アウトブレイク・エクスプレス
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(1件)

勇敢33.3%かわいい33.3%知的33.3%

  • dck********

    2.0

    中国版”カサンドラ・クロス”  だが・・

    「アウトブレイク・エクスプレス」の感想を簡単に言えば中国版”カサンドラ・クロス”だ。 ※ネタばれ SARS(重症急性呼吸器症候群)に感染した患者が乗車した特急列車 たまたま乗車していた人民解放軍の女性軍医が他の解放軍兵士や列車乗務員達と協力して困難に立ち向かう・・・ 中国人民解放軍は非常に商売熱心な軍隊である。 金融・不動産・観光そして映画製作など幅広くビジネスを展開している。この「アウトブレイク・エクスプレス」も解放軍が製作した映画であり当然の事ながら人民を救う解放軍兵士の英雄的活躍が描かれている。それでも昔の中国映画の様なガチガチの共産党万歳映画ではない。 欧米のパニック映画の影響を色濃く受けているのは確実である。北海道でロケを行い大ヒットし中国人の日本観光の火付け役となった「狙った恋の落とし方」などラブコメが最近の中国映画の主流のようだ。古い政治思想的映画は中国の若い世代には受けないのであろう。 ただ、「アウトブレイク・エクスプレス」も若い世代をターゲットにした作品ながらやはり”中国映画”である、と痛感させられる演出は多数見受けられた。 「カサンドラ・クロス」は細菌に汚染された列車を米軍が隔離し抹殺を企てる、それに気が付いた乗客が反乱を起こす、という設定であった。しかし、「アウトブレイク・エクスプレス」では中国政府(国務院)は乗客の安全確保に死力を尽くす。共産党一党支配の中国で国家権力が人民を抹殺する、などという設定は絶対にタブーである。 ”人民の党・政府・解放軍が人民を救う”という大義名分は変更不能なのだ。 強大な国家権力が市民を抹殺する、というインパクトは中国映画で演出する事は現状では出来ない。本作は中国映画の限界を知らせる作品でもある。映画として観れば「カサンドラ・クロス」の迫力には遠く及ばない、というのが実情である。やはり国策映画はつまらない、のである。 ただ、本作は中国人民解放軍の一端を知る上での資料的価値はある。 補足1)主人公の女性軍医ヤンビンを演じたチュアン・ツーはかなりの美人だ。特に軍服が似合う。 補足2)中国では長距離列車には鉄道警察の隊員が常駐しているのであろうか・・・? また、職員専用の食堂車が配置されているのか・・・? 中国鉄道事情を知る上でも問題を提起してくれる作品だ。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
アウトブレイク・エクスプレス

原題
SARS JOURNEY

上映時間

製作国
中国

製作年度

公開日
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