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NANA (2005)

監督
大谷健太郎
  • みたいムービー 84
  • みたログ 4,615

3.01 / 評価:1023件

犬派でも猫派でも

  • my******** さん
  • 2020年10月23日 14時03分
  • 閲覧数 585
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

原作未見だが数年ぶりに鑑賞。

タイプの違う女性たちの友情と恋愛感が良く描かれ、傷を癒し合う様から個性が違っても共通する感情で繋がれるという温かさが伝わってきた。劇中でも言及されたが「犬と猫」の関係性や考え方の違いがとても良く表れている。そのタイプの違いを超えた友情こそ「下妻物語」などに共通した支持される要因なのだろう。半ばBLならぬGLにも見えなくない関係性も相まって魅力的なのかもしれない。

宮崎あおいはこのころから確立された演技といった印象を受けたが、しかし、ほとんど全員と言っていいぐらいメインキャスターたちの演技が残念。素人のかき集めでは無いキャスティングなのに不思議なほど全員が無機質。演技経験の少ない中島美嘉ももちろんだが、ただ彼女の場合、セリフなしの表情で語る演技はとてもうまかったように思う。なによりもルックスや声質、存在感そのものが原作から飛び出したような説得力があり、これはキャスティングの功。

で、漫画特有の演出かもしれないが、思いを語るナレーションが多すぎるのも実写としてはマイナス面に感じてしまう。たしかに過去を話さないナナが背負っているものを観客に伝えるにはこの方法しかないのかなとも思うが、せめてハチの日記調なナレーションは最低限に留められたのでは?と思ってしまう。せっかくの実写なので動きや小道具等で背景や性格を表せられたら、後々ファンが考察する楽しみも増えたかもしれない。

とは言え、やはり楽曲は素晴らしく、特に当時、自分に伊藤由奈を紹介してくれた今作には非常に感謝している。クライマックスでの彼女の歌唱がよりドラマチックにしていた。

原作初期のストーリーという事で、劇的な展開は無い作品だが、だからこそ身近な恋愛や親友の存在に共感できる、さらにはそんな存在に憧れを感じれる要素の詰まった作品なのだと思った。犬派の人でも猫に憧れる人でも興味をもてる作品。それも中島美嘉の存在が大きい。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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