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サラ、いつわりの祈り (2004)

THE HEART IS DECEITFUL ABOVE ALL THINGS/LE LIVRE DE JEREMIE

監督
アーシア・アルジェント
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3.16 / 評価:32件

ローラ、いつわりのJTリロイ

  • ぬすいぬ さん
  • 2010年11月15日 19時27分
  • 閲覧数 2540
  • 役立ち度 13
    • 総合評価
    • ★★★★★

あーもう、やんなるわ。

1938年ごろ、
フランス某所で作家ボリス・ヴィアンの裁判が行われた。
彼は黒人作家ヴァーノン・サリバンを自身としてでっちあげ、
小説もでっちあげ、本は有名となるもののそれがバレ、
しかも暴力的小説ダメ絶対てなわけで裁判沙汰さ。


では『サラ、いつわりの祈り』はどうだろう。
映画はよかった。文句なし、すべてまるっと文句なしの出来である。


本作には原作がある。
JTリロイという名の男性が、
自らの半生を血反吐を吐く思いで書いた…
と売り込みをかけた小説だ。

このJTリロイ、実は存在しないという。
裁判にかけたい、と思う。

2004年、映画『サラ、いつわりの祈り』が製作される。
その翌年、〈原作者〉に会ったジャーナリストたちは疑問を持ち始める。
〈原作者〉がなんだかすごく女っぽいのだ。
この〈原作者〉のインタビュー映像を見たわたしも、
「えっ?!」と思った。
しかし、映画の中で少年は何度か男に犯されており、
母に似ようとしてスリップを身につけ男に迫るなどもしている。

なんだかすごく女っぽい、ということを指摘したジャーナリストに対し、
JTリロイ(偽)は「性転換中だ」と言ったらしい。むかつく。

2005年の暮れ、〈原作者〉は白状する。
その翌年にはNYタイムズにその記事が載る。

マスコミの前にあらわれていた〈原作者〉は、
本物の原作者のカレシの妹だった、とのことである。


で、映画がよかったのに、
なんでこんなに愚痴っぽく悪口たたくのかというと…。

映画で描かれる少年の母親は、
統合失調症だという設定になっており、
インタビューから〈原作者〉は、
性同一障害だということになっているからだ。

障害とか、病気とか、
作品で扱うなら良い、けれど。
そういう人の〈フリ〉を安易にするもんじゃない。
〈フリ〉するなら最後まで貫けよ。
人を傷つけたってかまわないけど、
中途半端なことすんなって。

んで、DVDのパッケージには
「実話!!!!」をおおいに打ち出してるんだけど…
早く消してほしい。

こういうことは、少なくない。
もうやめてくれませんかね…。
せっかくいい映画なのに台無しって気分だわ。

詳細評価

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