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愛についてのキンゼイ・レポート (2004)

KINSEY

監督
ビル・コンドン
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3.29 / 評価:62件

昆虫学者から性科学者へ転身した博士の半生

  • hoshi595 さん
  • 2020年5月29日 4時43分
  • 閲覧数 106
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

人間の性についての報告書”キンゼイ・レポート”を発表した実在の人物アルフレッド・キンゼイ博士の半生を描いた映画。セックスに関する実態は親しい友人にさえ話すことが容易でないのは、今も昔も同じである。そこで膨大な聞き取り調査を行い結果を報告したのが1948年の「人間男性の性行動」と1953年の「人間女性の性行動」の著書で、その内容に基づいた伝記映画の誕生となった。

主役は「96時間」シリーズのリーアム・ニーソン、そして、そのリーアム・ニーソンと「ラブ・アクチュアリー」で共演したローラ・リニーと、「K-19」で共演したピーター・サースガードが脇を固める他、「三銃士」で共演したクリス・オドネルとオリヴァー・プラットや、「コードネームはファルコン」のティモシー・ハットン、「ミッドナイトクロス」のジョン・リスゴーなど多彩な顔ぶれが揃っている。

問題の報告書の内容は映画を見てのお楽しみだが、誰も調査したことのない性に関する内容だけに賛否両論渦巻いて、当時は話題になったようだ。一例を挙げれば異性間の愛が正常で、同性愛は不謹慎という分類は、大ざっぱすぎて正確ではなく、その中間も多く存在するといった具合である。

参考までに、同様の内容でやはり実在の人物を主人公にしたTVシリーズ「マスターズ・オブ・セックス」が2013~16年にアメリカで放映されている。こちらは、1960年代に活躍したウィリアム・マスターズ博士とバージニア・ジョンソン女史の研究が描かれていて、性に関する研究の先駆者として紹介されている。という事はキンゼイ博士のレポートは、その情熱とは裏腹に社会的評価は低かったと思われる。

それでも、性に関する調査を試みた精神は高く評価されても良いと思う。他人と比較するどころか基礎的教育も十分でないからこそ、客観的な資料も一助になるに違いない。例え人格面で問題があったとしても、成し遂げようとした主旨には一定の理解を示すべきだし、一石を投じただけでも偉業に近いと思えるのだ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 勇敢
  • 知的
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