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日本のこわい夜

cyborg_she_loves

2.0

これぞJホラー(笑)

日本のホラーがJホラーとか呼ばれて海外でまでリメイクされたりして大好評だ、ってんで、じゃあJホラーの代表作家を一堂に集めて「Jホラーってこういうもんですよ」っていうオムニバスを作ってみたらさぞかし評判になるだろう、と企画したもの。  たしかに「Jホラー」の水準をよく表わしてると思いました。  ぜんっぜん怖くない。  ここで唯一、とてもいい味を出してたのは、ところどころに登場する白石加代子さんの語り部ですね。  全編を、薄暗い深夜のバスの中でこの人がぽつり、ぽつりと静かに怪談話を語る、という作りにすればよかったのにと思った。  うぎゃー、どひゃー、ドタバタ、と大暴れする映像が映るたびに、怖さはどんどんなくなっていき、馬鹿馬鹿しさだけが残ります。  いつも隙間から見られてるかもしれないという恐怖感とか、エレベーターに閉じ込められる恐怖感とか、うまく描けばとても恐ろしい物語にできる題材はちゃんととらえている。  それを、みんな、なんでこんなに騒々しい描き方でブチ壊すんだろう、ってずっと思いながら見てました。  ま、それこそが「Jホラー」なのさ、ってことですね。  それがよくわかるという意味では、一見の価値はあるかも。

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