3.0点
動物にかかわる仕事の家族のなかで、ゾウの魅力に魅せられてタイにゾウ使いの修行にでた主人公の物語。 日本初の少年「ゾウ使い」のようです。素晴らしいです。 タイトルから、主人公の結末は予想できます。原作タイトルに忠実のためかタイトルを変えくないという希望があったのかと想像します。個人的には、ストレートに主人公が死に直結するタイトルは変えた方が物語の印象が強く感じるのでいいと思う。余命〇〇の~ などのタイトルも多いですけどね。 でもとてもいい話でした。事実ということですが脚色も多いと感じます。がとても引き込まれる物語で感動しました。ただ序盤から、主人公がゾウの言葉が伝わってくるみたいなファンタジー要素を強調していたのは、事実かもしれないがやや違和感を感じた。ゾウのちょっとした行動で考えていることがわかるみたいな演出が自然でよかったのかな。子供向けみたいな感じがして。 もともとお母さんが夢だったゾウを主人公も夢にした。お母さんが好きだから、という理由を主人公の彼女から聞くシーンは、お母さんの悲しみがストレートに刺さるとても泣けるシーンでしたね。 常盤貴子の演技も素晴らしい。蒼井優は若いですが、やはりオーラありますよね。ファンの意見ですが。 映画ではほんとにあっけない主人公の死でしたが、現在もお母さんは自分の夢と主人公の意思を貫き、現在も動物園の経営とぞうさんショーの継続を行ってるという感動もあります。 もっとゾウ使いで成功してほしかったですね。無念さが際立って涙があふれます。実際に亡くなった時にゾウ達が遠くにいる主人公を大きな声で叫び悲しんでいたという事実も悲しみが増します。 ぞうさんショーで、ゾウとゾウ使いはつながっているんですという説明にもつながっていて、ゾウが好きになってしまいます。