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エレクトラ
2005年6月4日公開

エレクトラ

ELEKTRA

982005年6月4日公開

hick

2.0

女優の努力が虚しくなる脚本・演出

【ジェニファー・ガーナー】 公開当時ぶりの再鑑賞。始めに彼女を賞賛したい。前作「デアデビル」から努力が凄かった。武器であるサイの扱いはノースタント。本当に訓練の賜物。だからこそ、細切れのカットが多かったアクションシーンが残念だった。もっと彼女を活かして欲しかった。 【自分がハマれなかったキッカケ】 序盤でターゲットである親子の殺害をためらい、敵からかばう事で物語が発展していくのだが…。そもそも親子がなぜ狙われてるかも分からない状況での彼女の行動が腑に落ちなかった。娘が自分の姿に重なったとしても、疑いも無く守る姿はアサシンとして説得力が無いようにも思う。そこが序盤から見入る機会を失った要因だった。 【その他不満】 全てのキャラクターが薄い。特に最後まで少女の詳細も無く、「宝」という"記号"を乗せただけ。キスもなんだか安い。 目立ったアクションも少なく、かと言ってドラマ性に振り切っている訳でもない。 画面がめちゃくちゃ暗い。 敵はなぜ死ぬと煙になるのか。(これは自分が見落としたか?) クライマックスの戦いも「これで終わり!?」的な。 【演出】 日本的「美」を強調してるのか、静と動を意識した演出も確認できるが、効果的だったとは思えない。むしろ抑揚の足りなさを感じた。 あと、「過去にトラウマがある」以上の個性をエレクトラに乗せていない事も失敗の原因だと思う。というかそれがデカイ。 これ、逆に今だったらR指定にすればウケそうだなと思った。アサシンという特性と「日本×残忍さ」は海外でも好まれる傾向があるので。是非見てみたい。 【総括】 この時期は「キャットウーマン」など女性ヒーローに焦点が当たっていたが、ハル・ベリーも今回のジェニファー・ガーナーもハマっていただけに脚本と演出が残念過ぎた。本当にもったいない。彼女の努力もむなしく感じてしまう作品。

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