エレニの旅

TRILOGIA I: TO LIVADI POU DAKRYZEI

170
エレニの旅
4.2

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(22件)

悲しい20.0%切ない16.0%絶望的14.7%泣ける9.3%スペクタクル8.0%

  • pag********

    5.0

    字幕がヘッタクソ

    わかりにくい映画だな,映像と音楽は素晴らしいけど,と思いながら観ていた。後で解説を読むと,それほどわかりにくい物語でもない。問題は字幕にある。理解を助けようとする工夫が全く感じられない。ちゃんと仕事してください池澤さん。字幕は台詞とは違うし,小説とも違います。 平和が大きく揺らぐ今の時代にこそ,多くの人に観てもらいたい。この世がどんなに悲惨で,運命がどんなに残酷でも,エレニは愛することをやめなかった。愛の対象は最後にすべて失われるが,愛そのものの価値は世界の価値にまさる。それがこの映画の世界観だろう。 ※双子の兄弟が敵どうしになる話は何か記憶にあると思った。ロベール・アンリコ監督の短編 L'Oiseau Moqueur ではないか。

  • エル・オレンス

    5.0

    ネタバレこれぞ映画。The 映画。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • mov********

    4.0

    悲劇の集大成

    20世紀東欧の悲劇を一身に背負った一人の女性の人生を描ききったアンゲロプロス美学の集大成。 悲劇的な出自、若き日の恋と別離、兵隊に行った息子を探して戦場をさ迷う…慟哭で終わる人間の矮小さと揺るがない冷たい大地。 一度見たら忘れられない夢の様なショットの数々。 悲劇は本当にロシア的で、東欧的だと思う。日本では同じ題材でも喜劇になるのではないか。 しかし同じ悲しみを背負う国民としてアンゲロプロスの映画はやはり日本人の気質にも響く。 ギリシャ悲劇からの悲劇的国民であるアンゲロプロスと、近代の滑稽な喜劇的な日本民族は扱い方は違えど長き虐げられた民衆の歴史を持つからにして、そのビジョンに激しく打たれる。 恋人との別離のシーンは一生忘れない素晴らしき場面だった。一言の言葉もなしに、今生の別れを描いた手腕はまさに巨匠。

  • hsa********

    5.0

    ネタバレ超大作

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ********

    5.0

    境界の裏で。

    2004年。テオ・アンゲロプロス監督。20世紀初頭、革命が起きたロシア領のオデッサからギリシャのテッサロニキに逃げてきた一家。一家の主は親を亡くした幼い少女を救うが、やがてその少女は主の息子と恋に落ちて妊娠。数年後、妻を亡くした主は事情を知らないまま成長した少女と結婚しようとするが、その少女(もはや立派な女性)は息子と駆け落ちしてしまい、、、という話から始まる50年余りの物語。 基底にギリシャ悲劇のような愛憎劇が流れつつ、男たちの死を通して、戦争に明け暮れたギリシャ近代史が描かれる。国際色豊かな「街」であるテッサロニキが次第にギリシャという「国家」になっていく。するとどうなるかというと、いたるところに境界ができる。アンゲロプロス監督はキャリアを通じて「境界」にこだわっている。それを余計な説明をほとんどせずに凝縮したエピソードと映像で、ときに寓話的な表現も交えて、テンポよく見せてしまう監督の手腕がすごい。セットにしては壮大で印象的な背景。圧倒的な水の量!! 境界ができていく過程において、その裏で、人間に何が起こるのか。この映画には川や海や雨がないカットは存在しないぐらいに水とともに存在しているが、水は人を隔て、そしてつなげる境界である。境界にこめた複雑な思いに感動できます。もちろん、何度も登場するひらひら揺れる白い布と轟音で走る汽車は映画の記憶としては欠かせません。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
エレニの旅

原題
TRILOGIA I: TO LIVADI POU DAKRYZEI

上映時間

製作国
フランス/ギリシャ/イタリア

製作年度

公開日
-

ジャンル