cyborg_she_loves
5.0点
ドキュメンタリー見る前にこの映画を見てよかった、と思います。 しょせん作り物はドキュメンタリーには勝てない、なんていう妙な見方をせずに映画そのものに入りこめたから。 最後は画面が見えなくなるぐらい泣きました。 ひょっとして人間っていうのは、地球の歴史上もっとも愚かな生き物じゃないだろうか、と見てて思いました。 ゾウさんには生き物の「気持ち」っていうのが、ちゃんとわかる。ゾウさんばかりじゃなくて、たぶん他の多くの生き物も。 人間ぐらいなんじゃないのかな、親子なのに気持ちがわからないなんていうことがあるのは。 そう思いながら見てました。 「ゾウ使い」っていう言い方は、おかしいんですね、だから。 ゾウを「使う」(思い通りにあやつる)のがゾウ使いじゃない。人間の芸人さんがそうであるのと同じように、芸をやると観客が喜んでくれるのが嬉しいから、ゾウは芸をしてくれるんだ。それが「嬉しいんだよ」っていうことをゾウにわかってもらうのが、「ゾウ使い」の仕事なんだ。 だから、ゾウさんにも愛してもらえるような人間じゃなきゃ、絶対にできない仕事なんだな。 そんなことを、色々考えさせられました。
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