ゲージが止まって、ラストで合格から一気に満点まで上った感じ。 ★4つは音楽。映像表現以上に音楽での変化があったら良かった。 同じ景色でも、音楽によって違う景色に観えるので・・・・。 素敵な女性二人のレビューに惹かれて鑑賞。 rocorocoさん、カトリーヌさん、ありがとう。 もし、お写真ご一緒できたら当然 「せーの、ウイスキー!」で。 「考」のラストなのに爽やか! 私も毎日の朝の習慣に、トキメキが欲しいと感じました。

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