ここから本文です

メリンダとメリンダ (2004)

MELINDA AND MELINDA

監督
ウディ・アレン
  • みたいムービー 59
  • みたログ 493

3.11 / 評価:81件

悲劇と喜劇/メリンダとメリンダ

  • 一人旅 さん
  • 2018年1月17日 20時41分
  • 閲覧数 401
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

ウディ・アレン監督作。

ニューヨークを舞台に、一人の女性が辿る別々の人生を描いたドラマ。

ウディ・アレン監督・脚本によるコメディタッチのドラマの佳作で、レストランで悲劇と喜劇について熱心に議論する二人の劇作家が、架空の人物メリンダを主人公にした恋物語を悲劇パターンと喜劇パターンに分けて語り出す…という縦方向&横方向に二重構造を持った作品で、劇作家の頭の中にあるメリンダの悲劇の人生と喜劇の人生が交錯して描かれています。

同一人物の二つの人生を同時進行的に描いた実験色の濃いウディ・アレン作品ですが、悲劇と喜劇でメリンダ以外の登場人物は全員別人なので「これは悲劇の方?それとも喜劇の方?」と混乱に陥ることはありません(メリンダの髪型も違うので判り易い)。悲劇パターンのメリンダと喜劇パターンのメリンダで登場する人々は違っていても基本的なお話の流れは一緒です。身の廻りでそれぞれ気になる異性ができて、その相手との恋の行方を悲劇的あるいは喜劇的に分けて描いているだけです。誰かにとっての喜劇は別の誰かにとっての悲劇になり得ますし、その逆も同様です。たとえ同じ人物内でも視点によっては悲劇の時もあれば喜劇の時もある。果たしてそれが悲劇なのか喜劇なのかは観る人のその場その時の視点次第でコロコロ変わるものであり、そもそも悲劇と喜劇を明確に分けて論じることはできない。つまりは悲劇と喜劇は表裏一体の関係性であり、悲劇だけの人生もありえないし、また喜劇だけの人生もありえないのです。だとしたら…「人生楽しむのも自分次第!」てなワケです。ウディ・アレン流の軽やかな人生論は変に説教じみてないので心にスッと入り込んできますね。

二人のメリンダをラダ・ミッチェルが好演しています。ラダ・ミッチェルは私が最初にファンになった女優さんの一人ですが(『フォーン・ブース』の時が綺麗だった記憶があるな~)、いま観るとなぜ当時あんなに魅力的に見えたのか不思議です(ごめんなさい)。これも自分の中の「喜劇→悲劇」パターン?

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 楽しい
  • ロマンチック
  • 不思議
  • 切ない
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ