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迷宮の女 (2003)

DEDALES

監督
ルネ・マンゾール
  • みたいムービー 32
  • みたログ 88

3.69 / 評価:32件

埋もれさせてはもったいない上質ミステリー

  • ポルティ さん
  • 2019年2月18日 0時20分
  • 閲覧数 118
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

作品の構成上も最初からわかっていることなのでネタバレにはならないと思うが、多重人格モノである。このネタを扱った作品では本作の少し前に公開されたジェームス・マンゴールド監督「アイデンティティー」が代表格となるだろうが、個人的にあの作品はなんじゃそりゃ!?とラストのガッカリ感が強かったが、本作のラストには唸ってしまった。オチの仕掛けがさらに巧妙で、決して二番煎じになっていないアイデアはたいしたものだ。プロットの類似性を指摘されるリスクは常にあっただろうに、これならパクリだと言われることもないだろう。
ギリシア神話のミノタウロスの迷宮とリンクさせているところなんてストーリーとして大変魅力的で、作品に深みをもたらすことに成功していると思う。
主演のシルヴィー・テスチューは「ルルドの泉で」だけを先に観ていたものの、寡黙な役で目立った印象がなかったが、本作では見違えるような芸達者ぶりを見せてくれる。「タクシー」シリーズでお馴染みのフレデリック・デファンタルも重要な役どころで出ているが、こっちは大げさな演技がちょっと鼻についた。
一般的にはあまり知られていない作品だが、個人的に「アイデンティティー」よりは上で、実際は★3.5くらいの評価。埋もれさせるには惜しいクオリティだと思うし、十分に隠れた良作ミステリーと言える。

ところで、ヒラリー・スワンク主演で本作のハリウッドリメイクの企画もあったようだが、いっこうに製作されたという話を聞かないが、話が流れたのだろうか?
ヨーロッパ的な翳りの部分も本作の重要な魅力の部分だと思うので、正直、ハリウッド仕様にカスタマイズされたリメイクはあまり観たいとも思わないが。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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